帰って来たぞ小倉 北九州もののけ森 企救富士〜平尾台旧登山道を踏む編

2013年05月21日(火) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 37.6km
• 登り: 883m
• 下り: 880m

コースタイム

魚町4:36〜7:36貫山権現参拝口〜貫山〜9:40四方台〜11:05茶ヶ床園地（平尾台）11:45〜
吹上峠12:51〜13:42平尾台旧登山道口〜15:52小倉競馬場〜16:54旦過市場〜17:08魚町

天候

晴

アクセス

西鉄バス：上貫
おでかけバス（北九州市）：平尾台自然観察センター

コース状況／危険箇所等

故郷北九州へ戻って、現在のところ近場の山々を歩き回っています。
今回は小学校の遠足で行った思い出の平尾台と別名企救富士と呼ばれる貫山を徒歩で往復することにしました。

危険箇所は特にありませんでした。

写真

5/21 4:36

4:36いつもの魚町からスタートです。今回は小倉南区の貫山と平尾台が目的地です。往復徒歩での山行です。

5/21 20:51

国道10号線へ向かいます。

5/21 20:52

約2時間で貫山の見える地点まで来ました。今日も靄が掛かっています。

5/21 6:47

大人しい番犬が写真を撮る僕をじっと見ていました。君、番犬になっていないよ。小屋は傾いているし・・・

5/21 7:13

親切に注意を促しているのか？　こんな看板を何枚も見たらテンション下がりますね。

5/21 7:24

貫山が近づいて見えてきました。あの姿形は企救富士と呼ばれるに相応しいと思います。

5/21 7:37

貫山権参拝道。名前から山岳信仰の場であったと想像できます。

5/21 20:54

踏跡が少なく、それ程使われてはいないようです。

5/21 20:55

この苔の量が、先日行った屋久島の登山道を彷彿させます。

5/21 7:51

おっ・・・スケールは小さいが、もののけの森北九州版とでも言う雰囲気ですよ。これは・・・

5/21 20:56

大きなシダ・・・益々屋久島っぽい。

5/21 7:53

岩や倒れ木に苔だらけですよ。この地帯は・・・

5/21 7:55

杉林なんです。樹齢数十年ものでしょうが・・・

5/21 20:57

食虫植物

5/21 20:57

綺麗な水場がありました。

5/21 20:57

倒れた木に苔。この雰囲気いいなぁ。

5/21 20:58

屋久島もこんな水場が沢山ありましたね。此処貫山北側からの登山道を利用する者が少ないのでしょうね。お陰で環境破壊の少ない場所のようです。

5/21 8:10

木の上にこんな可憐とも言うべき桜サイズの花が咲いていました。

5/21 8:11

貫山登山道入口。貫山の名前は古代大和朝廷の大抜（貫）の屯所が設置されたことによるそうです。

5/21 21:00

入口にこんな大岩がありました。これも苔で覆われています。

5/21 8:16

此処の水場が最後のようでした。

5/21 21:01

岩の上にも小さな植物の姿が・・・

5/21 21:01

この付近の多くの杉はこのように苔で覆われていました。なので杉の木が緑色していました。

5/21 21:02

杉林を過ぎると良く見かける登山道の姿です。

5/21 21:02

この緑と光の明るさは頂上の気配。

5/21 9:04

9：04　貫山712m山頂へ到着。魚町から徒歩で4時間半程でした。

5/21 9:07

靄ではっきり見えませんが、真東に水晶山531mと偽水晶山566mが見えます。

5/21 9:11

山頂で行動食にて休憩します。気温は20度程です。

5/21 9:23

南側の平尾台へ進みます。何処となく高原の雰囲気。

5/21 9:29

「カノコソウ」
全国的に減少傾向にあって貴重な植物のひとつだそうです。

5/21 9:36

この付近はやたらと小鳥の囀りが響いていました。

5/21 9:40

四方台へ到着しました。太平山方向へ進みます。

5/21 9:46

平尾台の羊群原。見事なカルスト台地の景色です。大地の頂上が太平山です。

5/21 21:06

羊群原の正体・・・緑の草原に羊が群れるようにこの石灰岩がいたるところにあります。

5/21 9:52

岩のアップ。良く見ると結晶質の石灰岩なんですね。

5/21 9:56

全国的に知られていないかも知れませんが、天然記念物・国定公園・県立自然公園に指定されているんですよ。

5/21 10:18

平尾台の中央部に行きたいので、茶ケ床園地方面へ進みます。

5/21 10:41

カルスト台地の太平山 (567m)

