六甲全山縦走 須磨→宝塚
- GPS
- 12:35
- 距離
- 43.8km
- 登り
- 2,782m
- 下り
- 2,744m
コースタイム
6:37 旗振山山頂
6:54 おらが茶屋
7:18 栂尾山山頂
7:45 須磨アルプス馬の背
8:08 横尾住宅地
8:23 妙法寺小学校前交差点
8:52 荒熊神社(約5分休憩)
9:18 高取山丸山登山口碑
9:46 鵯越駅
10:12 石井ダム
10:36 菊水山山頂(約15分休憩・軽食)
11:14 天王吊橋
11:37 鍋蓋山山頂
11:58 大竜寺駐車場
12:14 市が原(櫻茶屋)
12:38 稲妻坂
13:26 掬星台(約15分休憩・軽食)
14:06 神戸市立自然の家
14:46 記念碑台
15:13 ガーデンテラス(約10分休憩)
16:04 六甲最高峰
16:24 東六甲縦走路(宝塚12甸波帖
16:55 船坂峠
17:15 大平山
17:33 大谷乗越
18:17 塩尾寺
18:50 湯元台広場
天候 | はれ …明け方少々くもり、のち快晴! 但し、風強し。。 最寄のアメダス観測点『神戸』当日の気温 ■当日の最低気温 11.1℃ (23:52) ■当日の最高気温 19.2℃ (14:07) ※当日の最大瞬間風速 北北西16.7m/s(13:27) |
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過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
■山陽電車『須磨浦公園』 http://www.sanyo-railway.co.jp/railway/station/sumaurakouen.html ※自動販売機・駅構内にトイレ有。コンビニなし。 ■阪急 宝塚・今津線『宝塚』 http://rail.hankyu.co.jp/station/takarazuka.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
須磨浦公園駅より六甲全山縦走路を辿りました。 全区間ルートは明瞭ですが、路面状態は舗装路〜岩場etc…バラエティーに富んでおり、老若男女、経験を問わず楽しく歩けるルートばかりではありません。 各種道標が設置されており、辿れば迷う心配はありませんが、見落とす可能性も少なからず。特にコース内の市街地、公園化され他のルートが絡み合うエリアは注意が必要です。六甲全山縦走目指される場合は、事前下見がお勧めです。 ※コース詳細は参考記事もご参照ください。 【参考記事】 ■須磨〜縦走路〜市ヶ原 2012年07月04日 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-204165.html ■布引の滝〜縦走路〜宝塚 2012年06月06日 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-197206.html 今回で、全コース2度以上歩いた事になりますが、当日感じた各難所の印象、及び市が原〜宝塚区間は通しで歩いた印象等々。。 ●高倉台の段階 足には来ますが、おらが茶屋よりの下り、登りの"400段"共に先が見えるのが救いか?2度目は特に難所との印象は残りませんでした。ペースを乱さないように注意は必要な程度でしょうか? ●須磨アルプス馬の背 当日は強風にさらされ、砂埃舞う突風は足元の不安定な区間では危険を感じました。特に悪天候時には要注意!高所恐怖症である私にとっては、全区間を通じ、最大の難所です。。 ●妙法寺地区 道標は設置されていますが、事前に地図上でのルートチェックは行うべきです。妙法寺小学校より高取山方面へは比較的道標は解りやすく設置されています。 ●高取山 須磨よりの登りは、一部手足を駆使する滑りやすい岩場となってますが、距離も短く特に危険はありません。山頂エリア到達後は、荒熊神社〜安井茶屋前広場までは遊歩道レベル。 安井茶屋前広場のトイレは清潔に管理されており水道も利用可。茶屋の営業実態は不明瞭です。 ●丸山地区〜鵯越駅 山中並みに?起伏に富んだ街路となっており、地図上と実際に歩く印象が食い違いやすい区間です。ルートを口で説明するのは極めて困難!地図上で伝えるのも難しいかと。。 実際に歩くと道標設置率も高く、ルートミスは注意すれば防げるレベルです。道標を見落とさないコツさえ掴めば?簡単に歩けます。事前の下見推奨です。 ※ルート上、唯一のコンビニが閉鎖。。途中民間?のトイレ有、水道利用可。感謝♪ ●菊水山・鍋蓋山〜市が原 麓より標高差約300mを一気に登る菊水山の険しい登りが有名な区間です。鵯越〜大竜寺までの区間は補給ポイントもなく、東六甲エリアに次ぐ長い無補給区間ですので要注意。 縦走大会では1ヵ所目のチェックポイントである菊水山、登りきって一旦休憩するのがお勧めです。鍋蓋山への下り・登りも堪えますが、市が原への下りは楽に距離が稼げます。 ●市が原〜掬星台 縦走路最大の関門とも呼ばれるこの区間、標高差約450mと全コース中、最も過酷な登坂区間、須磨より歩き続けた体には相当堪えます。 稲妻坂と呼ばれる急坂が有名ですが、^雕丙笋愡蠅覽涅筺Ν稲妻坂・K稾躬灰▲鵐謄雰瓦悗竜涅筺大雑把に3ヶ所の岩場交じりの急坂を、アップダウンを繰り返す尾根道が繋ぐルートです。 