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Yamareco

記録ID: 3029871
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
東海

ラストチャンス不動山、千回沢山(大河内ルート)

2021年03月26日(金) ~ 2021年03月27日(土)
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
14:02
距離
26.5km
登り
2,012m
下り
2,032m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
1:10
休憩
0:00
合計
1:10
16:02
大河内宿泊地
2日目
山行
11:44
休憩
1:08
合計
12:52
5:13
167
大河内宿泊地
8:00
8:00
45
夏小屋丸JP
8:45
8:45
30
P1,155m
9:15
9:25
47
P1,203m
10:12
10:16
50
11:06
11:21
48
12:09
12:09
51
13:00
13:09
21
P1,203m
13:30
13:30
55
P1,155m
14:25
14:25
20
夏小屋丸JP
14:45
14:45
100
16:25
16:55
70
大河内
天候 晴後雲
過去天気図(気象庁) 2021年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
大河内に向かう林道
滑り台がなくなり安全に通行できました。
2021年03月26日 15:05撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3/26 15:05
大河内に向かう林道
滑り台がなくなり安全に通行できました。
お馴染みの笹ヶ峰登山口で幕営
2021年03月26日 16:17撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
3/26 16:17
お馴染みの笹ヶ峰登山口で幕営
ほぼ満月と笹ヶ峰かその北のピークか?
2021年03月26日 17:50撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3/26 17:50
ほぼ満月と笹ヶ峰かその北のピークか?
今季初のアイゼン登場
今年も一回のみか?
2021年03月27日 06:48撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3/27 6:48
今季初のアイゼン登場
今年も一回のみか?
1,050mの大木
下山時の目印とした。この木を左に見て下る
2021年03月27日 07:03撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3/27 7:03
1,050mの大木
下山時の目印とした。この木を左に見て下る
ロボットPから夏小屋丸JP
ご覧の通り笹露出
2021年03月27日 07:45撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3/27 7:45
ロボットPから夏小屋丸JP
ご覧の通り笹露出
夏小屋丸JPから不動山、千回沢山を眺める
遠いな(◎_◎;)
2021年03月27日 08:00撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3/27 8:00
夏小屋丸JPから不動山、千回沢山を眺める
遠いな(◎_◎;)
夏小屋丸JPを振返る
2021年03月27日 08:12撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
3/27 8:12
夏小屋丸JPを振返る
最初のP1,240mからの下り(帰路撮影)
右上から急斜面を下り、中央から右下にまばらな雑木を掴み下る。距離は短いが急なので緊張した。本コース一番の難所だがどこにでもある程度の傾斜
2021年03月27日 13:49撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3/27 13:49
最初のP1,240mからの下り(帰路撮影)
右上から急斜面を下り、中央から右下にまばらな雑木を掴み下る。距離は短いが急なので緊張した。本コース一番の難所だがどこにでもある程度の傾斜
P1,203mの奇怪な枯れ木
後は笹ヶ峰
2021年03月27日 09:10撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3/27 9:10
P1,203mの奇怪な枯れ木
後は笹ヶ峰
P1,203mの下りの藪から不動山の西尾根の状況
2021年03月27日 09:34撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3/27 9:34
P1,203mの下りの藪から不動山の西尾根の状況
同雑木藪(帰路撮影)
枝を掴みながらアイゼンを引っ掛けないように下る
2021年03月27日 12:33撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3/27 12:33
同雑木藪(帰路撮影)
枝を掴みながらアイゼンを引っ掛けないように下る
P1,203mと不動山の鞍部からP1,203m東尾根(帰路撮影)
ほぼ雪無し。藪を200m程下る
2021年03月27日 12:29撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3/27 12:29
P1,203mと不動山の鞍部からP1,203m東尾根(帰路撮影)
ほぼ雪無し。藪を200m程下る
念願の不動山
藪漕ぎのため軍手です。
2021年03月27日 10:11撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
3/27 10:11
念願の不動山
藪漕ぎのため軍手です。
美濃又丸方向?
2021年03月27日 10:12撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3/27 10:12
美濃又丸方向?
千回沢山への稜線
2021年03月27日 10:24撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3/27 10:24
千回沢山への稜線
中央が釈迦嶺かな
2021年03月27日 11:04撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3/27 11:04
中央が釈迦嶺かな
予定より1時間早く千回沢山到着\(^o^)/
敗退覚悟の悲壮感で臨んだ千回沢山なので喜びもひとしおです。
2021年03月27日 11:08撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
3/27 11:08
予定より1時間早く千回沢山到着\(^o^)/
敗退覚悟の悲壮感で臨んだ千回沢山なので喜びもひとしおです。
千回沢山から不動山
2021年03月27日 11:05撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3/27 11:05
千回沢山から不動山
無事帰還嬉しい(T_T)
さあ撤収して二ツ屋まで戻らねば
2021年03月27日 16:18撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3/27 16:18
無事帰還嬉しい(T_T)
さあ撤収して二ツ屋まで戻らねば
撮影機器:

