入道ヶ岳→仙ヶ岳→野登山 〜鈴鹿中南部周遊〜 [三重県 鈴鹿市]


- GPS
- 09:32
- 距離
- 20.5km
- 登り
- 2,110m
- 下り
- 2,102m
コースタイム
- 山行
- 7:25
- 休憩
- 2:07
- 合計
- 9:32
天候 | 曇り後晴れ そして終始暴風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
朝6時半でほぼ埋まるので注意。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
仙鶏尾根の仙ヶ岳からの下りは注意したい。 |
写真
感想
GW前の連続登山2日目。
住まいの隣にあるのにも関わらず、年に数回しか訪れていない鈴鹿の縦走をする事にした。
何処を攻めるかは起きてから決めるために永源寺清流の里の道の駅で車中泊。
翌朝の永源寺の曇り具合から南部の縦走が良いと判断し、小岐須渓谷に向かった。
時間は7時半と遅めの出発だ。
この時点で駐車場はほぼ満車だったので危なかった。
トイレを済ませて安心して出発する。
林道を1キロ位歩いた場所に池ケ谷コースが出ており取り付いた。
このコースで注意しなければならないのは序盤の谷のトラバースだ。
V時に切れ落ちたトラバースを気をつければ後は渡渉を繰り返しながら沢を詰めていく。
避難小屋を過ぎて分岐を通過する所が入道ヶ岳山頂のちょうど中間にあたるが、急坂というものは一切無くなり、ゆったりとした沢沿いをどんどん進んで、最後には沢を詰める。
入道ヶ岳は何度も登っているが、ここから登るのは初めてで、井戸谷などのコースとは全く逆なのが凄く驚いている。
沢を詰めてからその小さい谷間のまま牧歌的な山頂大地に来るのも新鮮だ。
久しぶりの入道ヶ岳で軽食を食べてから縦走を開始する。
風が強すぎるのが凄く気になり、今後の縦走に響かないか心配だ。
グリムの森を抜けた先がイワクラ尾根で、ここも7年振りくらいに歩く訳だが、内容はすっかり忘れていたので新鮮なのだ。
激下り、ちょっと登って重ネ岩、激登りで主稜線と飽きさせないリズムだ。
主稜線に乗ってからはダラダラとしたアップダウンで、だけどリョウブ林だったり、日本庭園、景色が拝められたりと変化するので退屈とは無縁で仏谷峠まで行くと台形の宮指路岳が目の前に現れる。
小岐須峠からそこまでの急坂でもなく山頂へ。
宮指路岳山頂に立つと恐ろしい位の暴風の的になっており、とてもじゃないけど岩の上に立つのは無理なので、山頂表札がある風を遮断出来る場所で昼食を食べる。
宮指路岳からは激下りで最下部は砂地になり、登山道が一変して剥き出しの岩の稜線と化す。
ここが犬返しの険と言われる場所で、普通に通れば大したことは無いのだが、風の通り道なのか、凄まじい暴風が恐ろしく怖い稜線歩きにさせる。
2回目の急坂登りでようやく犬返しの険は終わり、同時に暴風も止んだ。
そこから少し進むとあんなに遠かった仙ヶ岳がもう目の前に来ていた。
小社峠から直下を登り詰めて仙ヶ岳山頂へ。
ようやくメインである仙ヶ岳に着いて嬉しい。
嬉しいのは、セブンマウンテンをこの山だけを残しながら数年の時間が経過してたのを、ようやく成し遂げたからだ。
余韻に浸った後は東峰に向い、これもまた見たかった仙の石にも触れられた。
そこからは仙鶏尾根になり、激下り、痩せ尾根などの危険箇所を通過して、また登り返しが始まり、これが野登山の登りだ。
登りきった先は舗装路の林道で、まだ先に登山道は続いているものの、面倒くさくなったので林道を歩くことにした。
ここらへんは、道が変に入り組んでるので分かりづらいが、野登寺、三角点(野登山)、国見広場と通過できた。
ただ、犬返しの険辺りからの暴風がこの山に抜けてるみたいで、終始強烈な風に見舞われた。
ぶっちゃけ、この野登山に魅力はあまり無かったというのが正直な感想だ。
この山だけを登るのは勿体ないかな。
国見広場から更に東に尾根を伝うと、下り切った先はマドと言う暗部で、ここから車の場所まで下り切れる。
この区間は山と高原地図では破線ルートなのだが、特に分かりにくい事はなく寧ろ歩きやすい。
最後の渡渉に関してだが、ここは無理せずに靴と靴下を脱いで裸足で渡りきるのがお勧めだ。
沢の気持ちよさで足を解し、対岸の階段を登れば愛車が目の前にと言う素晴らしい終わり方。
ようやく繋げたこの区間、感想としては全てに魅力があり楽しかった事で100点満点だ。
鈴鹿の良さを全てここに敷き詰めた、そんなエリアだと思うし、そんな中でヤマツツジやアカヤシオが彩るんだから堪らないものだ。
ヒルの時期が来る前にもう一回くらいは歩きたいものだ。
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