好天をついて針ノ木谷〜マヤクボ谷〜針ノ木岳往復
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 1,456m
- 下り
- 1,447m
コースタイム
- 山行
- 6:54
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 8:05
天候 | 晴れ ただし気温低すぎで雪面がそろばん |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
気温低すぎてガリガリでした。 |
その他周辺情報 | 心笑館は16時終了、薬師の湯旧館へ |
写真
感想
天気がよさそうなので見繕った結果、積雪期の針ノ木Pにまだ行ったことがなかったし、マヤクボ雪渓も滑ったことがなかった。寡雪の今年(このところ毎年言ってる気がする)でも問題ないだろうということで針ノ木雪渓を滑りに出かけた。前夜に道の駅松川まで入り就寝。テンクラは午前中『B』だったので、朝はゆっくり出発した。天気はド快晴、きっと風がB判定なんだろう。寒気も入って気温が低い。
市営Pは空いていた。今期の積雪わかればと下調べしていたところ、トロバス記念館の裏側から沢の右岸通しで、蓮華大沢まで真っすぐ行けるとの記事を発見、つながってい可能性もあるかなと思ったものの一旦顔を出してみる。すると橋を渡った先で前日のトレースと思われる痕跡が複数あったので、これはチャンスとたどってみた。きっとよく知る人たちの間では当たり前のルートどりなんだろう。ただひたすらにこのトレースを進む。途中の堰堤部分が気になったけれど、うまくつながっていた。下山時はちょっと苦労するかな?
沢が広がり対岸の林道が途切れた先の堰堤を越えると蓮華大沢が右岸から合わさる。大沢はまだ滑れそうだった。対岸の小屋を過ぎれば沢は雪で埋まり、雪渓中央を進む。先行者2名が見えた。日陰の雪は固いが日向はいい感じに緩んできている。昨日はずいぶんたくさんの人が入ったのか、いたるところにシュプールが残っている。赤石沢先で左岸から入る枝沢2本の上部が平坦だったので休憩。
傾斜が上がってきてブルトーザーで押したようなデブリが雪渓中央に残っていた。このあたりでもう滑って下ってきた富山の方と遭遇、上部はガリガリでスキーにならなかったといっていた。ソーシャルディスタンスでしばらく話した後、再び登り始める。峠経由とマヤクボ経由どちらがいいかと考えたが、その中間部を直登すれば針ノ木南側の肩に上がれたのだろうが、ハイマツが出ていることや思いの外雪面が緩くならないこと、そしてどうも後者の方が頂上まで近く見えたのでマヤクボに入った。
途中からシールのききも悪くシートラに切り替え、傾斜が緩んだ先もあと少しでコルだったのでそのまま進んだ。滑ってくるボーダー数名はものすごい音を立てて滑っており、結構離れていたものの『怖えぇ、怖えぇ』と連発しているのが聞こえた。これでマヤクボ往復が確定する。コルに到着すると黒部側の山々の眺めが素晴らしかった。特に劔はかっこよすぎる。スキーをデポしツボ足アイゼンで頂上往復に向かった。一ヵ所、急斜面のトラバースがあったが40分かかって、ほぼ無風の頂上到着。平日15時とあって登山者もおらず、大展望を借り切った。
戻ってこちら斜面は快適スキーで帰りましょう♪なんて思っていたのだが、元々気温が上がっておらず、さらに日陰になったことで雪面がガリガリになってしまった。
前日のシュプールが多すぎ、掘られすぎで、そろばんの玉の上を滑るような感じ。下部へ行くほどにひどい状況、久々に修行系のスキーになってしまった。蓮華大沢辺りからは高度も低く、やっと雪質が自分の技術に追い付いてきた。心配していた雪切れは最下部ではあったもののおおむね良好、1時間強かかって駐車場に到着した。大沢小屋辺りは左岸を滑って、一つ目の堰堤下りてから右岸に合流すれば、トラバースが減って楽しかったかもしれない。駐車場で立山を滑ってきた人に聞けば、今日は滑りにならなかったらしい。心笑館に行こうと定休日を調べたところ、コロナの関係で閉館時間を回ってしまっていたので、上原の湯はきっと仕事終わり時間ということもあり混雑するとふんで、薬師の湯に向かった。旧館の方が塩素臭くない感じがするのは気のせい?食事はカイザー定休だったので、初の昭和軒に。カツで腹を満たし、いつも通り下道で帰宅した。
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