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Yamareco

記録ID: 309160
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
丹沢

丹沢山

2008年12月28日(日) ~ 2008年12月29日(月)
情報量の目安: S
都道府県 神奈川県 広島県
 - 拍手
子連れ登山 montedio
GPS
32:00
距離
21.9km
登り
1,827m
下り
1,971m

コースタイム

1日目
山行
2:45
休憩
0:15
合計
3:00
10:15
85
塩水橋
11:40
45
堂平
12:25
12:40
35
天王寺尾根分岐
13:15
丹沢山(みやま山荘)
2日目
山行
5:20
休憩
1:50
合計
7:10
7:00
40
丹沢山(みやま山荘)
7:40
30
棚沢ノ頭
8:10
9:05
30
蛭ヶ岳
9:35
40
棚沢ノ頭
10:15
50
丹沢山
11:05
12:00
130
塔ノ岳
14:10
大倉バス停
※小田急線[秦野駅]からタクシー利用
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2008年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車
「塩水林道」ゲートから歩きます
「塩水林道」ゲートから歩きます
凍土が心地良い
「天王寺尾根」分岐
「天王寺尾根」分岐
鎖場もあります
中央が「大山」
最後の階段
「百名山」14座目
「百名山」14座目
「みやま山荘」
「富士山」落日
夕食は焼肉でした
夕食は焼肉でした
オリオン座と流星
オリオン座と流星
横浜の夜景
朝日に染まる「富士山」
朝日に染まる「富士山」
鹿の群れ
「宮ヶ瀬ダム」と中央奥に「筑波山」
「宮ヶ瀬ダム」と中央奥に「筑波山」
「鬼ヶ岩」から右が「蛭ヶ岳」
「鬼ヶ岩」から右が「蛭ヶ岳」
「富士山」と「南アルプス」
「富士山」と「南アルプス」
優美な「富士山」
優美な「富士山」
「富士山」と「山中湖」
「富士山」と「山中湖」
「八ヶ岳」の白峰から「大菩薩嶺」と「雲取山」
「八ヶ岳」の白峰から「大菩薩嶺」と「雲取山」
「南アルプス」
翌日登る「天城山(伊豆半島)」が箱根の奥に浮かびます
翌日登る「天城山(伊豆半島)」が箱根の奥に浮かびます
最高峰の「蛭ヶ岳」
最高峰の「蛭ヶ岳」
「蛭ヶ岳山荘」
「丹沢山」への帰路
「丹沢山」への帰路
縦走路を振り返る
縦走路を振り返る
「尊仏小屋」のご主人と話してます
「尊仏小屋」のご主人と話してます
「尊仏小屋」
「塔ノ岳」山頂

感想

 小田急線秦野駅のコインロッカーに荷物をデポして登山口の「塩水橋」までタクシー(7420円)で入りました。10匱蠢阿痢屮筌咼墜宗廚泙任魯丱垢通じていますが、今回は最高峰の「蛭ヶ岳(1673m)」を含めた主脈縦走が目的です。そこでまずは「丹沢山(1567m)」に直登する必要があり、最短ルートの「塩水橋」まで分け入らなければならなかったのです。
 「塩水林道」ゲート周辺には自家用車が数台程度。ここから林道終点までは3.5劼諒涸路を登らなければなりません。十分にアップしてからスタートしました。この区間が通行禁止になっている理由は自然保護もそうなのですが、とにかく落石が多くて危険だということだと思います。いたる所に崩壊があり落石だらけでした。林道終点には国土交通省の雨量観測所の建物があり、いよいよそこから本格的な山道となります。ここまでは誰とも会いませんでしたが、少し登った所で下山してきた山小屋のスタッフと出会いました。「天王寺尾根分岐」で昼食を取り、その後はノンストップで「丹沢山」に立ちました。山頂には数人だけで四周の眺めを十分に満喫し、今宵の宿である「みやま山荘」にチェックイン。子連れということで、個室を用意してくれました。
 宿泊者は12名。夕食は18時からで、なんと焼肉という豪華御膳でした。食後は東京の夜景や満天の星空を眺めながら過ごし、息子は消灯時間の20時30分までTVに噛り付いていたようです。
 朝食は6時からで、太平洋の朝焼けを見ながらという見事なセッティング。食後は荷物を山荘にデポして「蛭ヶ岳」へ向かいました。登山道はまだ暗かったのですが、朝陽で次第に赤らむ「富士山」の感動的なシーンを見ながらの楽しい尾根歩きでした。途中鹿の群れに二回ほど遭遇しました。息子は野生の鹿に興味津々で、「今度はイノシシが出てくれないかな」と欲張っていました。
 「蛭ヶ岳」山頂には誰もいませんでした。大パノラマを独占できる喜びに浸っていたら「写真お願いします」と声をかけられました。声の主は昨晩の同宿者で、夜景の撮り方を教えた人でした。年齢は私と同じぐらいで、最近山登りを始めたらしく、相模原市在住という地の利を活かして丹沢には何回も足を運んでいるということでしたが、「今までこんなに晴れた日はなかった。山形から晴れ男が来てくれて良かった。」と言われるぐらい絶好のコンディションだったのです。
 「あれが瑞牆、あれが金峰、八ヶ岳の手前が大菩薩ですね。あの白いのが日光連山、その奥のが那須、東京の果てにあるのが筑波です。南アルプスも光岳から甲斐駒まで全部揃っている。」と興奮気味にピークを指す私に、「ずいぶん詳しいですね。」と感心していたので、「こんなに天気の良い日は山を数えるのが楽しくて仕方ないのです。」と応えました。
 「焼山」に下るというその彼が、「朝日連峰が憧れなんです。いつか必ず行きたい。」と言うものだから、「その時はぜひご案内しますよ。」と手を振って別れました。
 「丹沢山」に折り返し、最後のピーク「塔ノ岳(1491m)」に足を進めました。この道でも数人としか会わず、とても静かなハインキングでした。コースタイムに狂わず難なく山頂に立ち、「尊仏小屋」でカップラーメンを食べながら主人の話を聞いていました。「大晦日の夜は、初日の出登山で300人近くも泊まる。一つの布団に二人で寝てもらうしかない。明日の晩もそれぐらい来るんじゃないか。」と心配そうでした。さすがに表丹沢の人気ピークだけあって、山頂は多くの人たちで賑わっていました。「蛭ヶ岳」、「丹沢山」と静かなピークだっただけに、余計にうるさく感じたのかもしれません。
 今まで歩いてきた縦走路を振り返り、いつまでも高い「富士山」がもったいなくてなかなか下山の決心がつきませんでしたが、バス時間もあるので後ろ髪を引かれる思いで下山の途につきました。
 ちなみに丹沢山地は山ヒルが多くて夏はかなり血みどろになります。前日「塩水橋」まで運んでくれたタクシーの運転手も自然指導員をしていて、今夏のガイド中に血が止まらなくなったそうです。また、相模湾から吸い上げられる雨雲のために夏はほとんど晴れないらしく、天気が続く冬の丹沢を勧める人が多いのです。今回の私もまったくそれにハマったようで、実に爽快な山旅ができました。雪もなく汗がしたたる12月の尾根歩きなど東北の山ではとても考えられません。すっかり「冬の丹沢」ファンになってしまいました。

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丹沢南北縦断 大倉〜塔ノ岳〜蛭ヶ岳〜姫次〜焼山〜焼山登山口
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
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2/5
体力レベル
4/5

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