針ノ木岳(ピークハント&BCスキー)
- GPS
- 07:07
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 1,596m
- 下り
- 1,586m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
扇沢駅近くの駐車場は有料となっている。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■コース状況 【扇沢〜大沢小屋(夏道)】 ・夏道は夏道と雪道が交互に現れるためルートがわかりにくい。 ・木が倒れていたり枝が邪魔になっていたりするため沢道推奨。 【大沢小屋〜マヤクボ沢分岐】 ・スキーでハイクアップ。 ・デブリがたまにあるが気になるほどではない。 【マヤクボ沢〜稜線】 ・今回は針ノ木峠ではなくマヤクボ沢から直接針ノ木岳とスバリ岳の間のコルを目指した。 ・急登が続くため自分はスキーを担いだがスキーでジグ切ってハイクアップしている人も多かった。 【稜線〜針ノ木岳山頂】 ・夏道が出ている場所もあるが、雪が凍っている箇所もあるためアイゼン+ピッケル必須。 ・針ノ木峠側からの登りもかなり急なため少なくともピッケルは必要だと思われる。 【針ノ木岳山頂〜大沢小屋(スキー滑走)】 ・上部は丁度良いザラメで滑りやすい。 ・下部はストップスノーとかなり水分を含んだ雪でコントロールしづらい。 ・落石もそれなりにあるため踏まないように気を付ける。 【大沢小屋〜扇沢(沢道)】 ・この時期はまだ沢の右岸を通行可能。 ・夏道と比べてかなり効率がいいので推奨。 |
写真
感想
今年の目標のひとつに掲げ、2回ほど挑戦しながら悪天候、雪崩の危険のため断念せざるを得なかった針ノ木岳BCスキー。
いよいよ今週、天気予報が好転したのをきっかけに急遽再挑戦することにした。
(ちなみに今年の目標は次の5つ)
1.白山BC(3/30達成)
2.富士山BC
3.針ノ木岳BC(今回達成)
4.立山BC(4/14達成)
5.剱岳登頂
前夜から車中泊のため扇沢に入る。
市営無料駐車場に停まっている車はそれほど多くない。
翌朝5時に出発。
沢道の方が近いと思いつつ、渡渉できるか不安だったので夏道を歩くことにするが・・・これが間違い。
中途半端に夏道が出ているためルートがわかりづらく、更に木の枝が出てきているため藪こぎに近い場所も。
途中埼玉から来たという方に会い一緒にルートを探しながら何とか大沢小屋に到着。
出発から1時間半・・・コースタイム通りだが、精神的に疲れた。
気を取り直して、いよいよ針ノ木雪渓に入る。
スキーを装着し、軽快にハイクアップ開始。
デブリもあるが、新しいものはなく雪は落ち着いている。
所々落石があるため注意しながら歩く。(帰りに踏みつけることになるが)
マヤクボ沢分岐からは針ノ木峠方面ではなく針ノ木岳方面に直登する。
気温が上がり、下からの照り返しも強いためかなり暑い。
スキーでハイクアップも出来たが結構急なのでつぼ足で登っていく。
誰も歩いていない上に前日の雨で雪がかなり緩んでおり、プチラッセルのような状況になる。
何とか針ノ木岳とスバリ岳の間のコルに出ると迫力満点の立山と剱岳が目の前に現れた。
風はほとんどなく見通しも良い。
針ノ木岳方面を見ると夏道が露出していて、割と楽に歩けそうだと思った、が、甘かった。
途中まで登ると雪が凍っており、その上急登。
仕方ないのでアイゼンとピッケルを装着してダガーポジションで登る。
5月も半ばだというのに、やっていることは真冬と同じ・・・
間もなく山頂に着くと、その日はまだ誰も登頂していないようで、トレースは一切なかった。
写真を撮って、クロワッサンをほおばるといよいよドロップイン。
遥か彼方に小さく見える大沢小屋に向かってマヤクボ沢を滑りこむ。
誰も滑っていない大斜面を滑走するのはやっぱり気持ちいい。
上部は適度に雪も緩んでいて滑りやすかった。
途中からツリーランをしながら雪渓に入る。
斜度が落ちたところでフンフンフーンと余裕をかましていると・・・いきなりストップスノーに出くわす。
バランスを崩して顔から爆死。
気持ちよくコケました。
背中にも雪入って…冷たい、いや涼しい(笑)
後傾になったわけでもなく、前のめりに転んだのだから良しとしよう。
山頂から1時間もかからずに扇沢に到着。
やっぱりスキーは楽ちんだ。
車に戻ってスキーを見ると・・・傷がいっぱい!
やっぱり落石を踏みまくったか。
まあ・・・バックカントリーなんてそんなもんだろ、と気持ちを切り替えたつもりになりつつ・・・チューンナップにいつ出そうかと考える(笑)
とにかく、快晴、最高のコンディションのもと、目標の針ノ木岳BCスキーを存分に楽しめたことに感謝したい。
【番外編】
帰りに北陸自動車道の入善PAに寄ってボーっと白馬岳を眺めていると年配の夫婦に声をかけられた。
「ここから針ノ木岳は見えるんですか?」
えっ!!?
まさか、自分が針ノ木行ってきたこと知っているんじゃないだろうな!?
・・・と疑いたくなるくらいにピンポイント(笑)
「ここからは見えませんが、実はさっき針ノ木の山頂行ってきたんですよ」と言うと相手もビックリ。
何やら佐々成正のさらさら超えが気になっていたらしい(笑)
不思議なこともあるものですね。
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