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Yamareco

記録ID: 3246479
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

北八ヶ岳

2009年12月30日(水) ~ 2009年12月31日(木)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
7.4km
登り
507m
下り
505m

コースタイム

1日目
山行
3:35
休憩
2:25
合計
6:00
9:55
10:10
25
森林浴展望台
10:35
10:40
35
五辻
11:15
11:25
10
11:35
20
11:55
12:10
20
12:30
5
12:35
13:25
15
13:40
35
14:15
14:55
15
15:10
15:20
10
2日目
山行
0:35
休憩
0:00
合計
0:35
天候 12/30:晴れのち曇り、31:曇り
過去天気図(気象庁) 2009年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
ピラタス蓼科スキー場
コース状況/
危険箇所等
積雪50cm程度。危険箇所なし。
その他周辺情報 片倉館
2009年12月30日 15:12撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/30 15:12
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ゲイター マフラー ネックウォーマー バラクラバ 毛帽子 着替え 予備靴ひも ザック ザックカバー アイゼン ピッケル 昼ご飯 行動食 飲料 水筒(保温性) ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ナイフ カメラ

感想

12月30日 晴れのち曇り

 君津18:00-19:10足立3:55-7:35ピラタス蓼科スキー場9:00-9:10山頂駅

 山頂駅9:30(25)9:55森林浴展望台10:10(25)10:35五辻10:40(35)11:15鞍部11:25(30)
 11:55縞枯山12:10(25)12:35縞枯山荘13:25(15)13:40坪庭13:40(35)14:15北横岳ヒュッテ14:55
 (15)15:10北横岳15:20(10)15:30北横岳ヒュッテ (計3:35)

 3:00起床。3:55出発。足立の気温は5℃だが、とても寒く感じる。山では-5℃でも寒くはないのだが、何故だろう。 ウェアだけではなく、身体のスイッチが切り替わるような気がする。
 首都高も中央道も渋滞なし。年末は高速の上限1,000円割引が実施されないので、甲府昭和で一旦降りて早朝夜間割引(50%off)の適用を受けた。
 諏訪ICを降りるまで高速の路上はもちろん周辺にも雪は見あたらなかった。茅野の街中にも雪は無かった。
 いつものように茅野市内の「すき家」で朝食。
 茅野の街を出ると雪がちらほら見えて来たが、路上に雪は無く、そのままノーチェーンでピラタスに着いてしまった。
 7:35ピラタス着。気温-7℃、天気は晴れ。駐車場の車はまだまだ少ない。
 駐車場からは南アルプスと中央アルプスの山々が良く見える。
 天気が良いのは今日の前半なので、スキーは取りやめにして朝イチで山に入ることにし、更衣室で山用の着替えをする。
 9:00の始発ロープウェイで山頂駅へ上がる。山頂駅の気温は-6℃とあまり寒くない。山頂駅周辺の積雪は50cmくらいか?
 まずは五辻に向かうが、トレースは良く踏まれていてツボ足でも良さそうだが、せっかく持ってきたのでスノーシューを履いてスタート。
 五辻ルートからは南アルプス、中央アルプス、北アルプスが良く見えるのだが、ガスが稜線の下まで降りてきて見えなくなってしまった。
 五辻から左にそれて、縞枯山と茶臼山の鞍部に向かって登る。鞍部は樹林帯なので風が当たら ず、休憩には最適だ。我々が休憩中に10人くらいが縞枯山から茶臼山に登って行った。
 鞍部から10分ほど登った展望台からはアルプスは見えないものの、南八ヶ岳は良く見える。
 縞枯山の山頂は樹木に囲まれて展望は無いので、写真をとって直ぐに雨池峠に向かって下るが 、かなりの急斜面でスノーシューでは滑ってしまうので、アイゼンに履き替える。
 聖はスノーシューのまま下ってしまった。
 雨池峠への下りでは10人くらいの人に出会ったが、若い人が目立つ。
 縞枯山荘の休憩室で昼食休憩とする。休憩料200円で暖房が無いので気温は氷点下だが、風が当たらないので快適だ。他に誰もおらず二人で貸し切りだ。お昼は手軽にカップ麺だが、暖かい食べ物はそれだけで十分ごちそうだ。食後はブルックスのコーヒーで仕上げだ。
 縞枯山荘からは聖もアイゼンに履き替えて出発。山荘からロープウェイ駅に向かって10分ほどのところで坪庭へのルートを右に折れ、急登を登る。
 坪庭では一人も出合わなかった。
 坪庭の端部で橋を渡るとジグザグの急登が始まる。九十九折りを8回繰り返し、少し行くと三ツ岳への分岐があり、さらに少し進むと北横岳ヒュッテに到着する。
 小屋の入口の温度計は-8℃で、かなり暖かい。小屋に入ると毎年お会いする常連さんがお二人ストーブの前におられた。
 今夜の泊まり客は8人とのこと。明日の大晦日は満員だが、今夜はゆったりだ。
 部屋は「しゃくなげ」という大部屋。8人のうち男性6人はみなこの部屋のようだ。
 ひと休みした後、カメラと行動食を持って北横岳山頂へ。
 山頂へのトレースもしっかり付いており、15分ほどで南峰に到着。気温は-10℃とあまり低くないが、風がとても強くかがんでいないと飛ばされそうだ。ガスはないが展望はゼロ。写真を撮ったらすぐに小屋に引き返す。
 泊まり客8人のうち1人は自炊なので夕食は7人。3人と4人に別れて鍋を囲む。北横岳ヒュッテの冬の定番、寄せ鍋と馬刺、キュウリと塩昆布の和え物、野沢菜、長芋の塩胡椒炒め。長芋の塩胡椒炒めは初めて食べたがなかなか美味しい。今後山のメニューに追加しよう。
 ご主人が日本酒を1本差し入れてくれた。地元八千穂町の酒蔵・黒澤酒造の「井筒長」だ。
 鍋を平らげると、〆はうどん。これは別腹に1人1玉つるっと入った。  夕食後は小屋のご主人も加わり、20:30頃まで四方山話で盛り上がる。少人数ならではのアットホームで楽しいひとときだった。
 食後、外を見てみると小雪がちらつき、新雪が1〜2cm積もっていた。風も強い。
 20:45就寝体勢に入る。21:00の消灯までストーブが点いているので、枕元の温度は11℃と暖かいので、ゆったり眠れる。

