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Yamareco

記録ID: 2964721
全員に公開
雪山ハイキング
北陸

経ヶ岳、夏道冬道周回

2021年02月28日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
04:45
距離
9.7km
登り
1,160m
下り
1,145m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:34
休憩
0:11
合計
4:45
距離 9.7km 登り 1,160m 下り 1,163m
9:32
7
9:39
34
10:13
17
10:30
38
11:08
11:18
14
11:32
20
11:52
11:53
62
今日は遠征というチョイスも考えたが、超好日の移動は勿体無い。そこでそろそろ白い経ヶ岳に上がっておこうかと。何せいわゆる厳冬期の最終日でもある。
先週の降雪でラッセル覚悟と思っていたところ、着いてみると全く新雪は無く、むしろ雪面がよく締まっており、ツボ足で十分。持って来たシューは車にデポ。先行の駐車3台。毎年林道が埋まっているが、今回はしっかり除雪されていた。奥の登山口に着くと、しっかりしたトレースがある。ここでアイゼン装着。先行ペアを抜いて、夏道通りに尾根に上がった。ラッセルの場合は斜めに上がって尾根の奥に詰めようかと思っていた。尾根もゴボる事はなかった。
上部のヤセ尾根は積雪がしっかりしており、不安はないが、牛岩周辺は慎重に。特に牛岩を過ぎた岩場は狭く薄い雪庇を踏み抜いており、かなりヤバい。主稜線に出ると、風が強く寒い。バラクバラを着けようか迷ったが、我慢。
頂上直下の急登は相変わらずキツイが、直登したからか、意外と早く上がれた。テッペンをブラブラして、
もぐもぐタイム。やや風があるが、この時期、ここでノンビリ出来るのは珍しい。今日は好日とあって、幾つかのピークに人影が見えた。
さて、下りはどうしたものか。牛岩周辺を下るのは面倒なので、冬道を下る事にした。谷の頭の斜面は傾斜がキツイのでクライムダウンでドロップイン。下りは冬道が早くて楽だ。
https://www.instagram.com/p/CL1hKt6hD2d/?igshid=1v2yj9dbojeqb
天候 ほぼ快晴、やや風あり
過去天気図(気象庁) 2021年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
朝の六呂師高原の車道は陰で凍結。
なんと林道が除雪されていた。もちろん車止めはある。今日は施設の駐車場ではなく、ここの手前で駐車。
2021年02月28日 08:10撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2/28 8:10
なんと林道が除雪されていた。もちろん車止めはある。今日は施設の駐車場ではなく、ここの手前で駐車。
林道奥の登山口。何人であれ冬はここから登る。アイゼンを装着。青影は先行者ペア。
2
林道奥の登山口。何人であれ冬はここから登る。アイゼンを装着。青影は先行者ペア。
尾根から見た杓子岳の壁。
2021年02月28日 08:36撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2/28 8:36
尾根から見た杓子岳の壁。
上の登山口(夏登山口)に到着。トレースは右脇から入っている。実は夏道から入ると藪に掴まるのだ。
2021年02月28日 08:47撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/28 8:47
上の登山口(夏登山口)に到着。トレースは右脇から入っている。実は夏道から入ると藪に掴まるのだ。
からの荒島岳。怪しい雲が掛かっている。
2021年02月28日 08:49撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/28 8:49
からの荒島岳。怪しい雲が掛かっている。
杉林を越えた最初の急登。九十九折りの夏道ではなく、尾根にほぼ直登する。
2021年02月28日 08:56撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2/28 8:56
杉林を越えた最初の急登。九十九折りの夏道ではなく、尾根にほぼ直登する。
尾根に上がると、夏と違ってスッキリしている。今日は天候も良く心地良い。
2021年02月28日 09:15撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/28 9:15
尾根に上がると、夏と違ってスッキリしている。今日は天候も良く心地良い。
尾根に上がった。中央のヤセ尾根を渡り、中央右の厄介そうな小ピークを這い上がる。先行BCさんに追い付く。
2021年02月28日 09:32撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/28 9:32
尾根に上がった。中央のヤセ尾根を渡り、中央右の厄介そうな小ピークを這い上がる。先行BCさんに追い付く。
チョイ進んで振り返る。トレースは左端のトラバースになっているが、詰まらないので、敢えて上の稜線を渡った。
2021年02月28日 09:37撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/28 9:37
チョイ進んで振り返る。トレースは左端のトラバースになっているが、詰まらないので、敢えて上の稜線を渡った。
保月山に上がる急登。
2021年02月28日 09:40撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2/28 9:40
保月山に上がる急登。
保月山を越え、いよいよヤセ尾根の核心部に入る。トレースは中央の岩の上を上がっているが間違いで、岩の右ふもとを進む。足場が非常に狭く、岩の裏に回り上がるが、第一のヤバイ。この辺からトレース数が限られてくる。
2021年02月28日 09:45撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/28 9:45
保月山を越え、いよいよヤセ尾根の核心部に入る。トレースは中央の岩の上を上がっているが間違いで、岩の右ふもとを進む。足場が非常に狭く、岩の裏に回り上がるが、第一のヤバイ。この辺からトレース数が限られてくる。
その先は一番ヤバかった。薄い雪庇が木の上の乗っており、足跡の下がポッカリ空いている。
2021年02月28日 09:50撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/28 9:50
その先は一番ヤバかった。薄い雪庇が木の上の乗っており、足跡の下がポッカリ空いている。
杓子岳に上がる急登。短いが、キツイ。
2021年02月28日 09:52撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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杓子岳に上がる急登。短いが、キツイ。
杓子岳への、まるで白いジェイコブラダーのようだ。
2021年02月28日 09:55撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/28 9:55
杓子岳への、まるで白いジェイコブラダーのようだ。
ようやく主稜線に上がった。これまでを振り返る。
2021年02月28日 10:11撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2/28 10:11
ようやく主稜線に上がった。これまでを振り返る。
