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Yamareco

記録ID: 3206134
全員に公開
ハイキング
大山・蒜山

孝霊山 〜大山と弓ヶ浜に挟まれて〜

2021年05月23日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:46
距離
4.3km
登り
525m
下り
520m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:54
休憩
0:52
合計
3:46
9:48
66
スタート地点
10:54
11:02
40
11:42
11:49
28
12:17
12:52
34
13:34
ゴール地点
天候
過去天気図(気象庁) 2021年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
山陰道(国道9号線バイパス)を大山出口で下りて県道36号線を大山方向へ進みます。坊領集落を過ぎたところで、橋の前の道を右に折れ少し進むと、登山口を示す標識の立った林道入り口になります。舗装された林道を少し進むと林道が右に分岐しますので、その辺りに車を停めます。この日は、その位置に数台の車が停まっていて一杯だったので、もう少し先の未舗装路の路肩空きスペースに駐車しました。
コース状況/
危険箇所等
登山道は明瞭で道に迷うことはないでしょう。上りに用いた西側の免賀手山ルートより,東側の佐摩山ルートの方が木段など整備されています。土が湿っていて粘土状になっていたため滑りやすく注意が必要でした。(何度も足を滑らせました)
大山ICを下りて大山方向へ。左側に孝霊山が近付いてきました。真ん中が目指す山頂です。
2021年05月23日 09:32撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/23 9:32
大山ICを下りて大山方向へ。左側に孝霊山が近付いてきました。真ん中が目指す山頂です。
林道に入ります。登山口まで1km。
2021年05月23日 09:34撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/23 9:34
林道に入ります。登山口まで1km。
周回コースに入る分岐点には多くの車が停まっていました。私はもう少し奥へ進んだ所に車を停めました。
2021年05月23日 09:57撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/23 9:57
周回コースに入る分岐点には多くの車が停まっていました。私はもう少し奥へ進んだ所に車を停めました。
しばらく未舗装林道を歩きます。
2021年05月23日 10:00撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/23 10:00
しばらく未舗装林道を歩きます。
最初からきつい登り,けれど,ロープが架けてあります。
2021年05月23日 10:11撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/23 10:11
最初からきつい登り,けれど,ロープが架けてあります。
岩が現れました。この山はデイサイト・流紋岩の塊で,大山山麓に噴出した火山のようです。
2021年05月23日 10:26撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/23 10:26
岩が現れました。この山はデイサイト・流紋岩の塊で,大山山麓に噴出した火山のようです。
オトシブミ
2021年05月23日 10:44撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/23 10:44
オトシブミ
広葉樹の雑木林です。
2021年05月23日 10:46撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/23 10:46
広葉樹の雑木林です。
振り返ると,海岸線が見えます。白い風力発電の風車が立っています。
2021年05月23日 10:50撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/23 10:50
振り返ると,海岸線が見えます。白い風力発電の風車が立っています。
最初のピーク,免賀手山。国土地理院の地図には山名は記載されていません。
2021年05月23日 10:52撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/23 10:52
最初のピーク,免賀手山。国土地理院の地図には山名は記載されていません。
霞んでいますが,北方向に弓ヶ浜半島が見えます。
2021年05月23日 10:53撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/23 10:53
霞んでいますが,北方向に弓ヶ浜半島が見えます。
少し東寄り風車が立っているのが見えるので,大山口辺りでしょうか。
2021年05月23日 10:54撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/23 10:54
少し東寄り風車が立っているのが見えるので,大山口辺りでしょうか。
アンテナの立っているのは西峰です。
2021年05月23日 11:01撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/23 11:01
アンテナの立っているのは西峰です。
こちらが目指す孝霊山山頂方向,山頂が尖っているのは勾配がきついということが,この時は頭にありませんでした。
2021年05月23日 11:02撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/23 11:02
こちらが目指す孝霊山山頂方向,山頂が尖っているのは勾配がきついということが,この時は頭にありませんでした。
登山道の周りは全体的に笹が多いですが,登山道を隠すほどではありません。
2021年05月23日 11:05撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/23 11:05
登山道の周りは全体的に笹が多いですが,登山道を隠すほどではありません。
急登になってきました。ロープがあって有難い。
2021年05月23日 11:10撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/23 11:10
急登になってきました。ロープがあって有難い。
階段の無い斜面で土が湿っているので,足が滑ります。
2021年05月23日 11:27撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/23 11:27
階段の無い斜面で土が湿っているので,足が滑ります。
枝先に葉がまとまって付き,樹皮が斑状に剥がれる,リョウブですかね。
2021年05月23日 11:34撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/23 11:34
枝先に葉がまとまって付き,樹皮が斑状に剥がれる,リョウブですかね。
タニウツギ ピンク色が華やか
2021年05月23日 11:39撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/23 11:39
タニウツギ ピンク色が華やか
進行方向に大山が見え隠れします。