麻耶山のアンテナが見えたらラストスパートのつもりで、体力を使果たしてでも登り切るべし!? ●掬星台(標高約690m)〜ガーデンテラス(標高約870m) 車道脇その他、歩きやすいコースが続きます。普段ならあまり気にならないアゴニー坂の下りや神戸自然の家より続く上り坂も疲れた体には結構こたえます。 飲料補給やトイレにも事欠かない歩きやすいエリアですが、地味に体力を奪われます。ペースアップも見込める区間ですが、なるべくゴールへ向かう体力の温存&回復を心掛けたいエリアです。 ●ガーデンテラス〜最高峰〜東六甲縦走路入口 小刻みに繰り返すアップダウンか、車道を歩くかの好みが分かれるエリアですが、大会時は車道を選択される方が多いようです? 観光地レベルの整備&水道の利用できるトイレはガーデンテラス迄。一軒茶屋前にもトイレや自動販売機はありますが、それ以降、宝塚まで補給ポイントはありません。 車道以外の山道も、大半は階段が整備されたハイキング道。疲れた足に階段が堪えるなら、無理せず車道が無難だと思います。歩道未整備区間は多いものの、車の交通量はあまり多くありません。 ●東六甲縦走路〜ゴール 公証12辧∧箋襯櫂ぅ鵐箸睫気、塩尾寺迄は徐々に下る山道、塩尾寺より宝塚へは急な下りの舗装路が続きます。コース全般緩やかな勾配区間が主ですが、船坂峠までの区間に複数の鎖場となる急勾配区間が点在し、風化した滑りやすい路面となっており要注意! 塩尾寺よりの下りは舗装路ですが、菊水山への登りに匹敵する急勾配区間、ゴール間近とはいえ、足腰へのダメージには気を配る必要があります。 暗闇での歩行が予想される区間に付、なるべく下見をしておくべきでしょうか? |
写真
感想
構想約1年半、自身初の六甲全山縦走完歩です♪
そして何より、ツイッターにてご声援いただいたnorisukeさん、加藤文太郎路の偉業で勇気を届けていただいたjinflipjinさん、ありがとうございました☆
ゴールへの歩みを続けられたのは心の支えがあったからこそ。普段は気ままな単独行が主ですが、周りによき理解者が得られることが、完歩への近道だったようです。
六甲全山縦走完歩を目標に本格的に取組んだのは約1年前の春。
体力不足・装備不足はともかく、挑戦に最適な時期は5月頃との目安はその頃から思い描いていたもの。日も長く、気温も暑すぎず。。
その一年後に完歩を達成したものの、雨に対しては一度雨中の山歩きを経験した程度、暗闇に関しては全くの未経験。必要装備のヘッドライトの入手が4月末と準備としてはお粗末。。但し、この一年の間に東六甲縦走路は歩く事5回以上!夜間歩く事を意識し、コース状況の把握に努めておりました。
当日雨ならリタイア・18時までに東六甲縦走路に入れない場合もリタイア…そう決めて挑みましたが、コンディションに恵まれ、無事完歩することが出来ました。
長時間の単独トレイル、経験の浅さを補う為、行程表を持参した事もペースの維持には効果的でした。昨年6〜7月に挑んだ六甲全山縦走を2分割した山行の記録を元に、指標となるタイムを設定し常にゴールタイムを意識して歩けました。
日没までのゴールは高取山で意識し始め、菊水山で掬星台の到達目標を再設定、予定通り掬星台到達時に確信。闇雲にペースを上げるのではなく、冷静に対処できたのは計画があったからこそだと思います。
画像の最後が予定通過時間と実績をまとめた表。緑地が想定タイム・黄地が実際に歩いたタイム・青地が去年の記録。当日は、実績を記入しながら歩きました。
市が原までの貯金…昨年7月の暑い時期の記録を1割以上時間短縮した後、昨年6月歩いた後半の記録同等のタイムをがんばって維持した結果が13時間を切る結果に繋がりました。
ゆっくり拝見しました。
まるで自分が歩いてるかのような
写真達で、楽しませて頂きました。
さすがinakaさんのレポ(^_^)v
タイムマネージメントが素晴らしく関心しました。
本当におめでとう&お疲れ様でした。
こんにちは
改めまして完走おめでとうございます
私もタイムマネージメントには「すごい!」の一言です
本気の登山って頭脳スポーツなんですね。。
ちなみに私はこの前、丸山住宅街の細川商店付近で迷いかけました…
jinflipjinさん応援ありがとうございました☆
全山縦走制覇の夢を叶えることが出来ましたが、改めて"加藤文太郎路"の凄さに感心しております。東六甲を歩きながら、降りてから何キロ歩けるかなどと考えておりましたが、とても歩けるイメージ沸きません
時間割は4月に街道を長距離歩いた経験から用意したものですが、経験不足を補うペースメーカーとしては有効でした。
雨や暗闇にも負けず、縦走路を歩き通せる力はまだありませんが、いつかは大会での完歩を達成したいと考えております
norisukeさん応援ありがとうございました☆
実際に時間を書きながらペースを常に意識しておりましたが、自身初めての経験。須磨アルプス以外では心も折れることなく歩き通せたのは、時間にゆとりを持てた事が大きかったようです。
ちなみに、時間表はポイント毎に確認しておりましたが地図は全く見ませんでした
長距離に付き、風景の遷り変りを普段より長く楽しめましたが、10時間以上歩き続けるのは"楽しむ"より"スポーツ"の域になるようですね
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