天上の白い楽園。今日は風がやや強い。その奥に経ヶ岳が聳える。
2021年02月28日 10:12撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/28 10:12
天上の白い楽園。今日は風がやや強い。その奥に経ヶ岳が聳える。
中岳を上がらず、トラバース(左のトレース)。斜面は強いが、仮に滑り落ちても、底は広い鉢状地形なので知れている。
2021年02月28日 10:26撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/28 10:26
中岳を上がらず、トラバース(左のトレース)。斜面は強いが、仮に滑り落ちても、底は広い鉢状地形なので知れている。
主峰への鞍部に到着。ストックを背負い、ピッケル装備。
2021年02月28日 10:29撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/28 10:29
主峰への鞍部に到着。ストックを背負い、ピッケル装備。
前衛峰へ上がる、マニアにはたまらん胸突きの斜面。直登でしょ!
2021年02月28日 10:43撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/28 10:43
前衛峰へ上がる、マニアにはたまらん胸突きの斜面。直登でしょ!
前衛峰からの主峰。緩やかに見えるが。
2021年02月28日 10:48撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2/28 10:48
前衛峰からの主峰。緩やかに見えるが。
大きなクラックが幾つかある。そろそろ春山の準備か。
2021年02月28日 10:56撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/28 10:56
大きなクラックが幾つかある。そろそろ春山の準備か。
サミット平に到着。意外と風が弱い。しかし、こんな心地良い条件は珍しい。もっと長居したかったのだが。
2021年02月28日 11:03撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/28 11:03
サミット平に到着。意外と風が弱い。しかし、こんな心地良い条件は珍しい。もっと長居したかったのだが。
からの白山(左)〜別山(右)。
2021年02月28日 11:06撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/28 11:06
からの白山(左)〜別山(右)。
からのスキージャムから北岳を通っての尾根。通のコースである。
2021年02月28日 11:06撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/28 11:06
からのスキージャムから北岳を通っての尾根。通のコースである。
からの荒島岳。今日は傘を被る事が多く、風も強そうで、多くの山人は残念がっただろう。普段は逆の立場が多いのだが。
2021年02月28日 11:07撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/28 11:07
からの荒島岳。今日は傘を被る事が多く、風も強そうで、多くの山人は残念がっただろう。普段は逆の立場が多いのだが。
からの銀杏峰〜部子山。
2021年02月28日 11:07撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/28 11:07
からの銀杏峰〜部子山。
では、下ります。
2021年02月28日 11:09撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/28 11:09
では、下ります。
下りながらも、杓子岳へ緩やかながらも辛い上がり。
2021年02月28日 11:48撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/28 11:48
下りながらも、杓子岳へ緩やかながらも辛い上がり。
下りは冬道を使った。中央の小さい切っ掛けからクライムダウンでドロップイン、壁を下りきってしまえば、楽チンな谷。ここの谷は地形図に無名であるが、「杓子谷」と呼びたい。
2021年02月28日 12:02撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/28 12:02
下りは冬道を使った。中央の小さい切っ掛けからクライムダウンでドロップイン、壁を下りきってしまえば、楽チンな谷。ここの谷は地形図に無名であるが、「杓子谷」と呼びたい。
緩やかな「杓子谷」はBCに人気が高い。今日も何本もBCトレースがあった。
2021年02月28日 12:16撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2/28 12:16
緩やかな「杓子谷」はBCに人気が高い。今日も何本もBCトレースがあった。
「杓子谷」と林道の接点。いつもなら雪が薄く、アプローチしにくいが、今日は厚く締った積雪で楽に下りれた。
2021年02月28日 12:21撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2/28 12:21
「杓子谷」と林道の接点。いつもなら雪が薄く、アプローチしにくいが、今日は厚く締った積雪で楽に下りれた。
林道を横断して、キャンプ場に下る谷に入る。
2021年02月28日 12:22撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2/28 12:22
林道を横断して、キャンプ場に下る谷に入る。
カモシカの死体があった。雪崩に遭ったのだろう。残念ながら頭(角)は残っていなかった。あまりにもアレなので画像を血抜き。
2021年02月28日 12:27撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2/28 12:27
カモシカの死体があった。雪崩に遭ったのだろう。残念ながら頭(角)は残っていなかった。あまりにもアレなので画像を血抜き。
冬道のほぼ全体像。無論、積雪時限定。
2021年02月28日 12:28撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/28 12:28
冬道のほぼ全体像。無論、積雪時限定。
2本のデブリがあった。トレースが埋まっており、今朝雪崩れたらしい。
2021年02月28日 12:32撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2/28 12:32
2本のデブリがあった。トレースが埋まっており、今朝雪崩れたらしい。
キャンプ場で林道と合流。ここで偶然、尾根で会ったBCさんと再会。
2021年02月28日 12:43撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2/28 12:43
キャンプ場で林道と合流。ここで偶然、尾根で会ったBCさんと再会。
林道は除雪されてプチ立山雪壁状態。BCさんとさん歓談ながら終了。
2021年02月28日 12:46撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/28 12:46
林道は除雪されてプチ立山雪壁状態。BCさんとさん歓談ながら終了。
撮影機器:

装備

個人装備
ヘルメット ピッケル バラクバラ

感想

今日は調子が良かった。家人から3時に帰って来いと言われ、冬の経ヶ岳で無理でしょと思ったが、3時前に帰宅出来た。

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