二輪草の西山峠、熊谷草は咲き始め〜南高尾

2021年04月15日(木) [日帰り]

• GPS: 05:10
• 距離: 13.3km
• 登り: 421m
• 下り: 416m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:51
• 休憩: 0:15
• 合計: 5:06

距離 13.3km 登り 423m 下り 423m

9:53 高尾山口駅
9:56 TAKAO 599 MUSEUM
10:16 梅ノ木平
11:53 11:54 西山峠
12:02 12:03 東山
12:09 12:10 入沢山
12:46 ボランティアの森
12:57 12:59 中沢山
13:05 13:10 中沢峠
14:32 梅ノ木平
14:49 高尾山薬王院祈祷殿駐車場
14:53 14:58 高尾山口駅
14:59 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車

コース状況／危険箇所等

特になし

写真

4/15 10:10

ブタさんとニワトリさん。

4/15 10:24

芹葉飛燕草（セリバヒエンソウ）1.5cmくらいの花。可愛らしい花ですが、中国原産の外来種で近年特に分布を広げているらしいです。

4/15 10:35

稲荷神社の鳥居。この後ろに熊谷草(クマガイソウ)の群落があります。

4/15 10:32

大部分はまだ蕾ですが、左上の方が開花していました。

4/15 10:32

アップ。花の大きさは10cmくらい。名前の由来は膨らんだ形の唇弁を昔の武士が背中に背負った母衣(ほろ)に見立てたもの。こちらは源平合戦の熊谷直実が当てられている。打たれた方の平敦盛に見立てた花は敦盛草(アツモリソウ)。

4/15 10:35

熊谷草の左側の道を少し上に登ったところには一輪草(イチリンソウ)の群落。花の直径は4〜5cmくらいで二輪草(ニリンソウ)に比べると大きい。葉の切れ込みが多く、柄があります。

4/15 10:36

白く見えるのは花びらではなく萼、枚数は5〜6枚らしいが、これは8枚ある。

4/15 10:37

後ろから。

4/15 10:40

山延胡索(ヤマエンゴサク)。名前の由来は中国の漢方薬。

4/15 10:40

一輪草。裏が少しピンク。

4/15 10:45

4/15 10:46

金瘡小草(キランソウ)。別名地獄の釜の蓋。華の直径は1cm
くらい。これも薬草。

4/15 10:50

紫華鬘(ムラサキケマン)。花の長さは2cmくらい。華鬘とは仏殿に飾られる仏具。有毒だけど漢方薬。

4/15 10:50

耳形天南星(ミミガタテンナンショウ)。仏炎苞の縁が耳たぶのように張り出す。天南星とは南極老人星、すなわちりゅうこつ座のα星であるカノープスのことらしい。どこが似ているのだろう？

