八甲田大岳 前日とうって変わった天候、八甲田山の雪中行軍遭難事件を恐ろしさを少し体感 日本三大樹氷を求めて 第二弾!


- GPS
- 03:31
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 713m
- 下り
- 711m
コースタイム
- 山行
- 2:51
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 3:29
天候 | 晴れのち曇り&ホワイトアウト! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
素泊まりにしてもらって、早朝から登山させてもらった この時期は21時から7時30分まで国道が閉鎖中なので早朝登山するなら前泊しかない |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道としては危険個所は仙人岱への登る途中のトラバースが崩れそうでちょっと怖い。その取り付き部の帰路は樹氷が崩れ、登山道に雪塊が落ちていた。 それ以外は仙人岱からの大岳への登り口は風で雪面が安全にリセットされ、ホワイトアウトもあって歩いてきた足跡すら見えず、完全に方向感覚無し。荒天時はGPS機器の利用が無いと厳しいかも。 |
その他周辺情報 | 酸ヶ湯温泉一択 十数年ぶりに入湯したが、国宝級の素晴らしいお湯 |
写真
暫く歩いて、ゲイターの装着を忘れたことに気が付いたが、季節外れの高温でこの時間でプラス2度
未装着で問題なしと判断し、そのまま登ることにしたが、踏み抜きがあったので装着したほうが良かった
360度何も見えず、風でリセットされた雪面は完全に真白で
立った位置からは自分の足跡すら見えない!
こんな経験は初めて・・・
感想
日本三大樹氷第二弾は八甲田山!
酸ヶ湯温泉に前泊して、早朝5時に温泉から登山開始♪
前日の晴れ間に引き続き、星や人工衛星が輝く夜空の下で登山にワクワクしていましたが、1時間経つ前に星は見えなくなり、看板も見当たらくなった。
トレースも薄いが、タブスの登坂力を駆使すれば難なく登れる。
不安はあるが登り続けると、硫化水素臭漂う谷間へ
ここは風の通り道のようで、カニのむき身のような樹氷が多数
その合間を縫って登り続けると、仙人岱へ
ここは真っ白な雪原
雪はサラサラで前日のトレースは完全にかき消され、見えない。
GPS頼りに足を進めるが、振り返っても自分の足あとすら見えない。
360度見まわしても白一色の世界、まるで正解に自分ひとり以外は存在しないような感じ
それでもGPSがあれば方向はわかる。その表示だけ信じて進むと少しづつトレースがハッキリと見える斜面になった。
穏やかな曇りの日なのこの視界なので、八甲田山の雪中行軍時はもっとひどかったのだろうと想像しながら、文明の利器のありがたみを知る。
でも、油断は禁物、トレースに沿って登っているつもりでも、風の通り道になるとトレースが見えなくなる。
そんな繰り返しをして、格闘の跡が見える急斜面を超えると、樹氷のハイマツ帯へ
ハイマツの樹氷の間の登山道を無心で登っていると、目の前に看板が。
視界が無く無心で登ったので、思ったより早く頂上に到着したが、お鉢巡りをするつもりだったがほぼ視界ゼロなので、周回する意味もないし、このまま居座ると自分がスノーモンスターになってしまいそうな勢いの風速(気温はマイナス3度程度で暖かな日でしたが、風速は20m/Sくらいと自分がスノーモンスターになりそうな勢い)だったので、早々に退散
下りはスノーモンスター観察をしながらゆっくり下るつもりですが、直登してきたトレースに騙されて、一気に下ってしまいました。
そのまま来た道を下り、9時前には酸ヶ湯温泉戻り、チェックアウト(10時)に余裕をもって下山することができたので、千人風呂でゆっくりと疲れをいやすことができました。
ホワイトアウトの恐ろしさを体感できるなど貴重な体験ができましたが、前日の森吉山のような素晴らしい青と白の雪山を期待していただけに、また、登りに来ようと強くい感じた一日でした。
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