早池峰山〜アイオン沢を滑る

2021年04月10日(土) [日帰り]

• GPS: 08:58
• 距離: 18.6km
• 登り: 1,493m
• 下り: 1,494m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:41
• 休憩: 9:53
• 合計: 16:34

距離 18.6km 登り 1,497m 下り 1,503m

6:49 門馬コース登山口
8:00 8:05 林道・アイオン沢出会
0:07 9:15 林道終点
12:37 12:39 早池峰山
12:40 13:13 早池峰山頂避難小屋
14:15 14:20 林道・アイオン沢出会
15:25 門馬コース登山口

Conta1550mからの岩稜帯の直登には、キックステップが効く雪質の場合以外は、アイゼン、ピッケルが必須と思われます。今回は、無難に東から大きく迂回しましたが一部アイゼンが必要でした。シール歩行等の場合は、更に手前からC1522尾根に取り付くことをお勧めします。

天候

曇りのち晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

門馬登山口駐車場10台くらい。
国道から5kmくらいの道に、雪は昨日降ったのがサラッと。根雪はありませんでした。

コース状況／危険箇所等

門馬登山口の登山ポスト、冬季は閉まってます。

その他周辺情報

大峠さんのはちみつ屋さん

写真

登山口までの林道には昨日降った雪がさらっと。根雪なし。

登山口

ここから先は車両通行止めです。

Mはスキー靴はザックに入れてトレッキングシューズで。p氏はスキー靴でスタート。

砂防を渡渉

20�儖未竜�影が。

C940mでアイオン沢につきあたりました

林道をショートカットしようと沢中を選択し…

はまりました

次々に現れる砂防の巻きに時間ロス

1時間かけて、ようやく林道終点へ

圧巻の砂防群は左岸から

巨人の階段

結構急登です

キックステップで

上部から

北上高地を眺めます

地形図のルンゼ型を詰めていきます

P氏はシール歩行にトライ

4/10 10:14

C1522岩塔

4/10 10:14

霧氷帯を登ります

4/10 10:02

だんだん雪が固くなってきて

4/10 10:19

シールは辛そう

4/10 10:37

岩稜帯に当たり、右からの迂回を選択。
スキーは担いで。

ハイマツ帯を一つ越えます。

キックステップきかず、アイゼン装着

ここはアイゼン必須でした

中岳・鶏頭山方面

ハイマツ帯を避けながらルートをとります

夏道に合流

鶏頭への縦走路

夏道からコメガモリ沢を望みます

もうちょっと

登頂！

小田越ルート

東への縦走路

山頂でスキーに切り替え

一応、山頂から滑るこだわり

滑走準備完了

4/10 22:11

狙うのは山頂真北からの直降

4/10 13:23

…が、硬そう。

4/10 22:13

いってきます

4/10 22:13

4/10 22:13

転倒すると滑落するので慎重に

4/10 22:14

ちょっと斜度が緩んできたけど

4/10 22:14

ガリガリ

4/10 22:15

広くてよさそうだけど

4/10 22:16

景色はきれいだけど

4/10 22:28

カリカリ

このまま降りると違うとこに行っちゃうので

4/10 22:29

西へトラバース

4/10 22:32

ハイマツ帯を避け

4/10 22:36

薄いとこ抜けて

登りで突き当たった岩稜帯まで

登りのトレースと合流

4/10 22:33

少し雪も柔らかくなってきたので

4/10 22:35

ちょっと攻めます

4/10 22:44

穴に注意

4/10 22:46

昨日の雪がいい感じで滑りやすい

4/10 22:46

朝の霧氷帯へ

4/10 22:47

狭いけど快適

4/10 22:47

地形図のルンゼ型の沢

4/10 22:47

変化があって楽しいです

4/10 22:48

岩場の際

4/10 22:50

U字の沢

4/10 13:50

見上げて満足

4/10 22:52

砂防の左岸を滑ります

4/10 22:52

調度いい斜度

4/10 22:53

障害物もあるけど

4/10 22:54

エッジがかんで

4/10 22:54

カービングターン

4/10 22:54

堰堤避けて

4/10 22:54

林道まで

4/10 13:56

林道に到着

林道流します

あとは徒歩で

例年並みに積雪あれば滑って降りれたかな？

もうすぐゴール

お疲れ〜

撮影機器：

TG-870 OLYMPUS CORPORATION

装備

個人装備

アイゼン マット ガス ガスボンベ×1 手鍋 シュラフカバー ノコギリ 水筒 レスキューシート ライター 新聞紙 ヘッドランプ 予備電池 トイレットペーパー ガムテープ ナイフ コンパス 地形図 GPS ヘルメット スキー（アルペンビンディング） スキー靴 トレッキングシューズ ストック 毛帽子 手袋 オーバー手袋 スパッツ ドライバー