12月31日 曇り

 北横岳ヒュッテ8:05(35)8:40山頂駅 (計35)

 山頂駅9:20-9:30ピラタス蓼科スキー場10:25-11:40諏訪大社12:35-12:50片倉館13:50-17:30君津

 6:30起床。良く眠れた。ストーブは消灯時に消えているが、室温は+2℃。天気は雪、外気温は-12℃で、新雪が約20cm積もっている。
 朝食は、鮭、漬け物、ほうれん草、海苔、なめこおろし、みそ汁。ご飯も美味しく、3杯くらいいけそうだが、太ってしまうので1杯にとどめた。
 朝食後身支度をして出発。天気が悪いので山頂には行かず、直接下ることにする。新雪の積雪が少ないので、スノーシューは不要で、ツボ足で十分だが、アイゼンを背負うかわりに装着して行くことにした。
 新雪は10〜20cmだが、吹きだまりでは膝上まで潜ってしまう。
 坪庭ではトレースが消えているので、ポールでルートが明白にも拘わらず、50cm程度のトレー スを外すと腰まで潜ってしまい、往生した。しかも風がかなり強く、ロープウェイの運休が懸念される。
 8:40ロープウェイ駅に到着したが、誰も居ない。始発は9:00だが、20分前に誰も居ないのはおかしい。電話して確認すると、運転するとのこと。そのまま待っていると、小屋の奥さん、おやじさん、息子さんが荷揚げで上がってきた。息子さんはだいぶ大きくなっていた。
 が、駅の事務室には誰も来ない。風が強いので運転見合わせかと思っていたら、9:10頃スキー ヤーが上がってきた。どうやら、ロープウェイの職員が、下山者が居ることに気付かずにいたようで、ゴンドラ乗り場の運転室に行って下りの客が居る事を伝えて、ようやく9:20の2便に乗る事が出来た。
 駐車場に行くと、車は20cm位の雪でスッポリ覆われていた。着替えをして車の雪を掻き、チェーンを装着して、10:25に出発した。
 幹線道路に出た所でチェーンを外し、諏訪大社上社で1日早い初詣をして、お札とお守りを買った。諏訪大社は天下の奇祭「御柱祭」で有名だが、今年が7年目毎(6年毎)の御柱祭の年に当たっていた。是非見てみたいものだ。
 温泉はいつものように諏訪湖畔の片倉館へ。
 13:50片倉館をあとに帰路に着く。茅野の市街から八ヶ岳PA付近まで本降りの雪だったが、 走行に支障はなく、その後は晴れになった。年末のせいか中央道は上下線ともに渋滞なくスイスイ走れた。帰路は平日中間割引(30%)を適用すべく、勝沼ICで一旦降りて乗り直した。
 首都高は事故渋滞があったが、銀座周りで迂回してあまり影響を受けずに済んで、17:30に我が家に到着した。
 天気はいまひとつだったが、年末の北八ツは親子の忘年会のようなものなので、十分楽しい山行だった。

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