『カメラが壊れたみたいだー!』と言ってしまうほどの日暮れに出逢えた燕岳
- GPS
- 07:21
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 1,333m
- 下り
- 1,270m
コースタイム
- 山行
- 4:27
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 4:58
天候 | 1日目 晴天 2日目 稜線は暴風雪、樹林帯は雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
第三ベンチ下部より積雪あり。 |
写真
感想
年末年始に続いて、また燕岳!
そして、ピークは踏まない笑!
今回は北ノ俣岳と黒部五郎岳の疲れが残っていたため、のんびり癒し登山にしようということで、燕岳!
この時期に行っておかないと、夏は混んでて行けないからね‼
家を6:45に出発し登山口には10:30についた。
第一駐車場は、最後の一台!
わにこは3回くらい切り返してそこに駐車した。
駐車し終わると、ランクルが駐車場から出て行った。
ランクルが止めていたところを見ると、広くていい場所!
とめ直すか?と一瞬頭をよぎるも、手間なのでやめた。
隣の車にドアをぶつけないように慎重に開け閉めして登山準備を続行。
11:00登山開始。
ほぼ、30分おきに各ベンチを通過。
第三ベンチ下部からは、雪が着き始めた。
第三ベンチにて、アイゼンとピッケルに。
アイゼンを履くといっきに、足が重たくなった。
富士見ベンチからは、冬道ではなく、夏道に変わっていた。
合戦小屋は、営業中だったが、活気がなくスタッフさんは、除雪作業に没頭。
日帰りで下山してきたおじさんはshowちゃんのザックを見るや否や、『何キロなの?』と。
showちゃん、29キロですと。
おじさん、29キロ?!背負わせて!
おじさん、背負おうとシャルダーベルトに肩を通すも、ダメだわ!
昔は30キロ背負えたのになぁとしみじみしていた。
おじさんは昔に仲間と一緒に知床を歩いたらしい。
その時のザックの重量が30キロだったようだ。
お水を8リットルに生米を持ったそう。
ヒグマの恐怖と戦いつつの旅だったがとても思い出深い旅だったそう。
そんな山行に憧れるわにこ。
いずれは知床へ行ってみたい。
ヒグマは嫌だけど。
合戦小屋で防寒着を羽織り、いざ稜線へ。
稜線は少し風があったものの、予想より弱かった。
16:00燕山荘到着。
テント撮影開始。
今回のテント場の雪質は、シャバっててブロックを作りにくい。
そして、雪の層がハッキリ分かれていて塊がそこから割れる。
テント場作りに少し手間取ったが、雪崩の仕組みが面白いほどによくわかった。
テントを張り終え、わにこは逃げるかの如くテントの中へ。
いつものように防寒着を着て、ダウンシューズを履く。
このダウンシューズ、たまらなく好きなんだな。
これが無いと眠れない!
そして、showちゃんは、ワインボトルと『天命』、ビール2本を持ち出し、燕を 背景に写真撮影。
早く飲みたいとわにこ。
早速、ビールから開けることに。
銘柄は忘れたが500mlで300円ちょっとするビール。
showちゃんに『そんな高いビール買ったの?!』と突っ込みたくなったが、美味しかったから言わないでおいた。
ついでは、一緒に買いに行った日本酒『天命』飲み口スッキリでとても美味しい。
後腐れないキリッとしたお酒。
飲んでばかりでは酔っ払うと、摘みに巨大ポテトチップス。そして、水餃子を作る。
これらも美味!
ポテトチップスと餃子の重みを『天命』が流してくれる。
よく合う!
夜ご飯を楽しんでいるとshowちゃんは、『そろそろ陽が沈む時間ではないか?』と外に顔を出した。
わにこは、外が寒いから夕陽にはあまり興味なし。
すると、showちゃん、「すごく綺麗だよ!!!!写真撮ってくる」とテントから出てしまった。
一方、わにこは、餃子をパクパク。
だが、いっこうに帰ってこないshowちゃん。
加えて、外からは他の登山者の歓声が聞こえてきた。
わにこは、重い腰を上げ「どれどれ、そんなに綺麗なの?」と西の空を見る。
「あらまぁ!!素敵すぎる!!」
とは言え、外は寒い。体を冷やしたくない。
なので、テントから顔だけを出して見ていた。
すると、他から「ハイチーズ!」とか、「写真撮ってください」とか色々聞こえてきた。
みんな夕陽を背に写真を撮っていたのだ。
わにこ、私もあんな風にshowちゃんと写真を撮りたいと思い始めた。
そこで、ようやくテントから出てshowちゃんの方へ。
だが、showちゃんは、小屋の出入り口付近にはいなかった。
そこにいたのは小屋泊の人たちと赤沼さん(燕山荘のオーナー)。
赤沼さんは、一際大きな声で、「素晴らしいー!」「すごいー!」「カメラが壊れたみたいだ!!!!!」と夕陽の色づきを絶賛していた。
そんな大興奮の赤沼さんは、初めて見た。
とても微笑ましく、親近感が湧いてしまった。
わにこは、赤沼さんは面白いなぁと思いながらもshowちゃんのもとへ。
「一緒に写真を撮りたいと思って、来たの!」と告げるわにこ。
近くのお兄さんが一枚だけ撮ってくれた。
お兄さんα7を持っており、写真が上手そうな人だった。
showちゃんと写真が撮れたことに満足し、暗くなるのを見届けた。
テントに戻りshowちゃんと宴の再会。
わにこはポテトチップスと水餃子でお腹いっぱいになり、前回の山行に引き続き、即寝てしまった。
夜中は風が強く、テントの内幕が背中に触れては離れを繰り返していた。
5/9の朝にっても強風は同じ。
だが、さすがエスパース。
強風にも関わらず、微動だにしなかった。
5:00に起床し、朝ごはんは、お茶漬けを食べた。
7:00には、テントを撤収しようと約束したものの、二度寝をし、8:00に再度の起床。
そこからテント撤収を開始。
9:00テント場を後にした。
稜線では、風に加え雪も舞い始めた。
早く樹林帯に逃げたく、燕山荘から20分足らずで合戦小屋に到着。
そこからは木々が風から守ってくれたが、標高が下がったために雪は雨へと変化。
雪は雪のままでよかったのに。。。
その後は、順調に富士見ベンチ、第三ベンチ、第二ベンチ、第一ベンチを通過し、11:30に下山した。
今回も沢山のお酒を運んでくれてありがとう😊
ゆっくりのんびりと景色を楽しむ登山が天候が穏やかでなかったから出来なかったのは残念!
また、のんびり登山に挑戦したいな😊
【ちょっと悲しかったこと】
テント場に残飯が捨ててあったり、プラスチックのスプーンが落ちていた。
プラスチックのスプーンは、小屋前のテーブルの下にもあった。
コロナの関係で拾いたくなかったけれど、showちゃんが拾って下界で捨ててくれた。
なんで、山の中で捨てるのかな。
スプーンは、落ちた瞬間に雪に埋もれて、どこに落ちたか分からなくなったから、放置されたのか?
素敵な景色を楽しみに来ているのは皆おなじ。
ゴミなんか見たくない。
ましてや、残飯なんて。
雷鳥さんが食べたら?
なんて、色々悲しくなってしまった。
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