西吾妻山
- GPS
- 05:03
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 628m
- 下り
- 1,187m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り 無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
・スキー場のリフトを2本(第1と第3クワッドリフト)利用。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
リフト終点から西大巓を経由して西吾妻山まで積雪豊富。スキーでの往復に問題なし。今日の時点で凍結もなし。樹氷は山頂直下のみに残っていた。 |
写真
感想
グランデコスキー場の駐車場には7:23に到着。8:30より営業開始のためだいぶ早いが、朝食や準備は途中で全くしてこなかったのでこれくらいでちょうど良かった。到着時の外気温はプラスの1℃と暖かい。Zさんがチケット売り場で直接確認したところ、歩きの人はリフト2本乗り継げば最高点まで到達できるとのことなので、それに従い1回券を2枚購入する。8:30過ぎにリフト乗車。気温が高いしフードも付いているので寒さは感じない。リフトを降りた後、少し滑って次のリフト乗り場へ向かい方向を確認する。登りになるので自分はスキーを背負ってゲレンデを登る。第3リフトは稼働が9:30と遅いので、しばし待つ。定刻に動き出し最高点に到達。ここで自分はシールを付け、Zさんはチェーンスパイクを履く。9:41に行動開始。リフト終点から登り始め夏道に合流するルートを選ぶ。樹木の間隔は比較的開いていて、スキーで滑るのも問題なさそう。じきに第4リフトからのトレースと合流する。あちこち歩いた跡がありコースの人気がうかがえた。最初は樹林帯歩きだが時折樹木のないところから磐梯山がよく見える。天気は晴れというか高曇りなので、見晴らしは良い。風が全くなく登っていると暑いくらい。2人とも完全冬山装備なので歩き出してすぐに暑くなり、中に着ていたフリースを脱ぐ。これでも暑いがじきに樹林を抜ければ寒くなるとの予想で進む。樹林帯を抜けると右手の方角に西吾妻山が見えた。山頂の直下は白く樹氷が付いているように見えるが、近づいてみないと分からない。西大巓は帰りに寄ろうか、と話し斜面をトラバース気味に歩いて行くと、素晴らしい斜面が登場。山スキーヤーとしてはこれを滑らない訳にはいかないので、やはり西大巓を目指すことに。雪が凍っていると厄介だったが、シールのグリップが良く登りは特に難しくなかった。10:57西大巓到着。天気は曇りになってきたが、相変わらず高曇りなので見晴らしは良い。登りの時もよく見えた磐梯山、猪苗代湖、飯豊山、朝日連峰、月山等々。周囲の山は全部よく見えた。ここまで順調。西大巓で大休止とし、座って飲み食いする。風が少し抜けるので寒いが、中に着込むほどではない。ここでスキーからシールを剥がして滑る準備。大斜面を滑るが、下まで行くと登り返しが大変なので適当なところで西吾妻山方面へ向かう。下に降りると樹木がありそれを避けつつ進む。鞍部までくるとスキーが進まなくなるので再度シールを貼る。
最後の登りは緩い坂。天気は曇りなれど周囲には樹氷というかスノーモンスターが出てきてテンションが上がる。気温は高いし既に3月なので見られないかと思ったが残っていてくれたので嬉しい。Zさんと写真や動画を撮りつつ進む。スノーモンスターの群れの中を進むようで楽しい。西吾妻山は10年以上前の3月に一度やはりスキーで訪問済みだったが、その時樹氷は全くなくて、しかも天気もホワイトアウト寸前で悪く、あまり楽しめる要素がなかった。今回も時期的には少し遅かったが、生き残りのスノーモンスターが見られてその点は満足した。2人でゆるゆる進み、11:55に西吾妻山山頂に到着。樹氷と雪の原っぱしかなくて、山頂標などは全て雪の下のようだ。持参したGPSがなかったら山頂がどこか分からなかったかもしれない。山頂付近も風が全くなかったので、座って持参した食料を減らすことに。猪苗代湖と磐梯山を見つつ、スノーモンスターに囲まれてのランチとなった。なかなか豪華なシチュエーションである。しばしゆっくりし山頂周辺の眺望も楽しむ。東吾妻山方面の縦走路はなかなか魅力的だ。冬に行くのはしんどそうなので、秋にでも行ってみたい。
帰りは来た道を戻るが、山頂周辺はスノーモンスターの群れに阻まれて、板を回せるところがない。シールのまま下り、適当なところまでくるとようやく板を回せるスペースが出てきたので、ここで再度滑る装備に換装。行きと同じように鞍部まで滑り込みシールをみたび装着。西大巓への登りにかかる。西大巓から西吾妻山は、帰りもよく見えた。ここで再度滑る準備。Zさんは山頂からここまでつぼ足で歩いてきたが、ここで念のためチェーンスパイクを履く。しかしこれは後で裏目に出る。
西大巓の快適斜面を数ターンした後は、トラバース気味に進み樹林帯に入る。上部の樹林帯は樹木の間隔が狭かったが、雪質が良かったので板が滑り特に問題はなかった。問題が起きたのはZさんだった。ペース良く下っているが、よく見ると右足のチェーンスパイクがない。慌てて止めて指摘する。あたふたと登り返して探しにいくも見つかるはずもなく、諦めることに。なくても下ってこられたのであれば、特に問題にはならないだろうが、まだ買って半年程度なので勿体ない。行動を再開する。樹林帯下部は樹木の間隔も開き、楽しいツリーランとなった。Zさんはひたすらつぼ足で歩いてゲレンデに到着。ここまで来れば安全圏なので先行させてもらう。ゲレンデで動画を少し撮ってもらった後に先に進む。ゲレンデは雪質が上のほうはまずまずだったが、下の方は既にストップスノーのなっていて、ワックスでも塗らないと滑らない状態だった。それでも滑りきりゲレンデ滑走終了。少し歩いて14:39に駐車場到着。行動終了。Zさんはさすがに30分以上遅れたが、ゲレンデ脇をテクテク歩いて戻ってきた。山スキーなら帰りのゲレンデも楽しめるのだが、今のところ山スキーを始めるきはないらしい。
<追記>
翌日になってグランデコスキー場に落とし物について照会したところ、なんと拾われて届けられているという。裏磐梯に滞在していたため取りに行き無事回収。どなたか分かりませんが、拾って届けてくれた親切な方へお礼申し上げます。
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