圧倒的新緑―今熊山・豆佐嵐山・刈寄山から盆掘林道


- GPS
- 04:12
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 910m
- 下り
- 833m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
八王子09:12(JR八高線) 拝島09:27/09:38(JR五日市線) 武蔵五日市09:56 復路: 宮の下🚏14:33(西東京バス)IC¥462 高尾駅北口🚏15:02 |
写真
感想
この時期のこういう状況でなければ行こうと思わない山ということで思いついたのが臼杵山・市道山・刈寄山、いわゆる戸倉三山。
展望がいいとはいえない尾根でアクセスも不便なマイナーな山域だ。
ただこの戸倉三山、「ハセツネ30k」や「TOKYO八峰マウンテントレイル」のコースになっているのでトレランをやる人にとってはメジャーになった。
8年前に今熊山へミツバツツジを見に行ったときにトレランの大会に遭遇してしまったのだが、これがその「ハセツネ30k」だった。
なぜあの年はミツバツツジで今熊山が一番混む時期に開催したのか謎である。↓
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-284677.html
東丹沢、仏果山の麓の神奈川県愛甲郡愛川町半原出身の長谷川恒男を記念する「ハセツネ」の開催地がなぜここなのか不思議だが、これは東京都山岳連盟が大会を開催しても他の登山者に影響を与えないマイナーな山域を選んだのだろうと思っている。
大会に参加する人は練習でも走ったりするだろうから、ハイカーにも人気な高尾山〜陣馬山からトレイルランナーを移動させすみ分けさせるなかなかうまい方法だなと思う。
が、「TOKYO八峰マウンテントレイル」の方は、入山峠〜市道山間の峰見通り、市道山〜醍醐丸間の吊尾根はいいのだが、その先はメジャーな奥高尾縦走路、南高尾山稜とかぶっている。
これでは意味がないなあと思う。
おそらくこちらの大会は昔開催されていた「八王子八峰登山大会」が土台になっているのでこのようなコースになったのだろう。
どうせなら人気のない北高尾山稜に誘導してほしい。
今回は行ったことのない刈寄山と市道山をつないで峰見通り、吊尾根を歩き醍醐丸まで歩こうかと思ったのだが、記録を確認すると臼杵山に行ったときに市道山にも行っていた。↓
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-362191.html
どちらも展望がいまいちな似たような山頂だったので忘れていた。
あとネットで最近の記録を見ると入山峠から先、峰見通りまでの間の猪畑尾根にクマが出たとの情報もあり、醍醐丸まで行くと微妙に神奈川県に入ってしまうこともあり、今回は今熊山から刈寄山へ行き、入山峠から盆掘林道を下りることにした。
武蔵五日市駅から広徳寺へ向かい今熊山に登る。
初めて今熊山に来たのは大学の生物学の授業だったなあと思いつつ、そうかあれから20年経つのか、20年経ったらこんなとんでもない世界になっているとは思わなかったな、10年前もとんでもない世界になったなと思ったけれど、あの時とどちらがましなのだろうか、とか地図も見ないでぼんやりと歩いていたらいつの間にか今熊山ではなく、沢戸橋に着いてしまった。
どこからか「かたらいの路 秋川丘陵コース」を歩いていたようだ。
仕方がないので引き返すと間違えた分岐点まで20分、往復40分も費やしたわけだ。
ひとりで歩くといろいろと考え事ができるのはいいのだが、こうやって考えているうちに道を間違えるのはよくないことだ。
金剛の滝に下りていくところに「ツキノワグマの目撃情報あり」の看板があったりするのでもう帰ってしまおうかと思ったのだが、まあせっかくなので今熊山までは行こうと思う。
今熊山を登り始めると周囲はもう溢れんばかりの新緑。
この山域ってもっと人工林の多いイメージだったのだが、やはりこの新緑の時期に来てみなければ分からないなというほどの新緑。
そして今熊山から先に足を踏み入れると、もう圧倒的な新緑。
緑の光に包まれてすごく気持ちがいい。
やっぱり帰らなくてよかったなと思う。
部分的に急登もあるのだが、新緑を見上げながらなので足取りも軽くなる。
「多摩百山」に選定されている豆佐嵐山という面白い名前のピークにも立ち寄ってみると、荷札のような小さな山頂標があった。
刈寄山までの間に2箇所ほど大規模な人工林の伐採地があり見晴らしが良い。
刈寄山直下の伐採地の跡地はコナラだろうか、広葉樹が植えてあったのでこれから先成長しても明るい森になるだろう。
刈寄山山頂で、心地よい風で汗を乾かしながら、コンビニで買った少々甘すぎるチョココロネを水筒の紅茶で流し込んでいると、本当に今日ここに来てよかったなと思えた。
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