谷峨駅から大野山を経て山北駅そして新松田駅まで春の散歩
- GPS
- 05:20
- 距離
- 17.4km
- 登り
- 609m
- 下り
- 707m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
八王子07:11(JR横浜線) 町田07:37/07:53(小田急小田原線)※人身事故のため6分遅延 新松田08:40※6分遅延 松田08:47(JR御殿場線) 谷峨09:02 復路: 新松田14:27(小田急小田原線) 町田15:15/15:33(JR横浜線) 八王子15:55 |
写真
感想
スギ花粉の飛散もほぼ収まったので山歩き再開。
ただまだ多少は飛んでいるしヒノキ花粉もあるので、ハードではない山ということで思い浮かんだのが丹沢南部の大野山だった。
山頂部まで車道が通じているような軽い山だし、桜もあると聞いたことがある。
歩くのは好きだが、山歩きはそんなにまだ経験がないというm-君を誘って行くことにした。
横浜線に乗るとm-君から小田急線が人身事故で止まっているとの連絡。
久しぶりの遠出なのに運が悪い。
これは行先変更も検討しなければならないかなと思ったが、町田駅に着くころになると運転再開との連絡。
結局乗ろうとしていた小田急線の急行は6分遅れの運行で、新松田駅ー松田駅の乗換えの時間に余裕があったため乗ろうとしていた御殿場線に乗ることができた。
やってきた御殿場線は3両ということもあり、この時期の大野山は人気のようで同じことを考えた登山客で通勤ラッシュのような状態だった。
ソメイヨシノが満開の谷峨駅でも多くの人が下りたが、山歩きを始めるとあれだけいた人が嘘のように分散して、ほとんど周りには誰もいないという状態が続いた。
やっぱり山は広くていい。
m-君は意外にも植物に興味があるようで、シャガやヤマブキがもう咲いているねと話しながら登っていく。
途中からは公園のような道になり、もうぼんやりと新緑色だ。
高度を上げるにつれ草地になるので、見晴らしがよい。
酒匂川沿いの低地を縫うように這う東名高速の向こうに雄大な富士。
山体が少し膨らんだように見える、真西から見る富士山だ。
採石場のほかにもう1箇所山が削られている場所がありよく見るとトンネルが口を開けている。
ああ、新東名高速か。
秦野〜御殿場間の工事も順調に進んでいるらしい。
山頂近くには見晴らしのよい山によくあるように携帯等アンテナが何ヶ所か建っている。
m-君はアンテナに詳しく、ソフトバンクにしては立派なアンテナはボーダフォン時代に建てられたものとのことで、その見分け方はライオンのキャラクターの注意看板だとのこと。
山頂に着くころには富士山は南側から流れてきた薄紫色の雲に隠れていった。
山頂の桜の蕾はまだ堅く、ミツマタが花盛りだった。
北側には丹沢山塊が連なり、去年…いや、もう2年前に歩いた檜洞丸〜蛭ヶ岳の稜線↓がよく見える。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1833206.html
南側には箱根山の山々。
山頂にこれまでもちょこちょこあった木彫りの像の説明版があり、これらはチェンソーアートだとのこと。
南側に向かった丸太のベンチに座り、買ってきたパンを食べていると、少々肌寒い風が強く、火照った身体はあっという間に冷えていく。
シャガやヤマブキを見ながら歩いていたので初夏の気分だったが、そう、まだ3月なのである。
愛鷹山方面を見ながら、そろそろ伊豆方面へ温泉旅行を兼ねたハイキングに行きたいなあと思う。
帰り道は山北駅方面へ下りる。
地蔵堂を経由する登山道は途中崩落しているという情報もあったので、そちらから登ってきた人に聞いてみると充分通行できるとのこと。
実際通ってみると崩落しているところは臨時の通路に補修されていた。
谷峨駅から登る道に比べるとこちらはスギの植林地も多く、見晴らしはよくない。
谷峨駅方面から登ったので午前中富士山がよく見えてよかったなと思う。
ただ雑木林のところには白っぽいヤマザクラやキブシが咲いていて、新緑間近の気持ちのよい空気感だった。
山北駅へは少々車道歩きが長い。
小田原に近いんだなということを思わせる「鈴廣かまぼこ」のトラックの向こうの丘はもう萌黄色に色付いている。
山北駅付近の御殿場線沿いもソメイヨシノの並木になっていて、桜見物の人が多い。
谷峨駅は駅周辺だけだったが、山北駅付近はかなりの長さの並木だ。
そうか、電車に乗っていた人は全員登山というわけでもなかったんだなと思った。
山北駅前には「さくらの湯」という共同湯があるので電車が来るまでの時間そこで時間を潰そうかと思っていたのだが、駐車場の混み具合からするとかなり混んでいそうだ。
どうしようか迷っていると、m-君が新松田駅まで歩こうという。
さすが、歩くのが好きな人はいい提案をするなと思う。
電車もバスも走っている山北駅〜新松田駅間を歩くことなんてそうそうないはずなのでいい機会だ。
山北町の街なかは広い歩道があり歩きやすい。
その後は国道246号線を御殿場線と酒匂川に沿って歩くことになる。
国道なのでトラックも多いが、昔と違って排気ガスがそんなに臭くないので歩きやすい。
圧倒的に「湘南」「富士山」「沼津」ナンバーが多いななんて思いつつ歩いていると、m-君に肩をたたかれ、空を見上げるとパラグライダーが飛んでいた。
松田山方面から飛び立ったパラグライダーは国道と御殿場線を越えて酒匂川方面に飛んでいく。
桜観音踏切から松田町の街なかへ。
庭先では水仙やフリージアが咲きそろい春爛漫の散歩道だ。
小川では誰が植えたのかサトイモ科のカラーが白い花を群生させていた。
酒飲みなら寄りたくなるような立派な酒蔵を通過し路地を抜けると、見慣れた新松田駅・松田駅の駅前に到着した。
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