関西屈指の岩山⛰〜雪彦山（せっぴこざん）

2021年05月23日(日) [日帰り]

• GPS: 06:18
• 距離: 7.8km
• 登り: 1,087m
• 下り: 1,085m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:16
• 休憩: 1:51
• 合計: 6:07

距離 7.8km 登り 1,106m 下り 1,096m

8:52 雪彦山登山口
9:31 9:54 出雲岩
10:19 10:22 大天井岳
10:55 11:16 地蔵岳
11:28 11:52 虹ヶ滝
12:41 13:08 雪彦山
13:27 13:32 鉾立山
13:37 942ｍ峰分岐
14:19 14:26 虹ヶ滝
14:35 14:36 大曲
14:58 雪彦山登山口
14:59 雪彦山登山口駐車場

天候

晴れ　気温22〜23℃　湿度60〜80％

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー

In: JR姫路駅〜（神姫バス）〜前之庄〜(タクシー)〜雪彦山登山口
Out: 雪彦山登山口〜（ヒッチハイク）〜松ノ本南〜（神姫バス）〜JR姫路駅

コース状況／危険箇所等

入山間も無くから急登。出雲岩〜大天井岳〜地蔵岳〜虹ヶ滝までは、鎖やロープ場が多く、滑落したら一溜りも無いでしょう。特に地蔵岳へは、鎖やロープが無いので要注意です。虹ヶ滝付近では既にヒルが出現していました。（K）

今回の山行は7.8キロですが、雪彦山は急登が連続するため、このキロ数（GPS水平面距離）を鵜呑みにしてはいけません。体感的には一般的なハイキングコースの2〜3倍と距離を換算して見積もってください。(s)

写真

5/23 8:43

(K)今日はskiboyさんと雪彦山（せっぴこざん）を歩きます。後ろに聳え立つのは最初に目指す大天井岳です。
(s)なかなかの山体ですな〜よろしくお願いします！

5/23 8:41

(s)姫路から山之内までバス移動の予定でしたが、3月末で前之庄〜山之内間の神姫バスはコミュニティーバスに移管され、土日祝は運休。途中の滑原（なめら）で降りタクシーで登山口まで（4800円）。予定では山之内バス停からここまで4キロを徒歩だったので結果的に1時間20分の時間短縮となりました。

5/23 8:51

(s)梅雨の合間の好天とあって、駐車場、ほぼ満車です。

(K)案内図、険しい難所がいくつかあり楽しみです。
(s)「雪彦山の登山ルートには危険な箇所もたくさんあり、死傷者も毎年発生しています」・・・楽しみと不安がカクテル状態です。

5/23 8:54

(K)バンガローの横から入山します。

(K)直ぐに急登が続きます。
(s)先日の摩耶大杉直登尾根よりハードかも・・・

(K)展望岩から見上げた大天井岳。無事に辿り着けるのか...
(s)魅力的な山体です！

5/23 9:38

(K)出雲岩、覆い被さってくるような勢いです。
(s)長い年月の間にはこんな巨岩も崩落したりするのでしょうか？

(s)摩耶山の大杉さんと一緒で人が入らないとスケールがわかりません。姫路からそう遠くないところで、こういった景観が展開するのはスゴイ！

(K)出雲岩、祠の上にいたずら書き？罰当たるよ！

(K)出雲岩を過ぎた辺りから鎖場のオンパレード
(s)常連の方が大天井岳まで4か所の鎖場と言っていたような・・・

5/23 9:50

(K)見晴らし岩にて。二週間前に登った七種山（左）、明神山（右）が望めます。
(s)後ろに落ちないでね〜

(s)ギャー　腰が引ける〜

5/23 9:54

(K)セリ岩、甘めのメタボチェッカー
(s)右手から巻けます。

(K)セリ岩、skiboyさんも楽勝？
(s)メタボ＆閉所恐怖症ですが大丈夫でした。奥が若干狭くリュックは手に持っている方がいいですよ。

5/23 10:11

(K)急登が続きます。
(s)どこの山にも、1か所くらいこんな所はありますが、雪彦山は冗談抜きで、こんな写真のところが連続します。ちなみに私が算出した数値ですが摩耶山上野道の平均勾配はおよそ19％（11°）に対し、ここの登山口から大天井岳までの平均傾斜はおよそ43％（23°）。

