死ぬほど怖かった有明山表参道


- GPS
- 08:49
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 970m
- 下り
- 1,783m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
表参道のうち、白河滝〜妙見滝は本当にあれています。 特に妙見滝のすぐ上の水の中の鎖場は増水時はかなり通行困難です。 また表参道は下りに使わない方が良さそうです。 |
写真
感想
早朝、穂高より中房温泉にバスで向かう。近づくにつれて駐車場からあぶれた車が路駐しまくり。バスの通行に支障があるぐらい!二十年ぶりぐらいの中房温泉も人で溢れかえっている。
さて、一人寂しく、有明山に向かう。登山口には有明山の表示はなく、三段の滝とある。紛らわしい。まもなく、三段の滝分岐となるが当然行かない。
道は有明山の道標はないもののしっかりしている。唯、かなりの急登。今日は軽装備なので手も使ってグイグイ登る。平坦な稜線部に飛び出すと、山頂はすぐ先だった。
有明山には二つ山頂がある。最高点は北岳だが、せっかく来たのだがら、更に先にある南岳迄行く。途中で三角点や二つの社が出てきて紛らわしい。天候が良ければ別だが生憎、この日は山はガスの中でなんのへんてつもない南岳にがっかり。
北岳に戻り、表参道に向けて歩き出した。
落合迄、道はグイグイ下る。道が滑り易そうなので慎重に下る。祠が幾つか出てくるとやがて落合に着いた。
何と、ここで登山者に会う。聞けば、表参道を登って来たとの事。実は表参道は荒れていると本に書いてあったので道の状況を聞く。
彼は「滝のところが登れない」と教えてくれた。これを自分はすっかり巻けばいいんだと勘違いし、お互いに気をつけて言って別れた。
しかし、気をつけての言葉は自分の為だった。落合から白河滝迄は最初はいいが、後半は凄い下りとなる。しかも道が結構滑る。
足を滑らせて、滑り落ちた事、3回。鎖やロープがあっても怖い。
ボロボロになりながらなんとか白河滝に着いた。ところが、本当に怖かったのは更にここからだった。白河滝から妙見滝迄は登山道が完全に崩壊している。一応、沢に赤布とか付いているが、この辺を歩けという程度。沢は大きな岩がゴロゴロしていて、足を置くとグラッとする。また、幾度も沢をとしょうする。それでも慎重に慎重に下って行ったが、妙見滝の上部で道が分からなくなった。
「先ほど聞いたここが巻き道のか」と思い周囲を見るが全くそんなものはない。
途方にくれると流れ落ちる水の中に鎖が!「これは違う」と思い更に探すが、やはりこれしかない。
流れ落ちる水で濡れた岩で滑り、滑落となると骨折は十分あり得る。「降りたくない」、心底そう思った。
でも今更戻れず、諦めて、水に濡れながら鎖を下り出す。鎖だけでは落ちそうで、途中、岩にしがみつきながら下る。なんとか下りきった時は心底ホッとした。
この先どうなるのかと思ったが、妙見滝からは歩き易い道が続く。ちゃんとした道があるのはこんなにありがたい事か。
ようやく、黒川口に到着。
ところが、ここからがもう一苦労。てっきり、黒川口にバス停があると思ったが、完全に勘違い。タクシーも全く来ず、細井の駅に諦めて歩き出す。半分弱歩いた頃、市内循環バスのバス停を発見。ガイド付きのバスで楽しみながら、穂高の駅に向かった。
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