2021年05月23日 11:41撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/23 11:41
進行方向に大山が見え隠れします。
山頂近くにヤマツツジ
2021年05月23日 11:42撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/23 11:42
山頂近くにヤマツツジ
アンテナのある西峰の向こうに弓ヶ浜半島。
2021年05月23日 11:43撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/23 11:43
アンテナのある西峰の向こうに弓ヶ浜半島。
二等三角点「瓦山」
 緯度: 35:26:15.5736
 経度: 133:28:45.4698
 標高: 751.41
2021年05月23日 11:45撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/23 11:45
二等三角点「瓦山」
 緯度: 35:26:15.5736
 経度: 133:28:45.4698
 標高: 751.41
山頂は団体さんで賑わっていたので,先に進むことにしました。
2021年05月23日 11:45撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/23 11:45
山頂は団体さんで賑わっていたので,先に進むことにしました。
ヤマボウシ
2021年05月23日 11:47撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/23 11:47
ヤマボウシ
進行方向,佐摩山へ続く稜線。
2021年05月23日 11:51撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/23 11:51
進行方向,佐摩山へ続く稜線。
カシワの木も割とよく見かけました。葉の形が特徴的なので目につきやすいです。
2021年05月23日 11:59撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/23 11:59
カシワの木も割とよく見かけました。葉の形が特徴的なので目につきやすいです。
花崗岩ぽい岩もありますね。
2021年05月23日 12:14撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/23 12:14
花崗岩ぽい岩もありますね。
大山小学校はこの山のすぐ麓にあります。
ここから少し引き返して見晴らしの良いところでドローンを飛ばしました。
2021年05月23日 12:17撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/23 12:17
大山小学校はこの山のすぐ麓にあります。
ここから少し引き返して見晴らしの良いところでドローンを飛ばしました。
【ドローン撮影】
左から 船上山,甲ヶ山,矢筈ヶ山,大山
1
【ドローン撮影】
左から 船上山,甲ヶ山,矢筈ヶ山,大山
【ドローン撮影】
最初のピーク,免賀手山
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【ドローン撮影】
最初のピーク,免賀手山
【ドローン撮影】
南側の鍋山
【ドローン撮影】
南側の鍋山
【ドローン撮影】
北方向 大山小学校,その向こうは名和町かな
【ドローン撮影】
北方向 大山小学校,その向こうは名和町かな
【ドローン撮影】
歩いてきた孝霊山から続く尾根
【ドローン撮影】
歩いてきた孝霊山から続く尾根
ドローンを飛ばしたのは,少し拓けているこの場所です。
2021年05月23日 12:52撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/23 12:52
ドローンを飛ばしたのは,少し拓けているこの場所です。
尾根を下ります。こちらの尾根には合目標識があります。
2021年05月23日 12:56撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/23 12:56
尾根を下ります。こちらの尾根には合目標識があります。
木段もあって歩き易く整備されていますが,それでも何度か足を滑らせました。
2021年05月23日 13:00撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/23 13:00
木段もあって歩き易く整備されていますが,それでも何度か足を滑らせました。
木立の間に大山小学校が見えます。
2021年05月23日 13:08撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/23 13:08
木立の間に大山小学校が見えます。
子どもたちは嬉しいでしょうね。
2021年05月23日 13:08撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/23 13:08
子どもたちは嬉しいでしょうね。
もう半分以上下りてきました。
2021年05月23日 13:12撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/23 13:12
もう半分以上下りてきました。
名前を調べるのに苦労しましたが,「シライトソウ」のようです。ふもと近くで何か所か咲いていました。
2021年05月23日 13:18撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/23 13:18
名前を調べるのに苦労しましたが,「シライトソウ」のようです。ふもと近くで何か所か咲いていました。
もうすぐゴールです。
2021年05月23日 13:24撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/23 13:24
もうすぐゴールです。
林道が見えた!
2021年05月23日 13:27撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/23 13:27
林道が見えた!
登山道に下りました。
2021年05月23日 13:28撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/23 13:28
登山道に下りました。
道の脇にウツギの白い花 
2021年05月23日 13:32撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/23 13:32
道の脇にウツギの白い花 
道の脇で車が待っています。ここまで戻ってきました。
2021年05月23日 13:45撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/23 13:45
道の脇で車が待っています。ここまで戻ってきました。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 日よけ帽子(キャップ) 登山靴 サブザック(19L) トレッキングポール 行動食(飴) 予備食(シリアルバー他) 飲料(お茶600mL) 地図(地形図) iPhone(GPS+ナビ) iPad mini(GPSログ) サブバッテリー カメラ ドローン(Mavic Mini) 携帯電話 腕時計 ラジオ 手拭い ティシューペーパー
備考 グローブは使わずトレッキングポールを持って歩きましたが,上りはトレッキングポール無しでグローブをして登った方が良かったと思いました。

