謎の登計トレイルを経て大岳山〜御岳山
- GPS
- 08:44
- 距離
- 18.4km
- 登り
- 1,231m
- 下り
- 1,348m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
参考にして頂く様な情報は何もありません。 |
写真
感想
読まなくて結構です。
長くて、くだらなくて、ほぼ愚痴ですので。
GWはいい天気が続いているので、皆さん遠くのお山へ行っているだろうと勝手に予想し、近場の奥多摩へでも行こうと出かけました。
電車に乗ってしばらくして大事なことに気が付きました、「ヤツ」を忘れた!
なんてことだ!いつも肌身離さずそばにいた「ヤツ」を忘れるなんて、ダメな俺。
仕方がない、何処か途中で調達しよう。
乗り換えの駅の売店で「ヤツ」を発見、しかし、運悪く腹の具合が・・・
トイレは改札の内側、売店は外だ、どうする俺?
だがここの駅は中にも売店がある、よし、先にトイレを済ましてしまおう。
トイレから出て売店へ急ぐ、なんてこった!この売店に「ヤツ」はいない!
トイレに行ったせいで電車を一本逃した上に「ヤツ」まで入手できないとは。
一旦改札を出て「ヤツ」のいる売店まで戻ればいいのだが、そんなことをすれば「ヤツ」がいなければ何もできない俺になってしまう。
お前はそんなに弱い人間なのか?そんなのは嫌だ!くそっ!なんだこの精神的ダメージは?「ヤツ」に翻弄されているではないか。
まだ諦めるのは早い、奥多摩駅へ行けば店はある、「ヤツ」はどこにだっているんだ!
と、心を落ち着かせて電車に乗り込む。
案の定電車は満員、ものすごい数の人を乗せ一路奥多摩駅へ。
こんなに沢山の人が奥多摩駅へ降りるのを見るのは初めてです。
バスも臨時便を増発、こんなに沢山バスあったのか?と、びっくり。
もう、ほとんど高尾山状態です。
恐るべしゴールデンウィーク!
さあ、そんな事より「ヤツ」だ、なんとしても調達せねば。
駅前の売店を除くとなんと!カーテンが閉まったいるではないか!
この時間はまだ開けてないのか?
ああもうダメだ、最後の望みは絶たれた、「ヤツ」がこんなにも調達困難になっているとは・・・
こうなったら仕方がない、「ヤツ」無しで山へ挑もう。
気持ちを立て直し登山口へ。
しかし、登山口で準備をしていると次から次へと人が登ってくる。
むむむっ、なんかヤダ。
途中の分岐で他の人が行かないルートを選択、行ったこと無いルートだからいいかな、道標も出てたし、などと地図も見ずに行ってしまったのが失敗の始まり、やはり「ヤツ」がいないせいか?
ちょっと歩くと畑へ出る、するとあっという間に舗装路へ。
う〜ん、どうしよう?
でも、まあ、表示出てたし、一本道だし、外れてないし、すぐ登山道へ復帰するだろう。
しばらく舗装された林道を歩いていると不思議なものを発見。
「登計トレイル」
なんでしょう?トレイルというくらいだから歩いて楽しい道のはず。
しかし、地図には載ってない、俺の地図が古いからか?
道草食ってる場合か?と思いつつ行く。
そこはウッドチップが敷き詰められたとても綺麗な道。
所々に椅子がおいてあったり、何かの施設があったり、新しくできた何かです。
しかし、人がいない、なんでだ?
ウッドチップは足にいい、などと言ってる場合ではないぞ。
ここは何処だ?こんな時「ヤツ」がいれば。
ここまで来たら後戻りはできない、最後まで行ってしまおう、行けば何かわかるはず。
しかし、最後まで行っても地図もなく、道標もなく、野球グラウンド脇の道路に出た。
完全に迷った、ここは何処だ?「ヤツ」に会いたい。
カンで歩くと鋸山への道標が、そして登山道が、まだ見放されてないぞ、俺。
さあ、ここから登山再開だ、と思いきやあっという間に舗装路へ出る、なんなんだここは?
そこからはもう延々と舗装された林道歩きが続く。
この林道は地図に載っているこの道のはずなのだが、どのあたりを歩いているかは全くわからない。
あてどなく歩いている感じはとても辛い、こんな時こそ「ヤツ」が必要なのだが・・・
何かの工場らしきところへ出た、材木が積んである、どうやらウッドチップを作っているらしい、たぶん登計トレイルのウッドチップだ。
それにしても舗装された林道歩きは足にくるな〜、だんだん痛くなってきた、山道だとこんなことは無いのだが、土の道が恋しい、早く復帰したい。
そうこうしているとゲートが開いている山道発見。
道標が無いのでどうやら山で作業用に使う道だろうか?
ここを辿っていけばどこかに出られるかもしれない、そう思ってチョット行ってみる。
しかし、あまり整備されている感じはしない、蜘蛛の巣も張っていて最近人が入った感じもしない、それに獣の臭がする、まさに危険な香りだ、戻る、「ヤツ」が恋しい。
仕方がない、もうこの舗装路を行くしかない、地図によればこのまま進めばいずれ大ダワへ出られるのだ、どのくらいかかるか判らないけど。
途中、腹が減ったのでおにぎりをひとつ食べる、それにしてもいい天気だな〜
足の痛みに耐えながらひたすら歩いていると、やっと出た、道標、そした土の道、これで何とか先が見えてきた、良かった。
しかし、ここから大ダワまでが結構長かった、地図では大したこと無さそうだったが、入り口が違ったのか?
兎にも角にも大ダワまで来れば一安心、もう地図通りにいくぞ、しっかし時間かかったな〜予定より2時間オーバーだぜ、とりあえずおにぎりをひとつ食べる。
と、大ダワの駐車場で「ヤツ」を持っている人を発見。
分けてもらおうと思ったが辞めた、俺には俺の「ヤツ」があるんだ。
さあ、ここから大岳山へむけてひたすら進む、しかし、舗装路で蓄積された足へのダメージが影響してペースが上がらない、人が多いのでさらにペースが上がらない。
さてどうしよう?
大岳山到着、人が多いのですぐに下りる、大岳山荘跡近くの広場でカップラーメンを食べる、今日初めて座ってゆっくりする、でも「ヤツ」はいない。
御岳山到着、足が痛いのでケーブルカーで下りたい、でも人が多いので1時間待ち、仕方なく歩いて下りる、30分で着いた。
バスで御嶽駅まで行きたい、でも人が多いので歩いて駅まで行く、もう限界だ、ああ、「ヤツ」が欲しい。
最期にひとつ残ったおにぎりを食べて電車に乗る、人がいっぱい、座って帰れるルートに変更。
乗換駅で吉野家に入る、並盛を注文する、でもなぜか特盛が出てくる、もう文句を言うのも面倒なのでそのまま食べる、頭の中は「ヤツ」でいっぱい。
降りる駅をひと駅乗り過ごす、反対側の電車に乗り直す、頭の中は「ヤツ」でいっぱい。
痛い足を引きずりながらなんとか家にたどり着く、そこで「ヤツ」は待っていた。
おもむろに「ヤツ」を取り出し、唇を重ね合わせ「ヤツ」のハートに火をつけて「ヤツ」の熱い吐息を胸いっぱいに吸い込む。
ああ、俺はヤニ中毒。
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