竹寺 採燈護摩供 神仏習合の古刹を訪ねる山旅
- GPS
- 04:50
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 755m
- 下り
- 748m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
(復)小殿バス停-(国際興業バス)ー飯能駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
*通行止めの箇所はありませんでした。 *特に危険な箇所もありませんでした。 |
その他周辺情報 | 子の権現 https://nenogongen.jp/ 竹寺 http://www.takedera.com/index.html |
写真
装備
MYアイテム |
SINZY
重量:-kg
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個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
カメラ
|
感想
竹寺は12年に一度の丑年の年に開帳される牛頭天王大開帳の年になります。この年は様々な特別な行事が行われるそうですが、その一つ「採燈護摩供」(さいとうおおごまく)を見に竹寺へと行きました。
竹寺は、神仏習合の遺構の寺院として有名ですが、近くにある子の権現も神仏習合の遺構の寺院。この2つの神仏習合の古刹をつなぐルートは、人気のハイキングコースにもなっていますので、子の権現から竹寺へと巡って、「採燈護摩供」を見ることにしました。
子の権現(ねのごんげん)の正式名称は「子の権現 天龍寺」。天台宗の寺院になります。境内には巨大な下駄や草鞋があり、足腰守護の神仏として信仰を古くから集めているということです。伊豆ヶ岳からの縦走コース上にあることから、ハイカーには有名な寺院ですね。登山に足腰はとっても大事。毎年、ハイキングの途中にお参りしています。参道には大きな朱色の鳥居と仁王像があり、お茶屋さんもあります。
竹寺の正式名称は「医王山薬寿院 八王寺」。本尊は牛頭天王(ごずてんのう)。天台宗の寺院になります。境内に見事な竹林があることから「竹寺」と呼ばれているということです。境内には茅の輪があり、神仏習合の遺構を強く感じることができる寺院です。茅の輪は、神社では正月などに設置されることはありますが、ここは一年中設置されています。大きな茅の輪は見事です。御開帳の年は、普段は非公開となっている本尊の牛頭天王を拝観することが出来ます。もちろん、私も拝観しました。
「採燈護摩供」は、他の寺院でも行われていて、屋外で行われる大規模な護摩法要のことです。名称は寺院によって多少違いがあるようです。山伏が法螺貝を吹き、大きく護摩を炊き上げます。その後、まだ燃え盛るなかを、念じながら火渡りをします。これは、誰でも参加することが出来ます。関東では高尾山薬王院の「火渡り祭」が有名でしょうか。毎年多くの参拝者を集めて、大規模に行われます。
住職の話では飯能の周辺でも行っていた寺院は他にもあったということですが、減少傾向ということで、伝統を維持するのも大変ということですかね。
「子の権現」「竹寺」ともに、神仏習合の寺院。明治の廃仏毀釈の荒波を乗り越えて現在まで、その遺構を残しているのは興味深いです。何冊が文献を漁ってみましたが、どうして残ったのか、はっきりとした理由は分からないということです。
この日は事件が発生。
子の権現から竹寺へ向かう途中に、男性から「子供を途中で見かけなかったか?」と聞かれました。どうやら、お子さんと逸れてしまったようです。竹寺でも放送で「10歳の子供が所在不明・・・」と流れ、遭難した可能性があることが分かりました。竹寺から下山する途中には飯能市の防災無線からも同様の内容の放送が聞こえました。サイレンが麓から聞こえ、ヘリコプターも上空を飛ぶ、物々しい感じに。
天気も良かったのでトレランの人も含めて、多くのハイカーがいましたので、そのような中で発見出来ないとなると、かなり心配な状況のように感じました。
後ほど、男の子は無事に発見されたという報を知り一安心。低山と言えども、山は山。山は甘くないということを、改めて認識することになりました。
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