岩手山〜爆風に耐えて山頂へ（御神坂コース↑↓）

2021年05月04日(火) [日帰り]

• GPS: 07:00
• 距離: 12.8km
• 登り: 1,529m
• 下り: 1,524m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:38
• 休憩: 0:17
• 合計: 6:55

距離 12.8km 登り 1,529m 下り 1,531m

6:23 岩手山御神坂登山口
6:57 6:57 切接
7:13 7:13 わらじ脱ぎ場
7:36 7:36 大滝展望台
8:25 8:30 笠締
9:20 9:22 鬼ヶ城分岐
9:25 9:25 不動平避難小屋
9:35 9:36 不動平
9:54 9:56 岩手山神社奥宮
10:23 10:25 岩手山
10:27 10:28 焼走り分岐
10:41 10:42 不動平
11:00 11:01 不動平避難小屋
11:10 11:10 鬼ヶ城分岐
11:50 11:57 笠締
12:29 12:30 大滝展望台
12:44 12:45 わらじ脱ぎ場
12:57 12:57 切接
13:22 13:23 岩手山御神坂登山口
13:24 ゴール地点

天候

・晴れ時々曇り

・森林限界を超えてから、風速20m以上の爆風となり、時折り飛ばされそうな程の突風が吹き荒れていました。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

