記録ID: 3142651
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無雪期ピークハント/縦走
石鎚山
石鎚山 西之川から往復〜GWまさかの雪化粧
2021年05月03日(月) [日帰り]
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体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- 06:42
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 1,804m
- 下り
- 1,793m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 5:56
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 6:42
10:37
ゴール地点
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
トイレは橋を渡った公民館のような施設に和式ボットンあり。きれいでそれ程匂いはないが照明はなかった。 ロープウェイの駐車場までは少し距離がある。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・成就社まではとても歩きやすい整備された道。序盤にいくつか分岐があるが、ひたすら成就の方向へ行く。 ・成就から雪が現れ徐々に積雪が増えていった。 ・試しの鎖は一番乗りに近かったためか、一部雪で埋もれておりあきらめる。 ・木の階段は凍結しており極めて滑りやすい状況。 ・夜明峠付近から積雪が増え、鉄階段などがむしろ歩きやすくなる。 ・二の鎖、三の鎖は迂回。 ・下りは登りとは全く違う印象。滑落したら崖へ転落の危険個所あり。 ・アイゼン必須の状況だったが、ほとんどの人が非装備。 ・天狗岳はアイゼンなしは不可。アイゼンなしで向かう人多数で唖然。 |
写真
テント装備+トレランシューズの下山者とすれ違う。昨日の吹雪で山頂付近で一日停滞していたという。アイゼン、チェースパイ、ストック等なし。下りは怖く何とか下りられる程度ということだった。別のもう一人は雪が柔らかく全然大丈夫だという。主観はそれぞれだ。もう少し行ってみるしかない。
連なる石鎚の峰々と瀬戸内海。天狗岳はさすがにあきらめ下山する。ここで高校生か大学生ぐらいのグループが山荘から出てきた。荷物はほとんど何も持っていないがそのまま下山開始。どういうことだろう。昨日登って吹雪で下山できなくなり山荘で一泊したということか。
成就社まで無事降りてきた。ここまで、小さな子供連れの家族、カップルなどかなりの人たちと出会ったが、みんな大丈夫だろうか。無事降りてきてくれることを願う。慎重に下りてきたが、やはり凍結した木の階段が一番危なかった。
大変美しい花を見つけた。登りでも気が付いていたが、下りで再度見かけたらちょうどライトアップされていて幻想的になっていた。グーグル画像検索によるとユキモチソウで間違いないようだ。多年草とあり大事にすれば来年も観られる。
おまけ1
しまなみ海道へ向かう途中、西条市からみる石鎚山。山頂から平野が見えたのでこちらからもみえるはずだと思い車を止めてみると、案の定見事な石鎚山を確認。他に瓶ヶ森、笹ヶ峰、東赤石山と思われる山々も一望できた。
しまなみ海道へ向かう途中、西条市からみる石鎚山。山頂から平野が見えたのでこちらからもみえるはずだと思い車を止めてみると、案の定見事な石鎚山を確認。他に瓶ヶ森、笹ヶ峰、東赤石山と思われる山々も一望できた。
感想
この時期石鎚山に雪があるなどと全く想定していなかった。一昨日宇和島で雹(ひょう)を含む雷雨にあったが、こちらも昨日(あるいは一昨日)かなり吹雪いたらしい。ここ数日天候が不安定なのは承知していたが、今日は快晴で登山日和ということだけで頭がいっぱいで雪山を想定できなかったことは反省すべき点だ。下山のことを考えながら慎重に登って行ったが、積雪がかえって登りやすくしてくれて、さらに道も安定感のあるものになり、結果的に山頂までたどり着くことができた。
しかし、下りは登りとは印象が変わり、やはりかなり恐る恐るという感じになった。一か所木の階段が埋まりスロープ状になっており、滑ったらそのまま崖へ転落する恐れのある箇所があった。ここはなにがなんでも滑るわけにはいかない思い、手をつきながら逆四つん這い状態で降りて行った。すれ違うロープウェイ組の登山客のどれぐらいがこの雪山状態を事前に把握していたのかわからないが、上部の積雪のある場所でもアイゼン着用者は少数だった。下りの時点では鎖場ではすでに渋滞が発生していたようだった。さらに下ですれ違った子連れのファミリーは大丈夫だったのだろうか。それにしても、険しい岩場の天狗岳でアイゼンなしで進んでいった人がいたのは驚いた。自分ならアイゼンがあってもいかなかったかもしれない。もちろん経験は人それぞれなので一概には言えないが、あの状況で何も着けずに進むという判断がどう下されたのかよくわからない。無事に帰ってこその登山。自分自身も登山における安全意識を改めて高める必要があるなと感じた山行であった。次登るときは縦走がよさそうだ。
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