ねずみ薬師
- GPS
- --:--
- 距離
- 2.5km
- 登り
- 174m
- 下り
- 166m
コースタイム
- 山行
- 1:50
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 2:30
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
カミさんがワラビ取りに行きたいね、と突然言い出す。コロナ禍で体ばかりか精神的にも参ってしまうのであろう。まあ、私も同じようなもので、気晴らしに出かけることになる。しかし、近間のワラビの盛りはもう過ぎた。山奥までわざわざワラビ取りには行きたくない。カミさんはワラビは取れなくてもいい、家に籠ってばかりいられないのだという。まあ、私も同じようなもので「ねずみ薬師」に出かけることにする。ワラビは二の次、気晴らしがメインである。カミさんがTさんに電話してメンバーは三人となる。
例によって例のごとし、新津駅でTさんをピックアップ。バイパスを走り、加茂から八木前を目指す。そこから右折して吉が平への道を少しばかり進むとお寺がある。お寺を通り過ぎると右側に入る道が有る。砂利の道だがしっかりした道である。この道を少し入って幅の広くなったところに駐車する。
この道の先には御淵上遺跡が有る。今は畑になっているので農耕車が入るので、ここからは徒歩となる。すぐに畑地に出る。馬鈴薯の花が満開である。馬鈴薯と言えば石川啄木のこの歌「馬鈴薯の薄紫の花に降る雨を思へり都の雨に」故郷への郷愁かな。
畑地の真ん中あたりに遺跡の説明版が有る。五十嵐川を挟んだ目の前に八木鼻の絶壁。私はお目にかかったことは無いがロッククライミングで登る人もいるという。練習場にもなっているらしいが、私は見たことは無い。岩の上まで道はあり、行ったことはあるが岩は登ったことはありません。登るのは無理だが懸垂下降なら少し練習すれば降りる自信はある。あるが出来ません。用具が行方不明です(-_-;)
水道施設を過ぎてスキー場跡の草原に出ると、草ぼうぼうで、そのなかに細くて葉の大きくなったワラビがビッシリと生えていた。昨年は適期であったが、今年は時期が遅かったのだ。その中にも食べられそうなワラビは有り、カミさんたちはワラビ取りに専念することになり、私は、山頂往復となる。
山頂めざし、一直線。期待したヒメサユリは咲いていない。花は散ってしまったのだ。隣の袴腰のヒメサユリは、今年は不作だと新聞で読んだ。野生動物による食害や病気説などが有るが原因は分かっていないのだとか。ねずみ薬師でも同じようなものであろう。5分位で山頂に出る。山頂は円形の広場でベンチもあるが樹木が邪魔して見晴らしは良くない。それでも樹幹から粟ヶ岳をはじめとして白根山、烏帽子山、川内山塊の盟主、矢筈山も見えて川内山塊の奥深さは実感できる。
急ぎ戻ると、カミさんたちは腰を下ろして休んでいた。ワラビは伸びすぎていて少ししか取れなかったとのことだ。「ヒメサユリ、終わっちゃったね」というと、一本だけ咲いているという。全然気づかなかったがすぐそこだ、というので行って見ると、確かに咲いていた。少し色あせているが間違いなくヒメサユリである。あとは周りを見回しても花は無い。まあ、一本だけでお目にかかれたので良しとしましよう。
さて、では帰ろうかととなったら、カミさんが吉が平に行って見たいと言い出す。小屋や公園が新しくなってから言ったことが無い、ということなのだ。まあ、しょうがない。吉ヶ平が終わったら、こんどは鹿熊の小百合公園、それが終わったら加茂のバラ園へ。まあ、この辺までは織り込み済み。では帰るか、となったらカミさんが、しばらく林道を走ったことが無いので林道を行こうと言い出す。林道は狭くて線形が厳しく、見通しもいい所ばかりではない。私は出来るだけ避けるようにしている。それなのにわざわざ林道かよ・・・・。
「泣く子と地頭には勝てない」ということわざはあるが「カミさんと地頭には勝てない」ということわざは聞いたことは無い。まあ、新世紀だしそれも有りか。ということでサービス精神全開の山行は幕を下ろした。
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