雪の涸沢カール
- GPS
- 17:56
- 距離
- 30.2km
- 登り
- 1,233m
- 下り
- 1,572m
コースタイム
- 山行
- 7:46
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 8:31
- 山行
- 6:12
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 6:51
- 山行
- 4:37
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 4:53
天候 | 快晴、快晴、曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
上高地バスターミナル〜横尾: 雪なし 横尾〜本谷橋: まばらに雪あり 本谷橋〜涸沢: 沢沿いの雪上(夏道の横)を歩けました 夏道は整備中でした 涸沢〜穂高岳山荘: 一面雪だらけでした |
その他周辺情報 | 涸沢ヒュッテ、涸沢小屋、穂高岳山荘のいずれも営業していません(4/27営業開始)。 トイレは涸沢ヒュッテで借りる事ができました(有料)。 水は自前でなんとかする必要あります。 |
写真
感想
雪の涸沢カールに行ってきました。
金曜に涸沢ヒュッテまで荷上げしてテント泊、土曜に涸沢カールを登り降りしてもう一度テント泊、という工程です。
土曜の日中に涸沢カールを登り降りしていたのは私一人でした。(他に一人いましたが早朝にはもう降りてきていた)。登山客が少ない時期を選んできたので狙い通りなのですが、しかし思いのほか怖いルートだったので、もう少し人がいる時期を選べばよかったです。
涸沢ヒュッテのテント場を出発して、しばらくはザイテングラードに向かって左側(小豆沢)を歩きましたが、左側は雪崩が危ないとのことなので、途中、ザイテングラードの上部を真横に分断する白い帯を横切り、右側に出ました。そして少し折り返してザイテングラードの稜線に上るのですが、ほぼ凍りついた雪壁の急斜面を50mくらい登る箇所があり、ここが核心部でした。怖え〜、帰りは絶対にここ降りないぞと決めました。ザイテングラードの稜線に出た後もかなり高度感がありましたが、トレースがありステップもしっかり付いていたので、何とか無事に穂高岳山荘につきました。
降り、ザイテングラードの稜線に差し掛かると、怖くて前(下)を向いて降りられず後ろ向きに降りました。そして先程の核心部に至るまでに、他に降りられそうなルートがないか探しましたが、結局見つからず、絶対にここ降りないと決めた所を降りる羽目になりました。この核心部は日陰になっていて昼時とは言え雪が固く、しかも体の重心を3点確保しながらステップを掘るというのは大変な作業でした。雪壁の急斜面にビビりながら、ゼーゼー言いながら、こんな怖い所に来た事を後悔しながら、なんとか核心部を降り切る事ができ、ホッとしました。
そして、登りとは逆に、再び白い帯を横切り左側(小豆沢)に出ると、目の前を人の大きさ大の雪団子がコロコロ(ドスドス?)と転がって行きました。これが直撃したら多分アウトです。雪崩だけじゃなく、雪団子も危ないとは初めて知りました。上部を気にしながら、左側(小豆沢)をさっさと降りました。
という感じで、雪の涸沢カールは怖い思い出ばかりでした。
読んでるだけでも怖いです〜
同じコース10回行ったら一回くらい死ぬんじゃない?
そうですね。
自分レベルの登山者が数人いたら一人くらい落ちるんじゃないかと降りながら考えていました (-。-;
土曜にすれ違った方も核心部の急斜面は怖かったと言っていましたし、今年は例年より雪が少ないので斜面の勾配が急になっていると言っていました。また、翌日曜に同じルートを登って行った2人は核心部あたりで引き返して来たと言っていました(天気が芳しくなかったという事情もあると思いますが)。
例年GWは多くの登山客が涸沢を登るそうなので、そんなに難しくないであろうと甘く見ていましたが、とんでもなかったです。
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