感想

 今季のラストチャンス‼️いや人生のラストチャンスかも⁉️
 野暮用と天気の巡り合わせが悪く、なかなか決行出来ないでいるうちに早や3月末。焦りは募るばかり😨
 今週は日曜日が雨だが金曜日発すれば土曜日にアタック出来そうだ。待っても条件は悪くなるばかりだ。やるなら今でしょ!(ふる〜)
 岐阜100を特別に意識していた訳じゃないが、いつの間にか残り20座を切って来て俄然意識しはじめた。だがそこに立ちはだかる大きな壁が不動山と千回沢山だ😅沢が出来ないので考えうるルートは三つ
 一つ目は赤谷渡渉ルート
 二つ目はドガス越え門入ルート
 三つ目は大河内西稜線ルート
だが、いずれもCTが10時間越えのハードなコースで一長一短😢
〇先ずは赤谷ルート
 アプローチは短いが、赤谷渡渉が怖い。広く早く深い。一週間前に下見に行ったが直ぐ断念。
〇次に門入ルート
 めちゃめちゃアプローチが長い。2月にドガスへ下見山行に行ってきたが、雪山装備を担いで登ることを考えたらとってもやってられない。断念。
○最後は大河内ルート
 二ツ屋まで入れればアプローチは短いが、林道の滑り台が怖い。3年前笹ヶ峰周回で歩いたが、数ヶ所の滑り台通過に肝を冷やした。
 考えあぐね堂々巡りでどこからアタックするか決断しかねていたが、滑り台がなくなった直後のほんの数週間ならアタック可能ではないかと考えた。だが稜線が細く雪が消えると藪漕ぎを強いられそうだ。致し方なし。
 
 いつまで考えていても仕方ない。兎に角敗退覚悟で行ってみてダメなら他ルートの再考又は来季の再挑戦と悲壮な覚悟で出発した。
 ただ1日の行動時間が長いので少しでも短くしようと、登山口の大河内に前泊することにした。更にアタック当日もトラブルで遅くなってもいいように連泊する予定で行くことにした。つまり2泊3日の予定だ。

