甲斐駒ヶ岳 (黒戸尾根〜駒津峰〜双児山〜北沢峠)
- GPS
- 08:17
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 2,706m
- 下り
- 1,427m
コースタイム
5:11 横手白須分岐
6:33 刃利天狗
7:06 五合目小屋跡
7:46 七丈小屋
8:30 八合目御来迎場
9:22 駒ヶ岳神社本社
9:28 甲斐駒ヶ岳
10:32 駒津峰
11:15 双児山
11:43 二合目
12:05 北沢峠
天候 | くもり(8合目以降きり)、時々はれ、時々弱雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:北沢峠 バス 〜 広河原 〜 バス 甲府駅 〜 高尾駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
黒戸尾根:8合目以降は、全身使ってのはしご、くさり場、岩稜帯の克服となり、注意、体力が必要だと感じました。また、頂上からの下りの砂礫帯も滑りやすいので注意が必要です。 双児山〜北沢峠:若干濡れていて、岩・石の部分や土が露出している部分は、滑りました。斜面も結構急なところが多いので注意が必要です。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
思い起こしてみると北、南、中央など主だたる「アルプス」と名のつくエリアに行くのは本日が初めてでした。本日の行程でも主だったピークから見る・見える山容の濃さ・豊富さとすそ野から頂上までの高度感は、素晴らしいものがありました。ただし素晴らしいところに自然に人が集まるのは世の常で、下山道に選んだ駒津峰までの道は、登山者でごった返していました。甲斐駒の山頂も人・人・人といった感じでした。それを考えると黒戸尾根は静かな感じでした。しかし自分にはとてもきつかった。久々にここまでのきつさを感じました。気温はわかりませんが、竹宇神社を出発の段階で半袖一枚で全く寒さを感じないような状況でした。私は、汗かきなので、出だし注意していたつもりでしたが、白須分岐に到着した段階で汗びっしょりで相当体力を消耗してしまいました。まだ登りの行程の1/5〜1/4程度なので今日はだめかもしれないと感じていました。また、この後の八丁登りでさらに疲労が蓄積されてゆきます。ただ幸いだったのは、八丁登りに入るあたりから風が吹き出して適度なクールダウンが出来たことです。また、天気もピーカンでなかったことも幸いしたと思っています。
なんとか刃渡りまでたどり着き、ここから見える風景にも癒されながら、ほうほうの体で五合目小屋跡まで着きました。後から考えてみると自分にとっては、このあたりが最悪の状態であったように思います。この後は身体も気分的にも少し楽になったような気がします。五合目からは一旦下りとなり、「せっかく登ってきたのに下るのかよ」と悪態をつきながらも従ってゆきます。まもなく吊り橋が現れ、これを渡るとまた登りのリスタートです。まもなくマルストンの一つである七丈小屋に到着しました。10名位の方々がベンチで休憩されていました。その横を通り過ぎて登りを続けます。ステップ上がるとテントサイトが現れました。ここからの景色は絶景で天気の良い日は想像を超えた素晴らしい景色・星空を楽しめるのでしょう。
ここからは、徐々に岩稜帯が多くなり、くさり、ハシゴも交えて全身駆使しての登山となってゆきます。五十肩のおやじとしては、これまた結構きつい状況でした。
ふーふー言いながらひとつ、ひとつクリアして行き、ななめ頭上に二本の剣の刺さった岩が見えた時は、おもわず「あったー」と叫んでしまいましたが、ここから頂上までは、結果的にまだ30分程度あり、頂上はまだか?まだか?と肉体的な疲労プラス精神的なショックで疲労が倍増したように思います。
それでも歩みを止めなければ、確実に前進するもので、駒ヶ岳神社本社に辿りつきお参りの後、駒津峰への分岐を過ぎて、いよいよ頂上へ到着しました。あまりの疲れに達成感もいまいちで、ただ「着いた」といった感じでした。着いた時は、きりで視界がほとんどありませんでしたが、じょじょに霧が払われてきて、周囲の景観を楽しむことができたのでとてもラッキーでした。
あまりの人の多さと風の強さで、頂上にはあまり長居せずに下山にかかりました。砂礫状の道に注意しながら、摩利支天分岐を躊躇せずにやり過ごし駒津峰へ向かいました。人が多くスタックすることしばしばでしたが、人をやり過ごす待ち時間で周囲の景色を楽しんでいました。駒津峰、双児山の登りもクリアして、双児山の頂上で今日最後の景観を楽しみつつ、しばし休憩しました。あとは、北沢峠までの下りです。ところどころ滑りやすい道に注意しながらも、頭の中はすでに長衛荘でのビールで占領されており、下りが加速されたように思います。
先日の尾瀬の時も同様でしたが、夜行バスで寝ることが困難で今回も同様一睡もできなかったのでこれもつらかった要因の一つかもしれません。エリアを拡げられるかどうか、今後の大きな課題だと思っております。
poohtaさん、ついに黒戸尾根からの甲斐駒制覇ですね。
本当におめでとう!そしてお疲れ様!
poohtaさんの強靭な体力と精神力をもってしても、さすがに黒戸尾根はキツかったようですね。
文章からその厳しさがジンジン伝わってきて、こちらも疲れました。
下山後のビールはさぞや美味かったことでしょうね。
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