共同装備

ピッケル スコップ シュリンゲ カラビナ 簡易ハーネス ドライバー

感想

Palomon

アイオン沢とはどんなところなのか？
実際に見て確かめたかった。
昭和23年、アイオン台風の豪雨で早池峰山の山腹に大崩落が発生。
その崩落地をアイオン沢と呼ぶようになったとのこと。
始めは長い林道歩き．．．
その後、昭和55年の再崩壊直後に整備されたらしきコンクリート谷止工群へと突入。
更に上部は平成時代に整備された鋼製枠ダム。
そしてピークまでは厄介なハイマツ帯や岩稜帯を抜けることになった。
早池峰山山頂では青空も見られ残雪期ならではの景色を堪能。
滑りもスキーを外すことなく林道最終地点まで滑走することができた。
かなり疲れたが、アイオン沢の災害と復旧の歴史を感じながらスキー山行を楽しむこ とが出来て何より。

midoriman

　明らかに例年より雪が少ない。林道とアイオン沢との出会地点から沢に入ってショートカットのはずが、堰堤にてこずって、時間と体力をロスしました。林道終点からは、地形図上ではルンゼ型の沢をConta1550mまで登りました。そこから、西側（右）に逸れてC1522からの尾根上に大きく迂回しました。ハイマツを避けながらのルートどりで少しうっとうしかったです。
　山頂で、いつものとおりスキーを着用。真北に向かって滑降しました。気持ちよさそうなオープンバーンなのですが、カチカチのアイスバーンで転倒＝滑落必至のため、慎重に。C1600m以下からは雪も緩まり、特に地形図上のルンゼ状の沢中と林道終点までの堰堤の斜面には満足。スキーを1度も脱がずに林道終点まで滑れました。
　今回は小雪＋寒の戻りで条件は良くなかったですが、例年並みに雪があってザラメであれば、バラエティーに富んだコースで楽しめると思います。一般向けではないですが、コアな山スキーヤーなら気に入るはず。

コメント

gikyu

相変わらず w
早池峰北斜面、滑降お疲れさまでしたぁー　🙇

いまでも、Pさんはブーツ、Mさんはシューズ派ですね。
ちっとホッコリです。
少しデンジャラスな処もあるコース　私は転倒しなくとも常に駄洒落が滑落です w

来シーズンこそはスキーを買うぞォォォォォー

Palomon

Re: 相変わらず w
gikyuさん、こんばんは！
毎度ありがとうございます。
残雪が少なくちょっと苦労しましたが達成感溢れる名コースです。
山スキー買ってください！
来シーズン（いろいろと）滑りまくりましょう

midoriman

Re: 相変わらず w
gikyu さま
こんばんは。
言われてみれば、数年前に岩手山でお会いした時から登山スタイル変わってませんね。
駄洒落の滑落はケガしない程度にしてくださいね。　

ふくろう

PALOさんお兄さんこんにちは！
ふむ、男の浪漫を感じるルートですね！
この界隈は全然知識がないのですが、ストーリーのある山行記録は読んでいて面白いです！
それにしても攻めてるなあ…

Palomon

Re: PALOさんお兄さんこんにちは！
glide5さん、こんはんは！
いつもとはちょっと違うジャンルの山スキーです。
こういう達成感もいいもので、辛いことがあっても頑張って乗り越えていける気がします。
相方は慎重にと言いつつ結構攻めてましたな(^-^;

isam

今日は。
　早池峰山は二度登ったことがありますが、小田越ともう一個、急な沢沿いの名前が出てこない。たぶん今も閉鎖中だと思います。まさか早池峰を滑る人がいるとは？初めて知りました。岩手山も滑る人なので、岩手の山は滑れないとこないんですかね？

Palomon

Re: 今日は。
isamさん、こんばんは。
ご無沙汰しております。
早池峰山の南面、河原坊コースはしばらく閉鎖してますが解除の目処も立たない様です。
廃道になるのでしょうか。
北面滑走は達成しましたので、今度はその南面の滑走に挑んでみたいです！