【赤石岳〜悪沢岳】 福川からのバリエーションで行く


- GPS
- 56:00
- 距離
- 36.1km
- 登り
- 3,752m
- 下り
- 3,752m
コースタイム
【湯折ゲート】(6:36)-【七釜橋】(7:08)-【広河原小屋】(9:31)-【福川分岐】(11:18)-【百間洞山の家】(14:40)
二日目
【百間洞山の家】(6:56)-【百間平】(7:46)-【赤石岳避難小屋】(9:03〜9:35)-【赤石岳】-【大聖寺平】(10:50)-【荒川小屋】(11:17〜12:19)-【中岳】(13:11)-【悪沢岳】(13:53〜14:10)-【前岳】(14:56)-【荒川小屋】(15:32)
三日目
【荒川小屋】(8:09)-【大聖寺平】(8:38)-【船窪】(9:10)-【広河原小屋】(10:32〜11:38)-【高山の滝】(12:28)-【湯折ゲート】(13:57)
天候 | 一日目:曇り 二日目:曇りのち雨 三日目:曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所:増水時の【小渋川全域】 詳細は下記ブログから↓ http://top-of-100.at.webry.info/ |
写真
感想
7月の三連休
天気が晴れれば北アルプスでした。
っが、やはり北部は天候が・・・
で、富山の山友Nさんが南アルプスの縦走を考えていたので参加させてもらった。
今回の場所はtentotenさん希望の【赤石岳〜悪沢岳】
しかし、Nさんが考えるコースは一般ルートでないのは想像してました。
一般ルートは静岡県側からの【椹島】から入りますが、今回は長野県側からの【小渋ルート】をチョイス。このルートは地図に載っている破線のルートで渡渉を20回ほど行なうルート。さらにNさんグレードを上げたいらしく、【大聖寺平】には抜けず、登山道の無い【福川】を稜線へと一気に突き上げるルートを選んでいた。
コレは困った・・・
初の90リットルザックに重さ約18kg&渡渉&沢登りっとホント飽きさせませんよねっ。
当日、現地集合してゲートから林道を下って行きます。
【七釜橋】を渡って河原に降り立ちます。
しばらく進むと岩にマーキング。
ここから渡渉開始です。
最初から川の流れが速い。
重いザックがさらにバランスを崩させる。
Nさんは渡渉の際、バランスを崩しカメラを一台ダメにしました。
まだ始まったばかりとにかく進みます。
膝までだった深さも股までの深さに・・・。そして流れも速い。
【広河原小屋】に着いた頃には大分体力を消費してました。
さてここからが本日の核心部です。
【福川】方面へ進む。
道は土砂で流された倒木がそこら中に転がっている。潜ったりしながら進む。
残雪が出てくるとその先が【福川】との分岐。
フェルトの靴では歩きにくいので登山靴に履き替える。
急な登りを登って行くと、樹林帯に出てヤブとの戦いに。
またガレ場で乗った石が崩れるのでなかなか前に進まない。
何とか稜線に出てハイマツ帯を越えると一般登山道に出た。
【百間洞山の家】にて受付を済ませてビールで乾杯!
二日目は遅めの出発。
天気は曇りで青空は望めそうも無い。
【百間平】から【赤石岳】を目指す。景色にはあまり良くないが、代わりに沢山の高山植物が目を楽しませてくれた。
だんだんと【赤石岳】が近づいてくると辺りは濃い霧に包まれていく。
【赤石避難小屋】に着いた頃には気温も低く寒かった。
そんな時、小屋のご主人が「寒いから中に入りなよ!」
小屋に入るとオカミさんが出て来て談話。ハーモニカ演奏で皆を楽しませてくれた。
温かい心遣いに感謝でした。
寒いですが【荒川小屋】を目指す。
小屋を出ると先ほどよりもさらに風が強くなっていた。先週の【北八ヶ岳】を思い出す。
【大聖寺平】辺りではすれ違う登山者が沢山いた。
【荒川小屋】に着いてテントを建てるとすぐにMさんの希望地【悪沢岳】を目指す。濃いガスで覆われた登山道を進んでいると【中岳】あたりで青空も見せるようになった。【避難小屋】を過ぎ、目的の【悪沢岳】に着くと陽が照りつけ暑くさえ感じた。
しかし天気は気まぐれ。すぐに雲に覆われ下山途中で雨に降られた。
夕方・・・
空は青空を見せてくれ、最終日の明日に期待を持たせてくれたzzz
・・・・・っが、深夜1時頃目が覚めた。
ものすごい轟音がテント外から聞こえる。また雨粒がテントを激しく叩く。
不安が的中した。
結局その暴風雨は明け方まで続いた。
マズイ。最後の渡渉は出来るのだろうか???
三日目
8時過ぎに【荒川小屋】を出発。
【大聖寺平】に着き、西へと進む。
不安の中濃霧の登山道を降っていく。すると・・・
何と青空が出てきた。降って行けば行くほど周辺の景色も見えるようになってきた。
樹林帯では木漏れ日が差し込み暑くなってきた。
河原に降り立ち川の状態を確認。
少し水量がありそうだが、なんとか行けそうだった。
川の流れは二日前と比べ、やや速く感じたが三人とも沢の流れに歩を進めて行く。
渡渉回数15回で見覚えのあるブロック帯に到着。
無事今回のルートを終えることが出来た。
途中すれ違った人は一人のみでした。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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レコ拝見するとなんだかものすごい密度の濃い登山だったようですね
天候もよくなかったので沢の渡渉など大変だったことでしょう、そのザックでの登りさすがだと感心します!
本当にお疲れ様でした
zenith さん , tentoten さん
さすがのお二人です。
一時間の差で出発のようですね。しかも福川ルートとは
自分も山行中にあった方とこのルートの話をしてました。ハードなルートだと。ほんとすごいです。
いつか行けるようなら自分もいってみたいルートでした。おつかれさまでした。
自分の車が一枚目にうつっているのが面白かったです (~_~)
渡渉の大変さが伝わってきました。
drunkyさん
こんばんは
同行のNさんとの山行はいつも本気で挑まないと大変な事になりそうなので気が引き締まります
初日の沢&【福川】直登でヘトヘト。さらに【悪沢岳】ピストンでもヘロヘロ。前日夜の大雨後の渡渉でもさらにクタクタ
三日間、まさに出し切ったヘロヘロ山行でした。
しかしいつもそうなのですが、その後は清清しい気持ちで家に帰れるんですから不思議なものです
meta_bomanさん
こんばんは
迂闊でしたっ!
『山のぼらー』ステッカーに何故気付かなかったのか?
気付いていたら「zenith参上!」っとワイパーに紙を挟んでいたのに・・・
しかし、二日でこのルートを登り降りとはさすがmeta_bomanさんです
でもお互いが怪我無くの下山が一番な結果ですよねっ
ホントお疲れ様でした
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