秋田駒ヶ岳
- GPS
- 02:15
- 距離
- 6.4km
- 登り
- 457m
- 下り
- 451m
コースタイム
- 山行
- 1:55
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 2:15
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2006年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
写真
感想
「田沢湖」西端の「辰子像」から見る早朝の「秋田駒」は実に優美でした。今からあの頂きに立てる幸せに浸りながら、シャトルバス発着所の「田沢湖高原」に車を走らせ、「アルブこまくさ」でバスに乗り換えて(7:42)、登山口の「八合目」には25分で到着しました。
避難小屋脇の清水で喉を潤してスタート。空はどこまでも青く、今日の登山を祝福しているかのよう。登り始めから秋の花々が色鮮やかに咲き乱れ、トリカブトの群落にはしゃぐ息子に、「根っこに猛毒があって、食ったら一発で死ぬぞ。」と教えたら、急にビビりだしました。
ビデオ撮影をしながら登っていた地元の高齢者から、「僕、とても良い日に登れたな。今日みたいに晴れるこの山は珍しいぞ。」と声をかけられて息子は少々照れ気味でしたが、その後、「片倉山」でも、「田沢湖がガスらない日はあまりない。今日はすごい。」と教えてもらい、すっかり親近感が湧いたきた息子。コバルトブルーに輝く湖面はまるで宝石のようでした。
「阿弥陀池」周辺は秋の花で埋め尽くされていました。オヤマリンドウ、ミヤマリンドウ、ハクサンシャジンetc。盛夏にはさぞや見事だったろうニッコウキスゲの群落がパンパンに実をつけていました。
「阿弥陀池」からまずは右に進路を取り、「男岳」を狙います。危険な瘠せ尾根を息子の手を握って慎重に登りあげ、誰もいない山頂に達しました。神社にお参りし、四周のパノラマに歓喜しました。北には、「岩手山」、「八幡平」、「岩木山」、「八甲田連峰」、東には雲海の上に「早池峰山」。南には「田沢湖」を挟んで「鳥海山」が輝いていました。
次に最高峰の「女目岳」にトライ。「阿弥陀池避難小屋」からわずか7分で標高差100mを登りきりました。10:40発のバスに「間に合うかも」と急ぎの下山を命じたら、10分前に着いてしまいました。
「秋田駒」は実に奇麗な山です。見た目涼しく、上品で、登山道も過剰一歩手前のスマートさが光ります。もちろんゴミなどあろうはずもなく、この山を愛してやまない人たちみんなで大切に守っているのだと思います。
下山後、息子と乳白濁色で有名な「田沢湖高原温泉」に浸かりました。すぐ隣には同じ泉質の「乳頭温泉」があるのですが、臭いはそれよりキツくなく、「秋田駒」と「田沢湖」を目に入れながら楽しめます。また一つ息子との思い出の山が増えました。
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