西天塩岳ヒュッテで一泊して素晴らしい紅葉の天塩岳を一周
- GPS
- 22:40
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 1,045m
- 下り
- 1,035m
コースタイム
天塩岳ヒュッテ(10:05)→新道連絡路分岐H832(10:30)→前天塩岳(12:10)→天塩岳(13:15)→西天塩岳ヒュッテ(13:50)
<2日目(10月7日)>
西天塩岳ヒュッテ(6:25)→円山(6:40)→天塩岳ヒュッテ(8:45)
天候 | 1日目(10月6日):快晴 2日目(10月7日):晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2007年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
とんでもなく広いので、停められない事態なんて発生しないと思います。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険箇所等なし。 熊出没頻発地帯らしいですが、全然何ということはなかったです。 新道連絡路はぬかるんで歩きにくかったですが、それ以外は特に気になりませんでした。 |
感想
前回のオプタテシケ山の一泊山行があまりに良かったので、大分寒くなってきたことも考慮して少し標高を下げた天塩岳で一泊してみようと思い立ちました。ちょうど山頂近くに西天塩岳ヒュッテがあって、先人のブログ等を見ている限りは非常に快適そうな山小屋だったというのもあり今日はここに泊ります。
<1日目>
泊り山行なので、いつもよりもかなり遅めの10時過ぎに出発しました。登りは旧道コースから、紅葉を見ながらゆっくりと進みます。とは言いつつも森林限界を越えてハイマツ帯に出た頃には結構息があがって大変でしたが、視界が拡がると一気に360°の紅葉の絶景が拡がって、とても苦しいなんて言ってられない状況になりました。特に前天塩岳山頂から1420m、1430m、1450m峰へとつながる稜線は、一面、ダケカンバの黄色に染まり、所々に緑や赤があるという絶景でした。
ここから先は対岸の天塩岳に向かいますが、この間のコルが数字以上に深くて、降りるのは良いものの、中々大変な登りでした。天塩岳からの紅葉も綺麗で天塩川に沿って侵食した地形と紅葉の黄色が素晴らしかったです。
西天塩岳ヒュッテは山頂から20分ほど下ったところの熊笹帯の中にありましたが、予想通りの立派な小屋で、中も清潔感あふれる作りでした。さすがに泊る人は誰もいないみたいです。暫く、小屋の外をボーっと眺めていましたが、暗くなる頃には、風になびく熊笹の音に自分の気配が完全に消されるような気がして、恐くなって小屋の中に引っ込んでしまいました。夜には星を見ようなどと思っていたのに、とてもそんな余裕もなく一日目の夜が過ぎて行きました。
<2日目>
小屋の中は最低でも15℃ぐらいをキープしていて暑くて寝苦しいぐらいの夜でしたが、明るくなってきたので、外にでるとヒンヤリした空気が気持ち良い朝でした。天塩岳に遮られているので日の出は少々遅めで6時15分ぐらいでした。
今日は、ほぼ日の出と共に出発します。新道の平坦なコースを下山します。円山の山頂は、山頂標識の文字部分が取れて落ちていました。円山からはハイマツ帯を下山するのですが、紅葉のダケカンバ帯が近づいてくるにつけ、恐ろしいぐらいに紅葉が綺麗になってきます。最初は遠目で見ていたものが、ゆくゆくはその情熱的な黄色の中に自分の身が入っていって、なんかものすごい感動しました。その紅葉も最初はダケカンバの黄色一色でしたが、下山するにつれて植生が変化して、赤い色などに変化していく様も見事でした。こんな綺麗な紅葉を見れるのはもう一生のうちに何回もないんじゃないかと、目と写真にしっかり焼きつけて下山しました。
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