5/21 10:53

こちらは権現山(558m)だったかな？

5/21 11:37

茶ケ床園地にて昼食にします。日陰もあるし景色も良いし、すぐ近くに綺麗な水洗トイレもあります。

5/21 21:06

お昼はやっぱり麺類。今回は近所のスーパーで特売されていたチャンポンとセブンイレブンの塩むすび。それと魚肉ソーセージ（これは先日の屋久島の残りもの）。

5/21 11:41

案内図です。ご存知無い方はご覧下さい。

5/21 11:45

平尾台と言えば、千仏鍾乳洞が有名なのですが、一度も入った事の無い全長2160mの「目白洞」に来てみましたが、閉まっていました。

5/21 12:01

見晴台途中のとある場所だけに綺麗な花が咲いていました。

5/21 12:45

吹上峠。ここが平尾台九州自然歩道の登山口です。この左手に駐車場があって、登山者は右の太平山方面へ向かうことになります。

5/21 12:51

吹上峠の脇に旧登山道を見つけました。勿論行きます。「旧」とか「古」に弱いもので・・・

5/21 12:52

足元は雑草で覆われていますが、良い景色ですよ。

5/21 12:54

すぐに国道へ出て来ました。暫く車道端を歩きます。

5/21 13:10

旧登山道の続きがありました。行って見ます。

5/21 13:14

旧登山道とは言え、ケルンやロープもあり、判りやすい道です。

5/21 13:17

何度か国道に出、また旧登山道へ入ります。

5/21 13:17

案内板が残っていました。この道を使った方が早く下山できそうです。

5/21 13:18

車も残っていました。カーブを曲がりきれずにここへ突っ込んだのでしょうね。車種は不明ですが、マツダのプレートがありました。

5/21 21:09

下へ行くほど道幅も広く判り易くなってきました。

5/21 13:31

分岐点に標識がありました。直進して平尾台入口の方面へ進みます。

5/21 13:36

旧登山道から国道28号線に出て来ました。

5/21 13:52

貫山方面に三角に尖った立派なお山が見えました。地図で調べると塔ケ峯(582m)のようです。秋山登山に残しておこうと思います。

5/21 13:55

322号線バイパスを北上します。此処はJR日田英彦山線の石原町付近です。

5/21 15:46

JRA小倉競馬場。競馬と言えば・・・

5/21 15:56

5/26日曜日は第80回「日本ダービー」。競馬場で盛り上がりましょう。東京競馬場は凄いだろうなぁ。

5/21 21:12

北九州の台所、旦過市場で今夜の食材を買って帰ります。

5/21 18:23

山行の後は普段より多目の夕食。お刺身は旦過市場のお魚屋さんで買ってきました。単身赴任者にしては立派な食事でしょ。スーパーとコンビ二のお陰ですね。ビールは翌日健康診断なのでノンアルで独り乾杯！　お疲れ様でした。

撮影機器：

Canon PowerShot S100 Canon

感想

SinNakaji

■貫山
貫山権現参拝口から途中の森の一部に2週間前に行ってきた屋久島の楠川旧道の雰囲気と似た景色が地元北九州にもあったのには少々驚きました。
貫山のこの登山道は北側斜面で日差しも少ないために苔の環境に適しているのだと思います。
廃道とまでにはなっていない程度の登山者の通行が丁度良い環境なのかも知れません。
水場ですが、地図には水場の印が無かったので2リットル程背負って来ましたが、次回からはここで給水しようと思います。冷たく美味しい水でした。
9時頃、貫山頂上に到着しました。頂上には誰もいませんでした。空気が霞んでいて遠くの景色を望むことが出来ませんでしたが、東側に水晶山と偽水晶山が見えました。昔水晶山の頂上で水晶が採取されていたそうです。秋の時期にでも登ってみようと思います。

■平尾台
山口県の秋吉台と共に有名なカルスト台地。小学校、中学校の遠足で千仏鍾乳洞へ入った記憶がります。
その頃僕は若松区に住んでいたので、平尾台は遠い位置に感じていました。小倉北区から歩いて行ける距離なので随分と近い存在に感じました。
でも、平尾台まで歩く人なんて千人に1人、いや一万人に1人もいないと思います。
太平山方面の羊群原の景色が独特な雰囲気があって美しいですね。
この景色は僕の大好きな北アルプスにも無い景色です。北九州市民として誇れる山だと思います。
夜空はここから星を見上げると素晴らしいそうです。周りに一切の灯りが無いため正座観測には好条件なのでしょう。
下山は旧登山道を利用しました。僕はこの存在を知らなかったので、想定外に楽しめました。通行は少ない様子でしたが、時々山岳会か何方かが手入れをされているのだと思います。ご苦労様です。
小倉南区北方にJRA小倉競馬場があります。そうです。今年の日本ダービーは第80回。
人気はエーシントップのようですが、競馬に絶対は無い。先週のオークス1着は9番人気のメイショウマンボでしたね。
馬が走っている時の競馬場の歓声やどよめきが良いですよね。「東京競馬場で観戦したい」
さて、1日に40k近くあるいたのでヘロヘロ状態でした。北九州の台所と呼ばれる旦過市場。帰り道のコース上でもあったのでお魚屋さんで500円のお刺身パックを購入。夕食のテーブル（正確には机）に載せて缶ビール（翌日健康診断なのでノンアルビール）と共に頂きました。
一日中晴天でしたので日焼けもして、ちょっと男前になりました。かな？
今日も充実した一日。
お疲れ様でした。

