信州旧梓川村・金松寺山林道から金松寺山─天狗岩往復
- GPS
- 04:53
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 1,428m
- 下り
- 1,420m
コースタイム
- 山行
- 4:14
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 4:54
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
金松寺山登山口から入って6分くらいの桟橋崩落地点が最初で最後の難所。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
半袖シャツ
アームウォーマー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
タオル
スパッツ
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感想
4月24日の土曜日、休日出勤する前に(苦笑)松本市の旧梓川村にある金松寺山―天狗岩に行って来た。
私が信州大学の学生として松本で生活してた頃にはすでに信州の全範囲の地形図を持ってたので、松本市の郊外に金松寺山という登山道が記載された山があることは知っていた。ただし、今の時代とは違い、山の情報は当時誰もが印刷物に頼ってた時代。山岳会の山行報告書ならいざ知らず、市販のガイドブックでこの山のことを紹介したモノはほぼ皆無。国土地理院の地形図に道の記載があっても実際には廃道になって歩けないことはザラ…ということも知っていたため、在学中に登りに行くことは無かった。それが時代が変わって、ネットで調べれば金松寺山とその隣の天狗岩にマトモな登山道がある一方、谷を挟んだ向かいの金比良山の登山道の記載はフェイク…ということまで簡単に分かる。卒業から26年目にしてようやく金松寺山と天狗岩に挑むことになった。
5時ジャストに登山開始出来るように逆算し、午前2時半に『キャラメルハウス』(自宅)をクルマで出発。5時前に金松寺奥のゲートの前に到着。まだ誰のクルマも駐まっていない。ここにクルマを置き、支度を終えてゲートをくぐったのは、5:03。
今回の服装は、気温が低いので、半袖シャツ+アームウォーマーのうえに長袖シャツを着て、登山口に降りてくるまでその格好で通した。ウェストバッグを今回からモンベルからミレーのものに変えた。
最初はひたすら林道歩き。それなりに使われているようで、荒れた感じはしない。5:43に登山口に到着。休憩は取らず、すぐに入山。桟橋が崩落してる箇所があるため通行禁止の措置がとられてる。問題の崩落箇所は登山口から入って6分で現れたけど、沢に降りて迂回することもなく、慎重に通過。水道の水源地を廻り込むようにして沢の対岸に渡ると、山の斜面を電光型にジグザグに切っていくようになる。途中何度か防獣ゲートとその遺構(苦笑)が現れるけど、最初のゲート跡到着が6:03。登山開始からジャスト1時間なので、ここで休憩にした。
休憩を終えて歩きを再開するとすぐに送電線巡視路のNo.88とNo.89の分岐に出た。そのままNo.89の方へ直進しかけたけど、足元に標識が正しい方向を示してくれていたので、No.88のほうに入る。送電線巡視路No.88ともお別れし、現役の防獣ゲートをくぐり抜けると、ジグザグの上りは終了に近く、尾根をひとつ乗っ越した途端、鬱蒼とした植林帯から灌木帯に変わり、視界が開けるようになる。やがて、金松寺山頂上と巻道の分岐に出て、ここは頂上を目指す。
6:54に到着した金松寺山頂上は、展望も派手な標識もなく、休憩用ベンチだけの地味な頂上。ここから天狗岩を目指す。一旦少し下ってから、ほぼ水平な道を行くと、巻道と合流。木立の奥に、これから目指す天狗岩が見え隠れしてる。一旦上りになって、地形図の・1,742 mあたりの平坦なあたりで後ろから足音が聞こえてるような気がして振り向いたら、トレランの兄チャンが居て驚いた! 最初から最初まで誰にも会わない登山を予想してたので…(苦笑)。当然、兄チャンには道を譲って、彼のペースに惑わされることなく自分のペースで登っていく。天狗岩の頂上部の平坦な道に出るまでの上りが一番キツかった。7:52に三角点のある天狗岩頂上に到着。
頂上には展望盤と三角点がある。展望盤は平成9年に旧梓川村により設置されたもので、20数年の間の木々の成長のせいか、三角点からの展望はそんなによくなかった。頂上で『ディスカウントドラッグ コスモス』の『365』ブランドのちゃんぽんヌードル喰ってから、天狗岩の露岩に移動。ここはホント、遮るものがない絶景が楽しめる。富士山は天気の関係で見えなかったけど、美ヶ原から蓼科山、八ヶ岳、茅ヶ岳、南アルプス、中央アルプス、鉢盛山、御嶽山までの素晴らしい展望。麓を見遣れば、松本平全域が見渡せ、すでに水を引いた田んぼが日光を反射してキラキラと輝いてた。
天狗岩からの下りは、木々の間からこの素晴らしい景色をチラ見しながらの贅沢な歩き。景色に見とれて足元が疎かにならないように気配りが必要なくらい(苦笑)。やがて、金松寺山頂上と巻道の分岐に着いたので、下りは巻道を行く。
今回の山行は、初めて『ヤマレコMAP』の「山行計画」機能を使ってみたんだけど、ルート設定の際に横着して完全に往路を戻るコースを設定したものだから、さあ大変! 巻道に入るなり、コースを外れてるとの警告が繰り返された(苦笑)。
今回、コース上に雪が残ってる箇所は皆無だったけど、植物の押され具合からみると、この巻道が一番最後まで雪が残ってたようだ。雪田が解けたばかりと思われる泥クチャな箇所もあった。金松寺山頂上分岐に出ると、予定コースに復帰した旨の音声がスマホから流れた。さすが『ヤマレコMAP』!(苦笑)
灌木帯から植林帯に入り、ジグザグの下りが始まる。ここまで会ったひとはトレランの彼だけだったけど、お姉サマ4人位のパーティーとすれ違う。この時に「富山ナンバーのひと?」って訊かれたので「そうで〜す!」と答えたんだけど、「どうして富山からこんなマイナーな山に来るの?」って言われた。「ああ、そうなんだ。マイナーな山なんだ」…と思ってたら、次から次から登山者が登ってくる。少なくとも10人とはすれ違った。全然マイナーじゃないじゃん!(苦笑)
天狗岩の露岩を出発してちょうど1時間の9:08に、上りの時に休憩した防獣ゲート跡に到着。ここで5分休みを取って、さらに下る。問題の桟橋崩落箇所だけど、上りと下りでは怖さが違って、やっぱ、下りのほうが怖いし神経を使う。ここを通過すると登山口はすぐ。あとは林道を下るだけだけど、国有林ゲートのところまで1台クルマ入ってて、少し驚いた。ま、最初の入口のゲートの開け閉めの手間さえ惜しまなければここまで入れるのは分かってたけどね。
9:57にクルマを駐めたゲートに戻った。入山時には私のクルマ1台だったのに、5台になってました。
電光型にジグザグに道が切ってあるところが多く、歩き易い。桟橋崩落点以外は危険箇所も無かった。登山口までクルマが入れればもっといいのにな…(苦笑)。
10時過ぎにクルマで富山に向けて出発。新島々や沢渡を通ったけど、上高地に入れるようになったのに、観光客や山ヤさんの姿が少ない印象。
13:00に出社し、17:00まで仕事しました(苦笑)。
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