感想

 大山に登って北を眺めると日本海が見える。そしてその少し左(西)側に長く緩やかな美しいカーブを描く弓ヶ浜半島が目に入る。その視線を少し手前に下ろすと,大山の裾野にポッコリと突き出した,アンテナの沢山立った山に気付く。以前から大山を登るたびに気になっていたその山が「孝霊山」だった。その山は私の住む鳥取市から山陰海岸沿いの国道9号線バイパスを車を走らせていても,進行方向に見えるなだらかな大山の裾野に突き出している姿が印象的で,そのうち登ってみたいとずっと思っていた。分県登山ガイド「鳥取県の山」にもこの山は紹介されているが,アンテナのある北西の峰を通って車の通れる道をかなり歩くコースとなっていて,今一つ面白くないなぁと感じていた。しかし,ヤマレコの山行記録を探してみると,麓から車道を通らずに尾根を辿って周回できるコースを歩いている記録をいくつか見つけることができた。これなら山歩きが楽しめそうだと,その林道入口付近にナビの目的地をセットして家を出発した。
 10時頃に登山を始めれば3時間ぐらいで歩き終えるだろうと踏んで,昼食は持たず,行動食に魚肉ソーセージとシリアルバーを持った。修理に出していたドローン(MavicMini)が数日前に戻ってきていたので,できればそのテストフライトも行いたいと思って,リュックにドローンも入れた。孝霊山山頂まで登ると団体さんがお昼休憩をしていたので,ドローンはそこから少し下った佐摩山山頂少し手前の開けた尾根で飛ばした。大山や弓ヶ浜がよく見える場所はコース上にもあったが,ドローンで木々の上から撮影すると,自分が歩いた山の尾根までしっかりと確認することができた。
 今回のコースは基本尾根歩きで,ヤブコギは無さそうだったのでトレッキングポールを持って歩いた。しかし,この判断は間違いだった。免賀手山を経て孝霊山へ向かう道は登山道こそ明瞭なものの,階段などの設備は無く,傾斜はきつく,その上足元は大山火山灰土のクロボクで,この日は土が少し湿っていてとても滑りやすくロープに頼って上らなければならない場所が多くあった。トレッキングポールが邪魔になる場面が多かった。早めにトレッキングポールをしまってグローブをはめてロープをしっかり握って歩くべきだったと後で反省した。下りの佐摩山コースはやや勾配が緩やかで木段も多く設置されてはいたが,それでも足元は滑りやすく,何度か足を滑らせて手のひらは泥だらけになってしまった。私の歩き方が悪いのかもしれないが,孝霊山山頂直下の勾配のキツさは本物だ。
 滑りやすい坂道に苦戦したり,ドローンで遊んだりしていて,予定より時間がかかってしまった。当初はさっさと歩き終えてもう一つどこかの山を歩いてみようなどと思っていたが,歩き終えた時にはもうそんな気力は失せていた。この日は黄砂の影響なのか,大山も弓ヶ浜も少し霞んでいたがそれでもその両方が楽しめるこの山はなかなか魅力的な山だった。そして更に,予想以上に体力と技術が要求される充実した(ハードな)登山コースで,いろいろな楽しみを見つけられる山だった。夏は暑そうなので,次回はスッキリ晴れた秋の日に余裕を持ってゆっくり歩いてみたい。

ドローン映像(1分35秒)

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