富士山〜カレー食べ放題〜


- GPS
- 32:00
- 距離
- 16.3km
- 登り
- 1,476m
- 下り
- 2,407m
コースタイム
11:20 富士宮口五合目
13:40 元祖七合目
14:30 八合目
15:20 赤岩八合館
10/28(日)
02:00 赤岩八合館
03:30 銀名水付近で待機
04:45 浅間神社奥宮
07:35 宝永山
08:00 旧二合八勺
09:05 御胎内
09:50 水ヶ塚公園駐車場
天候 | 7/28 曇 7/29 曇(山頂付近風強し) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・旧二合八勺から水ヶ塚公園へ向かうルートは、踏み跡が薄いが、道標が等間隔で立っている。入口がわからなかったので、途中からトラバースした。上双子山が見えていれば、迷うことは無い。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
1/25,000地形図
ガイド地図
コンパス
笛
筆記具
保険証
飲料
ティッシュ
三角巾
バンドエイド
タオル
携帯電話
計画書
雨具
防寒着
ストック
水筒
時計
非常食
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---|---|
共同装備 |
ツェルト
ファーストエイドキット
カメラ
車
|
感想
二年ぶりに富士山に行ってきました!最初に登ったのが一昨年の7月でしたが、そこから本格的に登山にハマったのでした。登山をかじった今となっては、「夏富士なんて( ´_ゝ`)」(人が多くて、俗っぽくて行きたくないよ)なんて思ってましたが、改めて行ってみて、とても楽しかったです。前回の須走ルートから、富士宮ルート+御殿場ルートに変えたのも理由かも知れません。
今回の登山では、普段は会わないような登山者とか、山小屋の古びた道具とか、自衛隊とか、宝永火口とか、砂走とか、裾野の苔と森林とか、カレー食べ放題とか、山頂付近で20団兇良をくらいビヴァーク的なことをしてみたり(予定外)とか、あとカレー食べ放題とか多種多様でとても魅力的でした。霊山であり本来は厳しい山なのに、すごく雑多で俗なところが良いです。深田久弥は、主に形のことを褒めながら「偉大なる通俗」と称していました。
なるほど、日本人なら一度は登りたいと思うような端正な容姿と高さを持ち、誰からも褒められ、沢山の人にピークを踏まれるのに、頂上から裾野まで多様性に富み、時には夏でも厳しい一面を見せ、冬には人を寄せ付けない山、富士山。尊敬します。
さて、ここからは反省です。
1.持ち物について
予めヤマレコで計画書を作成し、持ち物リストも作りましたが、いくつか抜けがありました。ほぼ登山が初めての二人を連れていたので、もっと綿密にチェックを行うべきでした。
以下は、忘れたものです。
・帽子
・日焼け止め
・サングラス
・軍手
・携帯酸素
・ツェルト二人用(共同装備)
天気が悪く、陽射しがあまりなかったので結果的に良かったですが、日射病予防にも帽子は欠かせません。日焼け止めもしないと大変なことになりますね。サングラスもあった方が良かったです。軍手、山頂付近が寒いので、こちらは必携でした。これらはすべて、普段使っているマイパターンではないものを選んだためによるミスでした。携帯酸素、これは2年前登った時に買ったやつですが、必須ではないものの、他に使う機会がないので、持って行くべきでした(単純忘れです)。ツェルトについては、うずくまった時に三人がすっぽり入れるサイズ(二人用)を持って行くべきでした。
実際には、ファイントラックのピコシェルターしか持っていなかったので、二人でかぶるのがやっとで、もう一人はサバイバルシート、モンベル40リットル・スタッフバッグ、ザックカバーなどを組み合わせて耐え忍んでもらいました。
2.時間配分について
二日目の行動時間についてですが、御殿場ルート上部の混み具合を見誤りました。当日は混雑を予想して、2時前に赤岩八合館を出たのですが、登山者が少なく、ペースが速かったため、3時半には頂上付近に着いてしまいました。これにより、ご来光の時間である5時前まで岩陰で待機せざるを得ない事態になりました。頂上付近はガスがひどく、風も強いところで20丹幣紊△蠅泙靴拭山頂の気温が5℃くらいだったので、体感ではマイナス気温です。
時間配分さえ見誤らなければ、もう少し小屋の布団の中で過ごせたはずでした。今回の経験は、次回に活かします。ちなみに、ご来光はガスにより、日がかなり登るまで見れませんでした。
3.高山病対応について
参加者の二人とも体力があり、高山病などの症状もほぼなく、無事登頂(剣ヶ峰には行かず)することができました。が、私がちょっと頭痛やだるさを感じました。五合目の登山口付近でもう少しダラダラと時間を過ごし、高地順応をしておくべきでした。これは、性質的には2.の間違いによるものですが。
ここからは、総括ですが、
今回は、改めて「ガイドすること」を意識しながら登りました。お金はもらいませんが、「安全に」「楽しんで」を意識しながら。前者については、ビヴァークを強いる結果になったので、30点でした。ビヴァーク適地を選んだり、持っている装備でなんとか凌いだ分が自己評価30点です。時間配分の誤りと装備不足が減点でした。
後者については、「初めての登山」ということで、「また来たい」と思ってもらえるような、山の多様性を感じるようなルート(結局自分が楽しそうと思うルートですが)、体力レベルに合った登山を意識しました。
ついつい自分が行きたい所に行ってしまうので、ガイドを始める前までには、自分が行きたい場所にとことん行って、自分が溢れんばかりに満足して、あとは他人に全て分け与えたい、というような境地に立ちたいですね(無理かなぁ)。
富士宮口へのエスケープルートを残しながら、都度参加者の状態を聞いて、ルート選択を行いながら、結果的に計画通りのルートになりました。
二日目の下りはやや冗長と感じる部分がありましたが、宝永火口、大砂走り、最後の御胎内で森林やアトラクションでアクセントをつけられたと思います。参加者の一人が地質や火口に興味のある方だったのが、偶然良かったです。このあたりは事前にできるだけ相手が何を求めているかを把握しておきたいですね。このあたりが不十分だった点で、40点です(…相手が、同僚、知人であり、本来他人よりよく知っているはずの人なので、やはりもう-10点ですね)。
剣ヶ峰のピークを踏まないこと、は、気象判断と参加者の同意を得て、決めました。ご来光を見れなかったことは、残念ですが、不可抗力ですね。どうも山腹では見れたようなので、この辺もミスになるでしょうか。難しいですね。
あと、足りなかったものが、温かい飲み物。一日目修了時にはビールを出せたけど、山頂で冷え込んだ時に温かいものを出せなかった。次回は持っていきたいです。
しかし、最後に二人とも「また行きたい!」と言ってくれたので、一番根本的な目標は果たせたかな、と思います。
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