(K)馬の背と呼ばれる岩稜で渾身の力を振り絞るskiboyさん
(s)去年痛めた右肩腱板、80％くらい戻っていますが、鎖場には不安がありました。どうにか大丈夫でした。

(K)大天井岳（おおてんじょうたけ、811.1m）到着
(s)結構、人いました。バッジ売りのオジサンも途中いましたが、バッジ買い損ねてしまいました⤵⤵⤵

(K)大天井岳、skiboyさんの回りに不思議な光が。。。
(s)帽子を脱げばハレーションを起こしますが・・・　ちゃんと着帽してますよ〜

(K)最難関箇所の地蔵岳に向います。

(K)いきなり急降下！目指す地蔵岳が奥に見えています。

(K)地蔵岳、ロックオン！
(s)もう写真を撮る心の余裕がなくなっています。で、あの頂上に登ると？？？

(K)上級者コースの鎖場、急な一枚岩で、休めそうな場所が見当たりません。
(s)い、一般コースで十分です！

(K)一般コースでもかなり急でした。
(s)大雨のあとで、ヌメっている箇所もあり油断は禁物

5/23 10:50

(s)鎖・ロープがない所もかなり急

(K)地蔵岳に這い上がります。

(K)地蔵岳、鎖もロープも無い岩壁
(s)登りはどうにかなりそうなんだよな〜

5/23 10:56

(s)Kumainkobeさん、他のひとのレコで学習していたとはいえ、初めてのルートをサクサク行っちゃいます・・・

(K)地蔵岳、登頂。遠くに七種山が見えます。
(s)絶景哉〜！

5/24 10:49

(s)播磨の山々をバックに
(K)前や横は絶壁ですฅʕᵔᴥᵔ;ʔฅ

5/23 11:08

(s)Kumainkobeさんがやってると、いとも簡単に見えますが・・・　私もやってみますが、前に吸い込まれそうで・・・　コ！ワ！イ！

(K)地蔵岳から見た、大天井岳の小槍のような不行岳（ゆかずだけ）

(K)地蔵岳から見上げた、大天井岳（左）と上級コースの絶壁（右）

5/23 11:12

(s)地蔵岳からクライムダウンしていくKumainkobeさん。登る時は登りで必死で、下りる時のルートを記憶していませんでしたw　ここは一人で来たら無理だったかも・・・　

(K)地蔵岳から虹ヶ滝を目指して下降します。

5/23 11:30

(K)下り道から見上げた地蔵岳。よくあのテッペンに登れたと思います。
(s)絵になりますね〜！

5/23 11:36

(s)めちゃくちゃやせている箇所。ナイトハイクは困難だろうな・・・
(K)濡れた落ち葉で滑りやすく、要注意ポイントでした。

(K)虹ヶ滝への下りも鎖やロープの連続で気が抜けません。

5/23 11:45

(K)虹ヶ滝に到着
(s)大雨のあとだけあって、水量も豊富。

(K)虹ヶ滝からP838に登り返す前に着替えるskiboyさん。この時ヒルに襲われました。
(s)相当な汗をかいたので1回目の着替え。その時、手袋を地面においたら、なんと大きなナメクジが・・・　払おうとしても落ちません・・・　ヒルでした。ディートを吹き付けると小さくなって落ちてい行きました。そのあと、もういちど手袋を見ると小さなヒルが・・・　叩くだけでは落ちません・・・

(K)P838への登り返しも急登

5/23 12:12

(s)距離や斜度的には問題がありませんが、Kumaikobeさんに追いつこうと焦ると・・・　心も身体もオーバーヒート・・・　3分間ほど休憩させてもらいます。
(K)地蔵岳の後の登り返しだったので、キツかったかも知れませんね。

