乗鞍岳
- GPS
- 02:30
- 距離
- 4.7km
- 登り
- 370m
- 下り
- 358m
コースタイム
- 山行
- 1:35
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 1:35
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2005年08月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
岐阜県側からの「乗鞍スカイライン」、長野県側の「乗鞍エコーライン」ともに「畳平(2703m)」まで通じていますが、マイカー規制のため、バスかタクシーに限られます。私は前夜「平湯温泉」に宿泊したため、岐阜県側からバスに乗ることにしました。
運よく「平湯BS」からは「笠ヶ岳(2897m)」も見えるほどに晴れ渡り、1500mの高度差を1時間で稼いでくれます。「畳平」には宿もあり、ご来光を拝する人たちはここに泊まるのです。息子は心配した高山病もまったく問題なく元気に登り始めました。さっそく、コマクサやイワギキョウ、イワツメクサが咲き乱れる「鶴ヶ池」を左手に、整備された砂利道を登ります。今日の目的は息子に雷鳥を見せることでハイマツに潜む彼らに注意して進みました。「不清ヶ池」を過ぎ、「肩ノ小屋」にあっという間に到着。風もなくとても良い天気です。後ろの「摩利支天岳(2872m)」には「コロナ観測所」、その鞍部には「東京大学宇宙線観測所」があり、大気の澄む高地が支配する「乗鞍岳」が日本の宇宙観測においていかに重要な場所かがわかります。
ここから本格的な登りが始まるのですが、足が重い父を置いて息子はどんどん先に行ってしまいます。「権現池」を経て「蚕玉岳(2980m)」に着いた頃から少しガスり始めました。山頂までの登りもまったく問題なく、予定よりもだいぶ早く着いてしまいました。息子の初めての北アルプス、そして3000m峰踏達は本当に呆気ないものでした。期待していた目の前の「御嶽」や「槍穂」は姿を現してくれず残念無念。「夏山だから仕方ないか」と諦めるしかありませんでした。
おもしろいことに、山頂には神社が二つあり、一つは長野県側を、もう一つは岐阜県側を向いて背中合わせで鎮座しています。両県が仲が悪いなんて聞いたことはありませんし、昔の講に起因するのではないでしょうか。
下りは息子に雷鳥探索を命じましたが、とうとう出会えませんでした。自然公園パトロールの人に聞いたら、今は子連れの時期なので、ハヤブサから狙われるらしく、天気の良い日はハイマツから出てこないのだそうです。
「畳平」の鞍部のお花畑にはには一周約15分の木道コースが付いています。それこそ「これがアルプス」という見事な花々と接することができました。前日は名古屋で「オタフク風邪」と診断されたにもかかわらず、約束のラーメンを食べながら、「富神山の方がたいへん」と元気に感想を述べる小学2年生の息子でした。
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