4/15 10:51

横から。花序付属体がよく見えます。

4/15 10:58

一輪草は別名裏紅一華(ウラベニイチゲ)といいます。これは表の花びらもうっすらピンク色です。

4/15 10:59

裏紅一華の名にふさわしい裏がピンクの花、可愛いです。

集めてコラージュしてみました。裏紅一華という名前の方が素敵ですね。

4/15 11:03

一輪草。

4/15 11:01

黄華鬘(キケマン)。

4/15 11:13

汚猫の目草(ヨゴレネコノメソウ)。

4/15 11:19

蔓鹿子草(ツルカノコソウ)。まだ蕾。小さいです。

4/15 11:28

円葉菫(マルバスミレ)。花の直径は2cm。

4/15 11:32

宝鐸草(ホウチャクソウ)。宝鐸とは寺院の軒先の四隅に吊り下げられた飾り。花の長さは2cm。

4/15 11:41

沢の源頭部、二輪草群生地にきました。花泥棒は犯罪です。
二輪草も一輪草と同じく白く見えるのは萼、直径は2cmで一輪草の半分くらいです。葉には柄がありません。

4/15 11:43

凄い、沢山咲いてます。

4/15 11:44

ぎっしり、ムラサキケマンと共に咲いています。

4/15 11:44

4/15 11:43

二輪草も裏がピンクのものを探しました。

4/15 11:46

4/15 11:45

4/15 11:46

ピンクのものがまとまって咲いています。きれい。

4/15 11:50

斜面を埋め尽くす二輪草。

4/15 11:51

素晴らしいです。保護している方に感謝。

4/15 12:01

西山峠にはドラゴンがいます。

4/15 12:05

一人静(ひとりしずか)。静御前の舞姿のように美しい姿の花。

4/15 12:08

稚児百合(チゴユリ)。名の由来は小さくて可愛らしい。2.5cmくらいの花。

4/15 12:15

ミミガタテンナンショウの雄株。花粉をつけたハエがでてくる穴が空いています。

4/15 12:16

浦島草(ウラシマソウ)。釣り糸が葉に引っかかったまま、葉が伸びてしまったようです。この釣り糸は何のためにあるのでしょうか？

4/15 12:24

十二単衣(ジュウニヒトエ)。花が重なって咲く様子を古代の女官の装束に見立てた。

4/15 12:27

花は1cmくらい。

4/15 12:27

白花。

4/15 12:31

立浪草(タツナミソウ)。寄せくる波のような花。

4/15 12:31

蛍葛(ホタルカズラ)。草むらに点々とつける花の色をホタルの光に例えた。花の直径は1cm。

4/15 12:32

展望所。ここでランチにしました。丹沢がよくみえます。眼下は津久井湖

4/15 12:57

匂立坪菫(ニオイタチツボスミレ)。花色濃く香りあり。花の直径は2cm。

4/15 13:00

中沢山頂上。

4/15 13:00

山躑躅(ヤマツツジ)。

4/15 13:02

山吹(ヤマブキ)。

4/15 13:10

ここを右に降りなければいけなかったのに先へ進んでしまいました。ヤマレコ様の警告で正しいルートにもどれました。

4/15 13:19

再び浦島草。釣り糸は肉穂花序の先端の付属体。

4/15 13:19

林道まで降りてきました。登るときはこの標識に注意。

4/15 13:37

白花の華鬘。

4/15 13:38

色々な色の紫華鬘。

4/15 13:39

地縛(ジシバリ)。伸びた茎のところどころから根を出して増える様子が地面を縛るように見えることから。花の直径2cmくらい。

4/15 13:40

狐の牡丹　(キツネノボタン)。花の直径は1.5cm。

4/15 13:51

プリケアナ(アメリカスミレサイシン)。とても綺麗な菫でたくさん咲いていました。しかしこれは北米原産の栽培種のようです。

4/15 14:04

光の具合で色が変わります。

4/15 13:54

馬の足形(ウマノアシガタ)別名金鳳花(キンポウゲ)。花の直径は2cm。根生葉を馬の蹄に見立てた。

4/15 13:55

馬の足形。

4/15 13:55

シロバナアメリカスミレサイシン。

4/15 13:58

坪菫(ツボスミレ)。別名如意菫(ニョイスミレ)。坪は庭の意。如意は僧侶の持つ仏具で葉の形が似ている。花は小さく1.5cmくらい。

4/15 13:59

芹葉飛燕草。飛ぶ燕に見えるかな。

4/15 14:00

構苺(カジイチゴ)の花？4cmくらいの花。

4/15 14:02

匂菫(ニオイスミレ)。花の直径は2cm。

4/15 14:06

匂菫。

4/15 14:08

紅花春紫苑(ベニバナハルジオン)。明治時代の終わりにアメリカから園芸植物として輸入されたもの。ピンクの花びらが可愛いです。花の直径は1.5cm。

4/15 14:08

八重桜(ヤエザクラ)。

4/15 14:10

垣通し(カキドオシ)。隣接地から垣根を突き抜けるほど勢いよく伸びてくるという意味。花の直径は1cm。

4/15 14:16

うかい鳥山のところで。赤いモミジは出猩々でしょうか。黄緑のモミジとのコントラストがとてもきれいです。

4/15 14:19

一輪草と菫。

4/15 14:20

二輪咲いているけど一輪草。

4/15 14:27

瘡王(クサノオウ)。皮膚病の薬草。くさ(湿疹)を治す薬効がある。花の直径は4cm。

4/15 14:25

山吹草(ヤマブキソウ)。花の色が山吹に似る。花の直径は5cm。

4/15 14:25

山吹草と二輪草の群生。

4/15 14:27

紫花菜(ムラサキハナナ)。別名諸葛菜(ショカッサイ)、大紫羅欄花(オオアラセイトウ)。江戸時代に輸入され、野生化した。若い葉は食べられるし種から油もとれるらしい。

4/15 14:29

熊谷草のところに戻ってきました。朝よりちょっと開いたかも。

4/15 14:49

十二単衣。

撮影機器：

TG-4 OLYMPUS CORPORATION

DC-TZ90 Panasonic

SOV42 Sony

感想

simunee

　ヤマレコの、西山峠の二輪草の群落がすごいとの記録を見て、ここに来ました。圧巻の二輪草群生地でした。日帰りで行けるところにこんな素晴らしい場所があるとは感動です。一輪草や他の春の花も色々咲いており、お花観察をして楽しい1日でした。熊谷草はもう数日で見頃になるでしょう。これらの保護をしている方々に感謝です。
　高尾山口駅に戻り、高尾山温泉極楽の湯に寄ってお蕎麦を食べて温泉につかりました。平日はそれほど混んではいないので、温泉付きの手頃なお花見ハイキングコースとしておすすめです。