稲村ヶ岳から山上ヶ岳へ

2013年05月04日(土) [日帰り]

• GPS: 07:30
• 距離: 11.9km
• 登り: 994m
• 下り: 999m

コースタイム

8:07母公堂-8:57法力峠-10:07山上辻-11:07稲村ヶ岳-11:37山上辻-13:07山上ヶ岳-14:20洞辻茶屋-15:37清浄大橋

天候

晴れ時々曇り，その後雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

法力峠から山上辻までは崩落数ヵ所あり．レンゲ辻から山上ヶ岳に向かう階段に大きな落石2個あるが，通過は可能．

写真

5/4 9:40

法力峠を過ぎると右に展望が開けてきます．ここからは自然林が多くなり，季節ごとの彩りも楽しみです．

5/4 9:41

右後方には観音峰に連なる山々．

5/4 9:42

木々の芽も吹き始めましたが，寒さのためか例年より遅めです．

5/4 9:56

しばらく行くと正面右に大日山が見えてきます．

5/4 9:57

右横には弥山がそびえ立ちます．

5/4 10:05

風景もよくなだらかで，とても快適な道なのですが，所々崩落しているので注意してください．

5/4 10:57

山上辻から観音峰方面．

5/4 11:04

大日山が見えてきましたが，本日はパス．

5/4 11:13

階段付近の雪ですが，昨年同時期より明らかに多く残っています．

5/4 11:20

大日キレット，いつみても不思議な風景です．

5/4 11:25

昨年は脚立はしごがロープで設置されてました．今年は手作り感いっぱいの階段に変わっています．安定感は抜群で，ずっと通りやすくなりました．ありがとうございます．

5/4 11:38

稲村ヶ岳山頂から観音峰方面．

5/4 11:38

同じく弥山，鉄山方面．

5/4 11:38

弥山方面アップ．

5/4 11:39

大普賢岳方面．

5/4 11:58

帰りの大日山．何回か登ったので本日はパス．

5/4 12:33

そのまま山上辻を抜けて山上ヶ岳へ．振りかえると大日山直下の谷に残雪が．

5/4 12:52

レンゲ辻に向かって進むと，目の前に山上ヶ岳．

5/4 13:09

レンゲ辻の真上の大岩，名前は？

5/4 13:12

横の鉄製階段を登ると大きな石が2個，通過は問題なし．写真を撮った後，上を見ながら大急ぎで離脱．他の皆様は平気で通っていましたが，慣れるとそんなもんですか？

5/4 13:27

山上ヶ岳に近づくと，砲台のように日本岩が突き出しています．岩の上に人が見えます．

5/4 13:32

急な階段をよろよろと登るともうすぐです．このあたりから小雨がパラパラと落ちてきます．

5/4 13:42

お花畑から稲村ヶ岳，大日山，弥山が見えます．しかし，上空は灰色の雲が覆ってきています．

5/4 13:47

世界遺産，大峯山寺は平安時代の建立で，現在の建物は江戸時代のものとのことです．こんな山上にこれほどのものを建てる昔の人の宗教にかける熱情に感銘を受けます．

5/4 13:58

昨日は戸開式でした．松明を燃やした後のようです．

5/4 13:59

暗い堂内は燈明が灯され読経の声が途切れませんが，一歩外に出ると参拝者，登山者が座ってごはん食べてます．

5/4 14:01

厳しい自然と長い時代に耐え抜いた風格があります．

5/4 14:02

参道より．

5/4 14:03

門前より．

5/4 14:04

多くの参拝者が訪れています．あちこちで法螺貝を吹く音が聞こえます．

5/4 14:08

寺の近くに建つ参拝者が泊まる宿坊です．

5/4 14:13

山上ヶ岳山頂から洞辻茶屋まで，石が露出して凸凹した道が続きます．

5/4 14:19

西ノ覗からの景色

5/4 14:22

西ノ覗の北隣にある鷹ノ巣岩

5/4 14:23

振りかえると西ノ覗．修行者が懺悔する声が風に乗って聞こえてきます．

5/4 14:24

西ノ覗のアップ

5/4 15:51

洞辻茶屋を抜けると緩やかな参拝道．この辺りになると疲れたのでさらにゆっくりになりました．一本松茶屋の少し下に桜が残っていました．

5/4 16:03

名前は知りませんが，下向きにひっそりと咲いている花を撮りました．

5/4 16:23

清浄大橋の手前，皇太子参拝記念の立派な灯篭とヤマザクラ．

5/4 16:24

清浄大橋の門．雨はまだしとしとと降り続いています．

撮影機器：

PENTAX Optio W90 PENTAX

感想

morigie

　例によって遅い出発となり，暗くなるまでに戻ってこれるか不安でしたが，体力テストも兼ねて予定通りのコースで行きました．
　母公堂から稲村ヶ岳までの道は私の大好きな道の一つです．初めの30〜40分くらいは暗い人工林の中を通る単調な道ですが，高度を上げるにつれて空が明るくなり，左の展望が開けてきます．法力峠から先は右に展望が開けて，観音峰，弥山，大日山が次々と目に入ってきます．木々も人工林が少なくなり，代わって種々の天然林が季節ごとの彩りを楽しませてくれます．道も穏やかで申し分ないのですが，所々崩落があり，足元にも注意が必要です．
　今年は春先が寒かったせいか木々の新緑はまだまだ例年より少ないようです．
　山上辻に着くと，小屋前は多くの人が次々訪れていました．昨日は戸開式があり，白装束の参拝者も多く見かけました．参拝の方と交わす「ようお参り」というあいさつは慣れてないせいか，どうもタイミングが合わず，スムーズにいきません．いつも慣れる頃には下山しているので，なかなか上達しないのです．
　稲村ヶ岳の雪は昨年より多く残っているようでした．はしごがあった部分に階段が新しく設置され通りやすくなったのはありがたく，関係の方に感謝します．
　レンゲ辻を過ぎての大岩横の階段に大きな石が2個落ちており，階段の欄干は大きく歪んでいました．通りかかったみなさんは平気で通過していましたが，小心な私は写真を撮った後，上を見ながら最高速力でその場を脱出しました．
　大峯山寺を見るといつも思います．ヘリコプターもダンプカーも林道もなかった頃によくこんな山上にこのような大きな寺院を建てられたなと．宗教にかける昔の人のパワーに感銘を受けました．
　山頂の手前で降り出した雨と上空に広がる黒雲を気にして帰路につきました．最後は疲れて，子供や私より高齢の参拝者にも抜かれ，標準タイムを下回るペースで下山しました．
　トータルでは休憩時間を除くと標準タイムで歩けており，体力テストとしてはまずまずと考えています．まあ，この調子でぼちぼちやりたいと思います．