(K)P838、尾根伝いの周回ルートに合流しました。

(K)雪彦山山頂（せっぴこざん、915.2m）。なんと眺望なしでしたが、時間的にココでランチをしました。
(s)ここを歩いている人はほとんどおらず、頂上も私たち2人だけ。雪彦山のメインは大天井岳のようですね。スタートからここまでの距離を見て3.6キロ（水平距離）に唖然・・・

5/23 12:52

(s)時間が押してきたので、Kumainkobeさんに先に行ってもらい、雪彦山山頂でカップ飯の準備をお願いしました。

5/23 13:11

(s)昼食が終わって、下山開始。もう下りだけかと思ったら、上りが〜〜　

(K)鉾立山（ほこたてやま、952m）。標高はなんと雪彦山よりも高いのです。視界が良ければ氷ノ山や大山が見渡せるそうです。
(s)下りに備えて左足にサポーターを巻きます。芍薬甘草湯も飲みました。

(K)942m峰分岐。ココから虹ヶ滝方面に向かい下山します。

(K)下山途中、陥落地帯の側を抜けます。

5/23 13:45

(s)下りもKumainkobeさんのようにサクサクとは下りられません⤵⤵⤵

5/23 13:58

(s)良い感じの樹林帯が続きます。

(K)ナメ滝が美しい。

(K)雨で増水した川を徒渉。渓流沿いの道が続きます。

5/23 14:16

(s)非常に狭く、高さがあり、ヌメっているところもあり要注意です。
(K)コケで覆われた岩場がよく滑りました。

(K)この滝を越えるのが難しかった。
(s)岩場あり、眺望あり、滝ありの山ですね。

5/23 14:54

(K)雪彦川第2ダム（鋼製格子枠砂防ダム）。自然の中に突如現る人工物

(K)登山口駐車場まで無事下山。親切なお兄さん3人組にバス停までヒッチハイクさせていただきました。

(K)バスの待ち時間の間、私は先日気になった酒蔵に一走り。壺坂酒造は創業400年とのことです。

(K)一本購入して来ました。純米生原酒「雪彦山」すっきりとキレの良い辛口、雪彦山にぴったりの味でした。

5/23 17:29

(s)姫路に出て駅周辺で食事をしようということになりましたが、緊急事態宣言の影響で閉っている店も多く、開いていてもアルコールはなく・・・　お蕎麦で反省会となりました。今日一日ありがとうございました。また誘ってください。

感想

徘徊王™(hi-king)＠skiboy

Kumainkobeさんから雪彦山へのお誘い。雪彦山、七種山は非常に行ってみたいと思っていた山なので、うれしいお誘いでした。ただ、不安も。登山口から下山まで8キロ、バス停からの距離を入れてもトータルで15キロ程度で、距離的にはなんら心配していなかったのですが、―――スピード―――　私は六甲全縦15時間、Kumainkobeさんは六甲全縦「往復」で18時間。倍ほど歩く速さが違う。私はチンタラ型、Kumainkobeさんは休むと疲れるタイプのようなのでKumainkobeさんにご迷惑をかけないか？　楽しみと不安がカクテル状態で、案の定、前夜は、小学校の遠足前状態―――なかなか寝付けません―――でした（笑）。

山中8キロということで、いつもの摩耶山と同じように考えていたら、水平面で8キロかもしれませんが、六甲山・摩耶山に換算すると、感覚的には20キロ超くらい歩いた感じ。心地よい疲れに襲われ、帰りの電車の中で寝落ちしてしまいました（笑）。

山体の偉容といい、鎖場の岩場といい、山上からの眺望といい、滝や沢といい、魅力満載の山でした。天気も梅雨に入りし心配していましたが、最高の山日和でした。久しぶりのヒッチハイクも楽しかった。

