八島湿原〜和田峠〜三峰山〜扉峠 往復
- GPS
- 11:14
- 距離
- 22.8km
- 登り
- 1,544m
- 下り
- 1,543m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
八島湿原駐車場に駐車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
和田峠、扉峠周辺は一部ビーナスライン上を歩きビーナスラインとの交差もあるので車には要注意 和田峠〜扉峠間は昭文社の山と高原の地図には掲載されていない。さらにビーナスラインと並行しているためか素晴らしい眺望と気持ちのいい稜線歩きにもかかわらず登山者は極端に少ない。 穴場中の穴場。 |
写真
感想
GW後半は諏訪のルートインに連泊して、美ヶ原から霧ヶ峰周辺の山に連チャン登山を計画、もちろん天気が悪ければ温泉&グルメ旅行に変更可能とした。
ヤマレコを始めて以降では、このエリアでは強清水をベースに車山〜八島湿原を歩いているが今回の連チャン登山では霧ヶ峰から美ヶ原を線でつなぐのが最低限の目標だ。
2日深夜、もしくは3日早朝スタートの場合渋滞の可能性があったので2日は午後を休み2日からルートイン諏訪インター第2にチェックイン。
同じような考えのドライバーが多かったのか、2日の午後の中央道は下りは渋滞こそなかったものの結構な交通量で、例のごとく普段あまり高速を使わないドライバーが追い越し車線を制限速度でノロノロ運転するケースが多くイライラさせられた。
何はともあれ2日夕刻に宿に無事チェックイン、天気は連休を通じてずっと晴れという嘘のような予報だ。
初日の3日はどこに登るか悩んだが、八島湿原から三峰山を歩くことに。
3日早朝4時に宿を出立。ビーナスラインで八島湿原に。
駐車場には車が数台止まっているが、登山というよりは宿を取らない旅行者が仮眠しているという感じ。
この日は寒気のせいで冷え込みが厳しく午前5時の八島湿原は氷点下5度。
震えながら登山スタート。
鷲ヶ峰までは標高差150メートルの緩やかな登り。
冷え込んだおかげで空気は澄みわたり素晴らしい展望が広がる。
霧ヶ峰を挟んで八ツ、時計回りに富士山、南アルプス、中央アルプス、御嶽、乗鞍、槍穂、美ヶ原、浅間と中部の主要な山をほぼ網羅できる。
鷲ヶ峰から約300メートル下ると和田峠。
峠手前でビーナスラインに出てしばらく車道歩き。
国道142号への分岐を過ぎて再び登山道となるが、ここから和田古峠までは旧中山道を歩く。
和田古峠は諏訪と佐久の境界で、旧中山道を示す案内板や石碑などが立ち並ぶ。
峠からは御嶽と乗鞍が見え、御嶽山遥拝所の碑が置かれている。
かつて東国からの御嶽講信者たちはここで初めて目にする御嶽を拝んだのだろう。
和田峠は幕末水戸脱藩浪士たちの悲劇の舞台でもある。
古峠で中仙道と別れるとビーナスラインに沿って北上、カラマツ林を抜けると三峰山までは笹原の気持ちのいい稜線散歩。
三峰山頂からの眺めも素晴らしく、20座以上の百名山を確認できる。
本来ならここで昼食と行きたいところだが、線つなぎという目的があるため、三峰山と茶臼山の間の扉峠まで足を延ばすことに。
足を延ばすといっても扉峠までの最低鞍部まで250メートル以上下り、ビーナスラインを数百メートル歩いて扉峠へ。
そのまま踵を返して往路を戻るが、一度下った道を250メートル以上登り返すのは結構きつい。
ヘロヘロになりながら三峰山まで戻り昼食大休止。
日が昇り、朝は逆光だった八ツや浅間がきれいに見える。
昼食を取っていると、ビーナスラインの三峰山展望台駐車場から登ってきた地元の御夫婦および男性とおしゃべり。
これが今日初めての登山者との遭遇、皆さん三峰山周辺はいい山だけど、地元の人間しか登らない穴場だとおっしゃっていたがまさにその通りかも。
気がつけばおしゃべりが過ぎて2時間以上休憩。
再び古峠から和田峠へと下るが、休みすぎたせいか朝は調子のよかった腰痛が出て、腰と右足がしびれる。
和田峠を過ぎたら鷲ヶ峰への280メートルの登り返し。
しびれる足を引きずりながらなんとか登り切ると、あとは惰性で八島湿原へ。
時間は4碑を過ぎていたが、さすがゴールデンウィーク、結構な人出だった。
和田峠から扉峠にかけては、素晴らしい眺望と気持ちのいい稜線歩きが続くにもかかわらず、『山と高原地図』に記載されていないこともあり嘘のように人気はない。
ヤマレコでこのエリアを検索しても片手の指で足りる程度しかレコは出てこない。
車が2台あれば霧ヶ峰から美ヶ原まで一日で歩き切ることも可能だけど、往復することで午前と午後、北向きと南向き、それぞれ違う景色として楽しむことができた。
いずれにせよ、ここは穴場中の穴場、三峰山を挟む霧ヶ峰と美ヶ原二つの百名山よりもよほど楽しい山歩きができること請け合い。
下山後はルートインに戻り、入浴後即効爆睡となった。
コメント
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我が隊の1号隊員がもっとも嫌がるタイプの山行でございます。
でも、確かに、素晴らしい眺望ですねぇ。
仰るように、登って下るというパターンじゃなく250から300メートルの登降を何度も繰り返しますが、眺望の素晴らしさがすべてを吹き飛ばしてくれました。
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