 いつもの如く行き掛けの駄賃と足慣らしを兼ねて、野坂岳を周回した後二ツ屋に駐車し大河内登山口まで歩いた。途中3人組とすれ違い県境稜線の積雪情報を入手。藪は出ているものの雪はしっかりあるとのこと。ちょっと安心した。林道のデブリはかなり溶けて通行に支障はなかった。登山口にテントを張り近くの小沢で冷やしたビールと幕の内弁当で最後の晩餐を済ませ、早々に寝た。
〇登山口~夏小屋丸JP
 登山口から取付き辺りまでは下見をしたので問題なく取り付けた。しかし尾根乗り換え地点を通過してしまい。窪地を直登することになてしまった。ここで随分気力体力を消耗させられた。h750m辺りで尾根に復帰した。h900m辺りから雪が繋がりだしたので今季初のアイゼンを装着した。朝から気温が高いので雪のゆるみを心配していたがそれ程でもなかった。夏小屋丸手前100m位は笹露出で笹漕ぎ歩きだ。CTは概ね3H、道迷いがあったので仕方ないか。
〇夏小屋丸JP~P1,240m
 JPから100m位が下りの笹漕ぎであった。尾根芯に獣道らしき踏跡があった。その後雪が続き難なくP1,240mへ到着。特に危険は感じなかった。このピークは眺めがよい。
〇P1,240m~P1,155m
 見晴らしの良い尾根を一段下ると、急な下りに差し掛かる。ここでピッケル登場!急ではあるがどこへ行ってもこれくらいの急坂はある感じだ。だが慎重に下るに越したことはない。ここを通過すれば後は問題なし。
〇P1,155m~P1,203m
 Pから南東に曲がるように下る。途中笹が露出している箇所があった。ここの笹薮は濃く踏跡もない。だが尾根が細いので迷うことはなかった。100m位笹薮を下ると雪道となった。難所と言うほどでもないと感じた。鞍部からは広めの尾根になった。
〇P1,203m~不動山
 東西に長いPで東端まで行き南東に下った。ここはすぐに笹や雑木藪が露出していた。雑木を掴んで下った。傾斜は緩い。藪を200m程下ると鞍部だ。鞍部は岩混じりの細い尾根となった。アイゼンが岩を噛む音が気持ち悪い。以降は細い雪道を登り上げると不動山頂上であった。
〇不動山~千回沢山
 雪タップリで広く緩やかな稜線で雪山漫歩を楽しめた。途中でSUMIさんとすれ違った。赤谷渡渉ルートから来る方がいるかもしれないし、出会うとすれば時間的にこの辺りかと思っていたが、まさか本当に出会えるとは思っていなかった。千回沢山山頂には予定より1時間程早く到着できた。念願の千回沢山であるが天気は下り坂である。名残惜しいが長居はできない。小腹を満たして即折り返した。
〇帰路
 午後になると雪が腐ってくるので厄介だなと心配したが、雪の状態に大した変化はなかった。特に心配したP1,240mの急な登りもアイゼンが効いて安定して登れた。しかしJPに近づくにつれ南東からの強い風が吹きつけてきた。JPまでは後ろからだったがロボットPに向かうときは横からとなりふらつくほどであった。明らかに天気が変わってきたので早く下山したかった。風に背を押されながら大河内に向かって一気に降りた。
 往きに迷った尾根乗り換え地点が分かった。テントが見え長い1日が終わったことを実感した。
 明日雨が降らなければここでもう一泊してもいいのだが、朝まで持たないと判断し疲れているが二ツ屋の車まで戻ることにした。日が長くなったので暗くなる前に二ツ屋に到着できた。
 この日はダム湖畔で泊まり翌日ゆっくりと帰宅した。
※感想&反省
 念願の不動山&千回沢山を敗退覚悟で登ったが、案外すんなりと登れてしまった感がある。案ずるより産むがやすしってところか。
 1年前の参考レコより問題の稜線の雪は少なかった。藪露出が多かったが雪がないと歩けない尾根ではなかった。勿論雪が繋がっていた方が断然歩き易い。今季で言えばあと2週間くらいは早い方がよかった。それは林道が安全に通行できるようになった直後と言うことである。
 JPから不動山の稜線はいずれも東又は南東の尾根が藪露出していた。どの年も多少の違いはあれど露出しやすい箇所であると思った。
 本当に今回挑戦してよかった。ひょっとすると一生行けなかった山になっていたかもしれない。まさにラストチャンス!

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コメント

お疲れさまでした!
稜線でお会いしたsumi8848です。

まさかあの稜線で人に会うとは思いませんでした。
お会いした時には”悲壮感”なんてみじんも感じさせないパワフルさで羨ましく思いましたよ。

プロフィールを拝見しましたが、私と同じ世代、同じ様な経歴そして鈴鹿の山がホームとどこかでお会いしてたかも…。
ひょっとして学生時代に東海合ワンなど?

同じ世代の活躍に励まされて登り続けている今日この頃。
またどこかでお会いできるといいですね
2021/4/2 5:58
こちらこそ
 こちらこそ、雪解けでどんどん増水しているあの恐ろしい赤谷を渡渉して登ってくる方がいるとは殆ど思っていませんでした。ですから正直びっくりしました。それもいつも凄い同級生がいるんだとレコに励まされているsumiさんに遭うとは…。

 悲壮感で挑戦したのですが、お会いした時は予定より1時間早いのでちょっと余裕が生まれた頃でした。

 山同様レコも速攻で翌日にはUPされていて、更にはその後のレコまでUPされている、さすがです。UP遅くてすみませんm(__)m
 今後もレコでご活躍を楽しませてもらいます。それではまた山で(^^)/~~~
2021/4/2 15:02
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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