記録ID: 3073034
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アルパインクライミング
赤城・榛名・荒船
南牧村立岩 東立岩南壁 ついでに西立岩南西壁基部末端まで偵察
2021年04月10日(土) [日帰り]
体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 06:22
- 距離
- 6.1km
- 登り
- 838m
- 下り
- 828m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 2:14
- 休憩
- 4:09
- 合計
- 6:23
距離 6.1km
登り 838m
下り 837m
14:21
南牧村と言えば、岩峰の多い土地です。
中でも南牧マッターホルンの大岩/碧岩と、南牧ドロミテと言われる立岩が最も顕著で美しい〜
イタリアのドロミテは岩登りのメッカですが、南牧ドロミテ立岩には登山道の他は北東面の下部にアイスゲレンデが有るのみで、他に記録は見当たりませんでした。
(有るなら知っている人、教えてください〜)
南牧マッターホルン状岩峰群、大岩/碧岩/タカノス岩の東西南北に延びる顕著な岩稜は全て登ってみたので、今週末は南牧ドロミテ立岩に新規ルートを開拓して見ることに!(^^)!
初日の目標は東立岩、二日目は西立岩です(*^^)v
桃奈々ブログ↓です。
対岸岩峰から偵察山行
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2860275.html
プランニング
https://minkara.carview.co.jp/userid/256635/blog/45012315/
初日、東立岩南壁
https://minkara.carview.co.jp/userid/256635/blog/45014605/
https://minkara.carview.co.jp/userid/256635/blog/45014693/
https://minkara.carview.co.jp/userid/256635/blog/45014771/
二日目、西立岩西稜
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3070520.html
https://minkara.carview.co.jp/userid/256635/blog/45019897/
中でも南牧マッターホルンの大岩/碧岩と、南牧ドロミテと言われる立岩が最も顕著で美しい〜
イタリアのドロミテは岩登りのメッカですが、南牧ドロミテ立岩には登山道の他は北東面の下部にアイスゲレンデが有るのみで、他に記録は見当たりませんでした。
(有るなら知っている人、教えてください〜)
南牧マッターホルン状岩峰群、大岩/碧岩/タカノス岩の東西南北に延びる顕著な岩稜は全て登ってみたので、今週末は南牧ドロミテ立岩に新規ルートを開拓して見ることに!(^^)!
初日の目標は東立岩、二日目は西立岩です(*^^)v
桃奈々ブログ↓です。
対岸岩峰から偵察山行
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2860275.html
プランニング
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初日、東立岩南壁
https://minkara.carview.co.jp/userid/256635/blog/45014605/
https://minkara.carview.co.jp/userid/256635/blog/45014693/
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二日目、西立岩西稜
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3070520.html
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過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
東立岩基部には獣道程度のバンドが有ります。 狙っていた弱点に至るバンドに登る事は出来そうでしたが、何処にいるのか分からなくなり、行き過ぎてしまいました。 二つ目の尾根に到達し、いくらなんでも行き過ぎかと登ってみました。 実際登ったのは南壁の突端東南稜の手前の壁だったのですが、登りつくまで現在位置がわからなかったというお粗末な結果でした。 南壁はたどん岩に藪/灌木が多く生息し獣道の様なバンドが交錯する壁で、見た目は容易に見えますが、岩が非常に脆く岩をホールドにするのは躊躇します。 極力、藪/灌を利用しましたが、それでも触った岩の10%位は剥がれたという印象です。 灌木/藪に支点が多く取れますが、岩に対してはハーケン/ボルトは無力だと思われますので、藪/灌木の無いフェースに出る気がしませんでした。 ★東立岩南壁 ●1P目 たどん岩のリッジ右側から藪交じりのフェース 25m (桃奈々) リッジの岩に取り付くと20%位の確立でたどん岩が抜けたり割れたりする。 直ぐに中止し、右側からリッジに乗り、藪の多いフェースに着く獣道の様なバンドを右に出てから直上し灌木でピッチを切る。 ●2P目 藪交じりのフェース 20m (SM100C) 見た目は容易に見えるが、たどん岩は非常に脆く藪/灌木以外信用できるホールドは少ない。獣道の様なバンドを拾い、極力岩場を避けて登る。 ●3P目 藪交じりのフェース 20m A0 (桃奈々) バンドを左斜上すると、藪の無いたどん岩のフェースに出てしまう。非常に脆くとてもフェースに出る勇気が出ず数m戻る。 藪を掴んで垂直3mを直上、かなり強引に超す。一手が無くアイスハンマーを土斜面にぶち込みホールドにした。 右にトラバースしこのポイントを避ければ、もっと容易だった可能性が有る。 ●4P目 藪バンド トラバース 15m (SM100C) 傾斜が緩んだ藪交じりの壁からバンドを右に斜上すると東南稜に出る ★ 西立岩南西壁基部偵察結果 1. 大ルンゼは予想通りチョックストン有るが、下が抜けられそうである。 その先は不明 2. 右斜上藪バンドルート核心部下の藪テラスまでは右側から登れそう。 その先は不明 4. 左右チムニーはU字溝の様な幅広い凹みで有り、ルートとならない。 5. 前衛ピナクルの裏側へは左側から行けそう。その上、大藪バンドまで行けるかは不明。 6. 小ピークの先、西稜末端ピナクルまでの間は、若干傾斜が落ちるし藪/灌木もまばらに有るので、大藪バンドに到達出来る可能性が最も高い。 藪大バンドから頂上に抜けられるかは不明。 7. 西稜末端ピナクルとのギャップへのチムニーは可能性高いが、ギャップから上には行けない(翌日、裏側から確認) * 偵察の結果、西立岩南西壁で可能性が高いのは、西側末端近くから大藪バンドに乗り、斜上して頂上へのルートを模索するのが一番の様です。 右フェース上昇バンドは、藪テラスまでは行けるものの核心部が脆かったらアウト、上昇藪バンドまで上がれても、上部にも短い垂壁が多く立ちはだかり、困難を極めそう。 この日と翌日の西稜登攀で、西立岩南西壁への戦意は消失しました。 もしも、登攀を検討していて「もっと詳細な写真が欲しい」等のご希望がございましたら、ご連絡ください。喜んで協力いたします。 また、西立岩南西壁の登攀に成功した方がいらっしゃいましたら、是非ともお知らせください。 記 : 桃奈々 |
その他周辺情報 | 星尾温泉は、鉱泉ながら薄濁りの良いお湯です。 古民家を最近改装して、とても綺麗な浴槽でした。浴槽の窓から眺める桜も綺麗でした。元々あった鉱泉公衆浴場から引き湯しているそうです。 寛げる囲炉裏や、眺めの良いテラスも有ります。 記 : 桃奈々 南牧村は過疎地域と認識されていますが、車で通過している景色を見るだけでも楽しめる、お花の里です。 桜、桃、モクレン、等の樹木。 ムスカリ、菜の花、芝桜、チューリップ、スイセン等々。 間違いなく恐怖の壁に取り付いて登ってきましたが、それを良しとしない方でも十分癒される里です。 騙されたと思ってこの時期にぜひ足を向けていただきたい。 記:SM100C |
写真
装備
個人装備 |
登攀用具一式
|
---|---|
共同装備 |
ザイル 8.5mm x 50m 1本 カム
|
感想
事の経緯はいつもの如く。
「こんなプランがあるよ!」
「それ行きましょう(^ω^)」
んで登れてしまうのはやはりmomo7nanaさんの百戦錬磨のなせる技なのか。
この週末は翌日を含めてものすごい充実感と達成感を感じました。
「行ってみなけりゃ登れるかどうかなんて、わかるわけがない。」
山登りの原点じゃないかと。
東立岩南壁は藪と灌木の多い脆い壁で、岩登りというより木登りに終始します。
しかし、自分でプランニングして「行ってみなけりゃ分からない」ルートを登り詰め、頂上に立った時の感動は、かけがえのない物です。
今回も変態的プランに「行ってみなけりゃ分からないのが面白いんですよ」と賛同し、お付き合いいただいたSM100Cさん、本当にありがとうございました。
プランニングには、Takikichi AさんがYouTubeに投稿したドローンによる空撮動画も参考にしました。この空撮動画だと東立岩南壁は、緑豊かでとてもあんな悪い壁には見えないのですが・・
動画および動画から取り出した静止画の使用について、Takikichi Aさんから御許可頂いています。
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SM100Cさん、momo7nanaさん、こんばんわ。我が群馬県へようこそ。と言っても、西上州の岩場は見てるだけの世界。妙義や下仁田あたりの山は毎日眺めて暮らしていますが、まったく縁のない世界です。
大昔に巻機山のヌクビ沢の最後の取り付きで、掴んだ草が抜ける恐怖を味わいました。立岩は掴んだ岩が手の中で崩れる、って聞いただけでお尻がムズムズしてきます。破線ルートは自己責任、まして岩場は・・・
星尾の温泉は黄金の湯らしいですね。岩場の緊張が一気に癒やされたのでは?^^鄙びた集落は分水嶺ではなくて小川挟んで県境の県内では珍しい場所。岩場は無理だけど、鄙びた里歩きならしてみたいなぁ。
yamaonseさんこんばんは、いつもどうもです。
こういうことをやる人間にとって、毎日眺められるほどのところにお住まいなのはとても羨ましいです。しかし、この頻度を上げると寿命が縮む気がしますので、良し悪しといったところでしょうか(´_`;)
星尾の温泉、素晴らしかったです!
泉質のことはよくわかりませんが、お風呂から眺める里の風景は春爛漫、時間がゆっくり流れていく感じで、ここで一泊出来たらさぞ幸せだろうと思いました。
この辺りにお住いの方々はお花好きが多いんでしょう、庭先には様々な花が咲き、車で走っていても飽くことがありません。
生活は決して便利とは言えないでしょうけど、ここに住んでみたいと思わせてくれます。
まぁ、たまに訪れるからそう思うんでしょうけども。
またまた凄い場所へ行かれたようで、お帰りなさいませ。
行ってみないと分からない場所
それこそが 楽しい
うん。男ですな!
私は何年経ってもその領域には辿り着けない
冒険心ゼロの低レベルお気楽ハイカーを貫きます
写真見ているだけで部屋着が土埃っぽくなりました
そうそう、駐車場に停めてる他のハイカーは荒船山に行くんですか?
elyさんおはようございます。
とりあえず行ってみよう、ハナシはそれからだ、的な。
momo7nanaさんはそこで登頂出来ないとかなりクヤシイようですが、ワタクシ別にそれでも楽しけりゃいいんです。登れればさらに楽しいんでしょうけど。
次はどんなところが待ってるんだ?と思うだけでゾクゾクしてきます。それで絶望感を感じることもあるわけですが
荒船山へ行く人もいるんでしょうね。でも立岩へ行く人もけっこういるみたいでしたよ。立岩も登山道があって、実際山頂で人に出会いましたしね。
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