・御神坂コース登山口前に30台程度の大きな駐車場があります。

コース状況／危険箇所等

・登山口から大滝展望台までは夏道です。緩やかな坂道を登ります。

・大滝展望台以降から残雪が始まり、残雪の急斜面、岩場、ロープなどが続きます。

・登るにつれ新雪が積もり、笠じめ以降は深い所で膝下まで埋まるほどの雪が続いています。

・森林限界を超えてから、横殴りの強風となり、体が飛ばされそうな程の突風も。

・お鉢巡りでは、風速20m以上の爆風となり立ち往生することもありました。

・下山時は、鬼ヶ城分岐から大滝展望台まで続く雪が融け始め、岩場、水分を含んだガレザレの道は滑り易く、慎重に下りました。

・不動平避難小屋入口は雪で埋まっているため、梯子を使い2階の窓から侵入する必要があります。

・トイレ
御神坂コース登山口駐車場の小屋内、不動平避難小屋内

・水場
八号目避難小屋前の湧水は未だ利用できない模様

写真

5/4 6:22

出発前の岩手山
山頂を勢いよく雲が流れています
また、防災ヘリが飛んでいました

5/4 6:24

目標を避難小屋にして出発

5/4 6:33

林を抜け砂利道を歩く

5/4 6:37

登山道に到着

5/4 6:48

踏まないように気を付けて

5/4 6:52

林の中は風の影響がなく、シェルは脱いで登りました

5/4 6:55

カタクリロードは大滝展望台まで続いています

5/4 6:58

先導するかのように小鳥が前を歩いていました

5/4 7:14

わらじ脱ぎ通過

5/4 7:21

岩が増えます

5/4 7:31

残雪が現れ始めます

5/4 7:35

大滝

5/4 7:36

大滝をアップ
流れているのを期待していましたが凍結していました

5/4 7:36

大滝展望台に到着
休まず登ります

5/4 7:37

残雪が増え、ツボ足で登りますが

5/4 7:50

長い残雪の斜面にアイゼンを装着

5/4 7:51

固く締まった残雪の急登

5/4 8:08

岩場に到着

5/4 8:15

ロープを掴み登りる場所もあります

5/4 8:24

笠じめに到着

5/4 8:30

ロープが設置されたトラバース地点

5/4 8:43

岩場の急斜面が続きます

5/4 8:49

快晴予報のはずでしたが、西から怪しい雲が広がり始めました

5/4 9:02

強い横風を受けながら急登を登ります
突風で立ち往生することも

5/4 9:17

急登を終えて鬼ヶ城分岐まで緩やかな道に変わります

5/4 9:21

鬼ヶ城分岐から
爆風の中、山頂を目指す登山者が見えました

5/4 9:24

八号目避難小屋と姫神山

5/4 9:25

不動平避難小屋の入口は雪で閉ざされています
山岳救助隊の隊員数名が小屋内を確認していました

5/4 9:39

不動平で御神坂コースを登ってきた方々と休憩後、山頂を目指すことにしました
Y字路は爆風を避けるように右へと登ります

5/4 9:49

お鉢に到着
岩手山の山頂を確認

5/4 9:49

爆風を避けて反時計回りに進みます
ここにも山岳救助隊の隊員が岩手山神社周辺を探索されていました
下山してきたソロの女性から行方不明者がいるとの情報に、振り向くと隊員が爆風の中で集まっているのが見えました
後にニュースを確認しましたが、行方不明者が発見された直後だったようです

5/4 10:08

突風地帯を抜けると山頂への最後の登りが始まります

5/4 10:08

自衛隊の演習場を見下ろす

5/4 10:15

ガスってきました

5/4 10:18

ガスが抜けるとともに岩手山に登頂
爆風に立っていられず、膝をついて撮影

5/4 10:20

登頂証明

5/4 10:20

タッチ

5/4 10:22

爆風に逆らって岩手山の裏側を見ました
秋田駒ヶ岳方面

5/4 10:22

八幡平方面

5/4 10:22

下山します

5/4 10:23

お鉢をパノラマで

5/4 10:30

お鉢巡りも終盤

5/4 10:35

お鉢から下ります

5/4 10:35

鬼ヶ城

5/4 10:41

不動平避難小屋へ

5/4 10:59

意外と明るい避難小屋内
数名の方が休憩されていました

5/4 11:04

左の梯子から侵入します

5/4 11:04

鬼ヶ城分岐への登り返し

5/4 11:13

裏岩手縦走路

5/4 11:30

融け始めた雪に足を取られながら慎重下りました

5/4 11:47

岩場のトラバースから下を覗き込む

5/4 12:01

ガレザレの急斜面
朝の雪は融け、ユルユルで歩き難い

5/4 12:12

朝は雪で埋まっていた鳥居

5/4 12:17

残雪斜面を滑り降ります

5/4 12:33

大滝展望台で休憩後、カタクリを見ながら下ります

5/4 12:37

気温は暖かく、一斉に開いていました

5/4 12:41

延々と続いています

5/4 12:46

白に癒される

5/4 12:47

並んで

5/4 12:49

これを見るために大滝展望台まで往復される登山者と多数すれ違いました

5/4 12:53

イチゲは下の方に多く咲いています

5/4 13:24

今日もお疲れ様でした

下山後は網張温泉で入浴し、相の沢キャンプ場へ
多くのキャンパーで賑わっていました

撮影機器：

iPhone XS Max Apple

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー フリースジャケット ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ スキーグローブ 防寒着 ネックウォーマー 毛帽子 靴 ザック 12本爪アイゼン ピンスパイク 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒（保温性） レジャーシート 笛 バッテリー 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 保険証 iPhone（6S:記録・XS MAX:写真等） AppleWatch サングラス タオル ストック

感想

radeeeon

悪天候のGW3日目を休息日として、4日目は御神坂コースから残雪の岩手山へ。

てんくらでは風速20m以上の予報で、上空から轟音が聞こえてきます。

大滝展望台から残雪が続き、森林限界を超えると山頂まで横殴りの強風、その後は爆風に変わりました。
氷が体を打ちつけ、突風で飛ばされそうになり立ち往生することも。

晴天に恵まれた山頂でしたが、爆風に長居することなく下山しました。




この日、山岳救助隊が2チームに分かれて避難小屋、岩手山神社付近を探索していました。

お鉢の岩手山神社で参拝後、下山してくる方から遭難者の情報があり状況を把握。

振り向くと神社前のお鉢の斜面で、隊員が慌ただしくしている様子が見えました。

下山後に見たニュースでは、私が神社を立ち去った直後、その神社近くで発見されたようですが、既に心肺停止の状態だったとのこと。
ご冥福をお祈りします。

また、爆風の中、救助に当たった山岳救助隊に感謝を。