仙丈ヶ岳 北沢峠前泊で贅沢なひと時

2013年08月03日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 8.2km
• 登り: 1,173m
• 下り: 1,096m

コースタイム

5:20大平山荘−7:50馬ノ背分岐−8:35仙丈小屋8:40−9:05仙丈ヶ岳9:30−10:35小仙丈ヶ岳−11:10薮沢分岐−12:30北沢峠

天候

晴れ、朝のうちはスッキリ晴れ渡っていましたが、下山途中でガスが上がってきました。
夏山は早出が鉄則ですね。

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

前日に北沢峠に前泊。当日予約したのですが、長衛荘、北沢駒仙小屋は断られ、大平山荘は空きがありました。
大平山荘は、北沢峠バス停から戸台口方面にちょっと進んでい行くと山荘入口の道標が出てきます。シラビソの原生林を下って行く道がとても気に入りましたし、おもてなしの雰囲気が溢れてる山荘で仙丈ヶ岳に登るなら是非利用してみてください。
アクセスは、芦安駐車場まで自家用車、広河原まで乗合タクシー（一人1,100円）、北沢峠までバス（一人750円）

コース状況／危険箇所等

薮沢コースが3日前に開通したとのこと。薮沢コースは大雪と梅雨の雨量が少ないことで雪解けが進まなかったようですが、大平山荘の竹沢様を初めとする関係者のご尽力で通行可能となったようです。感謝です。

前日夕立があり、道は一部ぬかるんでいるところがありました。
この時期、夕立は当たり前のようです。この雨の恵みで鬱蒼としたシラビソの森が作られていることを実感。雨に濡れて山荘に到着した方には申し訳ないですが、山荘の窓から見る雨垂れも心地よい眺めでした。
この夕立、16:30頃から降り出したのですが、17:00頃が本降りでした。早出早着が基本ですね。

下山後は、金山沢温泉に。芦安駐車場（第五駐車場）のすぐそば。汗をさっと流して、スッキリできます。

写真

8/4 19:50

3日前にやっと通行可能となった沢渡り。大平山荘の竹沢様を初めとする関係者のご尽力の賜物

8/4 19:52

藪沢に流れ込む支流。今年は雨量が少なく、雪渓を解かすスピードが遅いとのこと

8/4 19:52

ハクサンフウロや

8/4 19:53

シナノキンバイに出迎え、

8/4 19:53

馬ノ背分岐を過ぎ、尾根に出ると

8/3 8:03

眼前に雲海が広がり、その向こうに北アルプス。乗鞍岳から穂高連峰、槍ヶ岳、遠くには白馬岳

8/4 19:53

振り返ると仙丈ケ岳。手前に見えるのが仙丈小屋

8/3 8:12

こちらは中央アルプス。木曾駒ヶ岳、宝剣岳から空木岳など

8/4 19:54

仙丈小屋

8/3 8:37

仙丈小屋から眺める甲斐駒ケ岳と鋸岳

8/3 8:42

チングルマや

8/4 19:55

岩鏡を眺めながら、

8/3 9:45

頂上に到着。美しい藪沢カール

8/3 9:49

やっと顔を出した北岳。一週間前に眺めた仙丈ケ岳から今度は見返し

8/4 19:56

もう一度頂上。やっぱり青空が似合いますね

撮影機器：

iPhone 5 Apple

感想

ちーさん

先週の北岳に続いて、二週連続で南アルプスの3000m級に登るという、加えて金曜日に休暇を取り、前泊で仙丈ヶ岳を目指すという贅沢な山行です。

今回の山行で改めて認識したのは早出早着が基本、ということ。
前述の夕立の件もそうですが、やはり山の天気は朝方が良く、気温が上がるにつれてガスが上がって来ます。眺望を楽しむなら早く出た方が良いですね。

今回は前泊することで、北沢峠を5時台に出発できたことで頂上付近で素晴らしい眺めに出会うことができましたが、下山を開始してしばらくするとガスが立ち込めて眺望はなくなりました。
晴れの予報でも、早出早着の計画をお勧めします。

仙丈ヶ岳、甲斐駒ケ岳は北沢峠経由で日帰りも可能ですが、制覇するだけならそれでも構わないと思いますが、眺望も楽しむなら、前泊がお勧めです。