コメント

kenjia

お疲れ様です。
すごい！！
歩きましたね。
まさか平尾台まで歩くなんて、びっくりです。
貫山の写真を見ると行きたくなりました。
真似はできませんが・・・。（笑）

hayashiya

え〜〜〜〜〜！？
なんすか？この山行！？

まったく考え及ばんかった・・・なんか悔すぃ〜〜

SinNakaji

是非
kenjiaさんも日頃の運動不足解消に是非歩いてみては。
体重減りますよ。
今日の健康診断で５８キロでした。
全然嬉しくない。

SinNakaji

hayashiyaさんへ
いつもありがとう御座います。
マイカーを持っていない事もあり、
近くの山でしたら歩きで楽しんでいます。
夏の北アルプス縦走の練習も兼ねてもいます。
お蔭で体重も減りすぎてしまいました。

chengfu

こんばんは~。
いや~、毎度歩かれますね~ 。
お疲れさまでした~

それにしても、ここのところの中国からのPM2.5はたまらんですね~。福岡市内から油山も見えませんでした~ 。

hayashiya

アドバイス願います♡
７月に２泊３日（＋予備１日）で初の北アに行こうと思ってます。
計画は、上高地〜西穂〜奥穂〜北穂〜槍〜横尾〜上高地で考えてるんですが、、初日、AM6:00に上高地を出発して１６時くらいまでに奥穂を経て穂高岳山荘に到着できるのか？と、ここが超不安要素。地図上では「イケルな」と考えてるんですが、土地勘が全くないのでアドバイス頂けると嬉しいです

SinNakaji

chengfuさんへ
こんばんは。
北九州も一緒ですね。
今日もPM2.5の影響でしょうか、
いつも見える皿倉山さえ、昼近くまで見えませんでした。
以前まではこんな事は少なかったと思います。
山を愛する我々にとっては楽しみを奪われていますね。
一体いつまで続くのでしょうかね。

SinNakaji

hayashiyaさんへ
７月に北アルプスですか。羨ましいですね。
僕は奥穂から上高地へのルートを数回行った事があります。大体８時間もあれば十分でした。
hayashiyaさんは、その反対ルートになりますが、その時間であれば十分可能だと思います。
難所と呼ばれる馬の背やジャンダルム、逆層スラブ等は、hayashiyaさんでしたら何って事ないでしょう。多分、こんなものかと思われる事でしょう。
最初の田代橋から西穂山荘の中尾根の登りコースは、面白みの無い森をダラダラと登る感じなので、もしかして此処が気分的に難所なのかも知れません。
ちょっと気になるのが、土日が絡むとどの程度の登山者がいるのか不明です。西穂高岳〜奥穂高岳間の登山者は他より少ないのですが、当然人数が増えると、追い抜くことも難しいので渋滞になります。できれば、早い時間帯に行動された方が時間的には有利です。
所でhayashiyaさんは、上高地までどういった交通手段で行かれるのでしょうか？
僕は就業後に新幹線で新大阪へ行き、そこから、さわやか信州号（バス）で上高地に入る計画です。

hayashiya

ありがとうございます！
アドバイスありがとうございます！

バスの到着時刻＆荷物の預かり所の営業時間などから、出立が６時過ぎになりそうなので、計画を変更して、Sinさんと同じ「槍→西穂」のルートで進んだほうが良さそうな気がしてきました てことでまた完コピでまいります

私も移動は、就業後に２０時台の新幹線で京都まで行って、さわやか信州号で上高地まで爽やかに移動します

SinNakaji

hayashiyaさんへ
上高地まで同じ手段なんですね。
槍→大キレット→北穂→奥穂→最終日に馬の背〜ジャン〜西穂〜上高地ですね。
そのコースならば、余裕でしょうね。最終日に上高地の温泉にでも入浴できるかと思います。
何か他に疑問点があれば連絡下さい。