毛無山 野沢温泉スキー場
- GPS
- 09:51
- 距離
- 93.9km
- 登り
- 10,352m
- 下り
- 10,351m
コースタイム
- 山行
- 5:26
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 6:00
- 山行
- 3:32
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 3:33
6:00 安曇野穂高発 中野IC
8:30 長坂駐車場
野沢温泉泊
<復路>19日(金)
12:50 駐車場発 (飯山 小布施)須坂IC
16:30 自宅
天候 | 1日目 雪 2日目 曇り後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
問題ない |
その他周辺情報 | 野沢温泉 大湯など |
写真
感想
2021年(令和3年)2月18日(木)19日(金)
野沢温泉スキー場 沢に入り込みピンチ
寒波襲来!
前夜、野沢温泉村の積雪129cmとの報道がされていた。
雪は18日夕刻まで降り続き積雪はさらに増えるとの天気予報も出ていた。
野沢温泉村まで行くのもはばかる中出発した。
安曇野でも3cm程の積雪があった。天気予報で言われていたほどの積雪ではなかったが、野沢方面の積雪が心配になる。
豊科付近は積雪無し、そして心配していた高速道にも積雪はなく、飯山に入り路面の積雪が見られ始めた。
吹雪でホワイトアウト状態も覚悟していたが、野沢温泉近くでも視界もあり困るほどの雪降りではなかった。
長坂ゴンドラ近くの駐車場には15cmほどの新雪が積もっていた。
駐車場の雪かきも間に合わないほどの雪降りだったのだろうが積雪129cmはどこに降ったのだろう。
ただ真っ白で周りの雪はさすが野沢温泉と思わせる。
新しくなったゴンドラへ乗車。
高級車に乗った感じの快適さ、スピードも上がり、山頂駅標高がわずかだが高くなり移動が楽になった。
樹氷、真っ白な雪面がまぶしい。
山頂エリアへと行く。
リフト下のパウダー面には30cm〜40cmの深雪が残りふわふわ状態だった。
ツリーエリアもどこを滑っても安心してゲレンデに戻れるのでパウダー求め滑り放題だった。
上の平からパラダイスへ向かう。
雪が多く圧雪も緩いためか思うように進んでくれない。
シュナイダーへ入るが、スピードが出てちょうど良いぐらいだ。
いつもならば避けるところだが滑りやすい柔らかな雪が迎えてくれた。
さらにツリーエリアには深雪が真っ新で気分も高まった。
日影ゲレンデ、長坂ゲレンデはほどよく圧雪されスピードを楽しめると共に、リフト下沿いにほどよい新雪面が残されていて浮遊感を味わえた。
一人で行けば多分ほとんどパウダーねらいで山頂エリアに張り付いてしまっているのだろうが広くゲレンデを滑ることができた。
スカイラインはロングコースで圧雪面をスピードを出し滑りきるのに良いコースだが、今回はもこもこ状態の雪に長いなと思いながら滑るしかなかった。
できればスカイライン途中からのツリーランもと思っていたが控えた。
昨年まであった中間駅、湯の峰、水無ゲレンデはリフトが動いていないためかほとんど入る人は見られなかった。
ただ牛首など急斜面を滑るパウダーねらいにはよだれの出るゲレンデだった。
1回目はゲレンデを外すこともなく残るパウダー面を見つけ滑った。
それでも気持ちよい斜面で今一度滑りたいと思っていた。
今回の滑り納めは、山頂から出て二人はスカイラインで長坂方面へ下る。
私はもう一度牛首方面へと別れて滑ることにした。
林道の短縮コースにも入ってパウダーねらいで滑っていた。
どこもシュプールがあり間違いなく本線へ戻っていた。
もう1回短縮へと樹林帯に入った。
ところが1本の滑った跡はあるものの本線に戻れないほど下っていたのだ。
本来はここで苦しくも戻れば良かったのかもしれないがシュプールもあるので何とかなるだろうと1本のシュプールに沿って下った。
ここまで来たら行くしかないと決める。
急斜面、細尾根そして沢、樹間は広いので滑りやすいのだが1本のシュプールを外さないように緊張しながら下った。
真っ新な面を下るに下る。すでにパウダーを滑るというよりは早く安全地帯に着かないかとの思いが先に立っていた。
その時一番の難関に出てしまった。
狭まった谷にシュプールが吸い込まれているのだが、その先が落ちている。
雪があれば良いのだがその滝のような崖は、シュプールに削られていて氷か岩の頭らしきコブも見えている。
しばらく止まったままどのように下ろうか考えた。
思い切って滑り下りる。コブが怖くその先は急斜面で樹木もある。
板を外して下りる。雪の深さが分からなくもし埋まると板の装着が難しいのでは。
板を付けたままずるずると下る。
これしかないと思い、這いつくばるように板を横にして狭い崖を下り始めた。
板先が雪に突き刺さる硬い雪面に刺さると板が下りていかない。
このままだと頭から落ちそうにもなる。
なんとかポールでスキー先の雪を叩き崩し板を下へと下ろしていく。
悪戦苦闘なんとか難所を切り抜けることができた。
この先まだこんな所が出て来るのではないかと不安にかられる。
ところがどこからともなく何本もの滑った跡が出てきた。
沢も広くなり見上げると広い空が目に入った。
そして長坂ゴンドラが青空の中に見られるではないか。
たぶんゴンドラが一番深い谷を渉る位置だろうと思われた。
その後は危険地帯もなく沢沿いに長々と滑り長坂ゲレンデの上部へと飛び出た。
極度に高まった緊張がほぐれた。生還した。大げさだが、そんな気持ちになった。
知らない地形を1本のシュプール頼りに下ってしまった反省は大きい。
ホワイトアウト状態にもならず、二日目は青空も見られ恵まれていた。
パウダー三昧の野沢温泉での「スキーへ」となったが、
パウダーの狙いすぎで自己責任エリアでの緊張の滑りをしてしまった。
ふるちゃん
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する