Kumainkobeさん、誘っていただきありがとうございました。またよろしくお願いします。

しかし、コロナ禍で、仕事のほぼ全体を占める地方出張が出来ず、引きこもり状態で、ただでも太り気味なのに＋3キロという、ここ数年で一番ヤバイ状態。この課題は「重すぎる課題」だ・・・
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備忘録
ゴマ麦茶2000cc　ミネラルウォーター500cc
Tシャツ×4
半パン・タイツ
グローブ
ハヤシメシ
ディート
モンベルの山行保険（SF12）
チェーンスパイク・ヘルメット・サングラス（不使用）
ストック持って行かず（不要）

Kumainkobe

久々の晴れの日曜、skiboyさんをお誘いし、岩場の名所、雪彦山に行って来ました。

駐車場から聳え立つような大天井岳を見た時には、大丈夫かと思いましたが、無事予定ルートを回り切れました。登山口〜大天井岳〜地蔵岳〜虹ヶ滝のルートは、アスレチック要素の高い典型的な岩場続きで、存分に楽しめました。虹ヶ滝からP838への登り返しは少々堪えましたが、その後の周回ルートはまったりとしたハイキングを楽しめました。

私の計画の不手際で、予定していた登山口近くの山之内バス停までのバスが、ずっと手前の前之庄止まりに変更されており、行きはタクシー、帰りは親切な若者にヒッチハイクさせてもらい事無きを得ました。skiboyさん、ご心配をおかけしました。

以下、備忘録です。
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雪彦山（せっぴこざん、915.2m）
・関西百名山、ふるさと兵庫100山、日本百低山、近畿百名山、
　日本の山岳標高1003山、兵庫県の山(分県登山ガイド)、
　日本の山1000、大阪周辺の山250
・兵庫県姫路市

コメント

Gen★chan

雪彦山✨
kumainkobeさん
こんばんは〜🎵
skiboyさん
はじめまして

雪彦山の岩場はスリリングでいいですよね。
昨年3月に登りましたが、レコ見てまた行きたくなりました。

上級者コースは自分は虹が滝から登りましたが、下りは難易度が上がりそうですね。

純米酒「雪彦山」も買って帰りましたよ😊

あ、あと雪彦山は日本三彦山の1つです😃

Kumainkobe

Re: 雪彦山✨
Gen-chansanさん、おはようございます。

雪彦山には今回初めて登りました。
アドベンチャーワールドのようで楽しかったです。
レコを拝見しましたが、上級者コースを登られたのですね！
凄いです。
ボルダリングの経験のない私達は迷う事もなく一般コースを選択しました（笑）。

気になっていた「雪彦山」を併せて楽しむことができ、忘れられない山になりました。
今度はヒルのいないもう少し早い時期に再訪したいと思います。

コメントありがとうございました。

Kumainkobe ฅʕ´ᴥ`ʔฅ

徘徊王™(hi-king)＠skiboy

Re: 雪彦山✨
Gen-chansanさん

はじめまして
コメントありがとうございます。
そして、いつも拍手ありがとうございます。

姫路からいつも下道で友人にスキーに連れて行ってもらう時にそのあたりを通り、何年か前に「せっぴこさん」という読み方を教えてもらいました。

登ってみて「岩場あり、景色あり、滝あり」（最高！）と思いましたが、ほかの人も「岩場良し、景色良し、沢良し」と表現しているのを見て、やっぱりな〜と思いました。

昨日、友人に雪彦山に行ったことを話すと「バッジを買ったのか？」「本当の虹ケ滝を見たか？」（地元民のみ知るコース外に滝があるそうです）という話になりました。また紅葉の季節にでも行ってみたいな〜と思っています。

「日本三彦山」については先日知りました。越後平野に展開する弥彦山は、仕事で長岡〜新潟間を移動する時にいつも在来線電車の車窓から見て登ってみたいな〜（最近は縦走してみたいな〜）と思っていますが、この１年、新潟には出張に行けてません。早くコロナ禍が終息して仕事がてら、あっちこっちの山に登ってみたいです。

wakatiko

いいなぁ〜
この半分の距離だったら
誘ってね。

徘徊王™(hi-king)＠skiboy

Re: いいなぁ〜
wakatikoさんだったら、十分に歩ける距離だよ！