藤里駒ヶ岳
- GPS
- 01:27
- 距離
- 3.5km
- 登り
- 433m
- 下り
- 266m
コースタイム
天候 | 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
トイレあり |
コース状況/ 危険箇所等 |
大雨のため川は増水。飛び石で渡る。 その他危険箇所はない 林道も大雨のため通行止めに… ルートはGPSの都合で途中までの記録 |
写真
感想
前日、渡島駒ヶ岳から下山後列車で函館へ。函館は花火大会で混雑しているが横目にちょこっと観光して特急で青函トンネルを抜けて青森まで移動。青森は雨が降っていた。そして、朝は始発電車で大館まで移動してレンタカーを借りる。予定していた車種とは違い大きくなったがその分乗りやすい。雨は時折強くなるが何とか登れるだろうと判断する。二ツ井で国道から離れ山に入っていく。とにかく登山口までが遠い。近くの川は濁って水量も増えていた。ゴールデンウィークにも来た場所だがその時は除雪作業で通行止めのため登山口にはいけなかったのだ。今回は雨で通行止めになっていないかと心配もあったが何とか通行できた。林道に入ると舗装はされているものの枝や石など多く荒れていた。数回どけないと通行できないくらいである。なので、時間がかかり大館から2時間ほどで登山口に到着した
登山口は広く駐車場になっていて立派なトイレもあるが、人影はない。こんな天気の日に登る人はいないだろう。ちょうど雨も小ぶりになったので急いで準備して歩き出す。帰れなくなるのも面倒なのでスピード登山だ。案内図の横から伸びる登山道に入るとしっかりと水が流れていた。しばし樹林の中を進む。と、前から登山道をうさぎがやってきた。思わず感動、足を止めてしまう。さらに進み尾根コースと湿原コースの分岐手前で沢を渡るが、沢は増水し靴を履いたまま通過できるギリギリの水量だった。うまく飛び越えたい。
分岐からは湿原コースをたどると木道が続きすぐに開けて湿原に出る。雨脚は弱くなっていたので若干景色はある。山頂付近はしっかりと雲がかかっていた。所々にあるニッコウキスゲがキレイだ。湿原の中の木道が終わると急登になり岩がゴロゴロしてくる。ゆっくり歩けば大したことはないのだがテンポよく登ると汗が噴き出る。汗か雨かわからないが、雨具の中はグッショリだ。そして登山道は勢い良く水が流れている。急登が終わり尾根上の分岐に出ると山頂は近い。そこからは尾根上を進むが雲で真っ白。天気のいい日なら歩きやすいだろうから残念だ。山頂はやや広くゆっくりしたいところだ。今回は何もできず写真を撮っておにぎりを食べるくらいで下山。
下山は尾根コースを行く。先ほどの分岐まで戻り右側の尾根を進む。しばらくは尾根歩きだが笹が多く出ていて擦れる。そんなところを抜けやや急な斜面を降りていく。尾根上はそれほどでもないが山腹は登山道を水が流れていく。滑りやすいので注意しながら進む。ところどころ水たまりは深くなっている。尾根コースはずっと林の中を進む感じで展望が開けない。沢が近づき斜度が緩くなると湿原コースとの分岐に出る。そして増水した沢を渡るが水量は増えていた。何とか渡り駐車場に戻る。もちろん他に車はない。
雨が小ぶりのタイミングで片付ける。服も濡れているので着替えて車に乗る。と、フロントガラスに手紙が。豪雨のため道路を通行止めにするとのこと、ゲートにはしばらく人員を配置すること、青森県側は状況がわからないから秋田側に降りろとのこと…。ゲートを通過して山に入っているときに通行止めが決定されたようだ。きっともう少し出発が遅かったらまた登れてなかったのかもしれない。ま、その心配も考えたくらいの雨だったから仕方ない。なので、のんびりせず山を降りる。と言ってもゲートまで遠い。道路上の障害物は増えてなかったので一安心だ。ゲートにはちゃんと係員が配置されていた。
もちろん下山後の温泉を楽しんで時間が余ったので少しだけ観光して小さな大館能代空港へ。ここでゆっくりしながら比内地鶏を食べ帰路についたのだった。連休最終日ともあり飛行機は満席だった。そして自宅に帰った時には日付が変わっていた。
ゴールデンウィークの時のリベンジ登山だったが天候でギリギリセーフだった感じだ。はっきり言えば危険は多かったかもしれない。だからスピード登山にしたのだが雨具着てると暑かった。でも、白神山地のキレイさ山深さ、空気感などなど自然を全身で感じられた。もっと近ければもっともっといきたい山域だが、遠いし交通も不便なのが残念だ。駒ヶ岳自体コースは短く歩きやすく楽しい山だと思う。悪天ではそれなりの厳しさを見せてくれるのでそれも魅力かもしれないが。花を楽しみ山頂でランチを楽しみ湿原で写真を楽しみ色々できそうな山だと思う。出来ればまたいつか来たいと思う山でもあった。
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