記録ID: 3298545
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大台ケ原・大杉谷・高見山
台高縦走(明神から大台ケ原)
2021年06月07日(月) ~
2021年06月10日(木)
体力度
10
2~3泊以上が適当
- GPS
- 72:27
- 距離
- 41.1km
- 登り
- 3,996m
- 下り
- 2,863m
コースタイム
1日目
- 山行
- 4:58
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 5:18
2日目
- 山行
- 8:14
- 休憩
- 1:34
- 合計
- 9:48
3日目
- 山行
- 9:45
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 11:17
4日目
- 山行
- 4:57
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 5:09
今年は、異例の早さで5月に梅雨入りしており、新緑の登山は諦めていたところ、4日間晴れの天気予報となったので、時期が遅いがでかけた。
明神平から大台ケ原へは2泊3日が普通なようだが、初日アクセスに時間がかかるのと、もう体力がないので、3泊でもあやしいくらいだ。
2021/6/7月曜、近鉄榛原駅から,奈良交通,東吉野村コミュニティバス(100円)を乗り継いで、大又下車。11時15分、登山開始。林道で、地元の人が盛んに鈴を鳴らして作業をしていた。こちらを認めて、熊が捕獲されたが山へ放たれた、明神平から高見山の間に数頭はいるとのこと。自分も早速熊鈴を装着した。
明神平を越えて千石山南面のテント場まで、道は快適だ。テント場は、まず目に入るのは、登山道左手の小沢で暗い木立の中に一人用一張り程度の平地である。沢の向こうが明るく開け、シダの草地の緩斜面が広がっており、柔らかい土が露出した階段状の平地があったので,そこを今夜のテン場とした。樹林地より解放感がある。雨が多いと、ぬかるんでいるだろうが今日は問題ない。
翌朝、今回のテン場のすぐ下、ちょうど鞍部になるところが疎林の緩斜面だった。こちらが本来のテント適地と言われているところだろう。グループならこっちだ。
池小屋山まで快適な登山道だ。山頂手前の池に並んでテント適地がある。池小屋から右折れだが、たちまち踏み跡が希薄になってしまい、迷った。迷い踏み跡だらけで、GPSで本来の縦走路に戻った。以降、大台辻まで踏み跡を探しながらとなったが、人の手の入らない道も悪くない。
地池越泊の予定だったが、道のロストでバテてしまい、霧の平で水を汲んでおいて,馬の鞍峰手前の険しさもあって、ようやく馬の鞍峰を越えて少し下った右側適地にテントを張った。
3日目は、当初引水サコ泊の予定のところ、きのう予定より遅れたので振子辻前後のテン場を考えていたが、振子辻を過ぎたところのテント場は斜面は緩くてよいのだが、暗い感じなので、結局引水サコまで行ったが、もうヘトヘト。
引水サコは、手前のピークから右折れして標高で数十メートル下ると左側が開けた鞍部となり、登山道と平行に沢が見えてくる。見るからに心地よい落ち葉フカフカの斜面だが、自分が寝るには急な傾斜だ。登山道を進み上流へ向かうと、ようやくましなテン場を発見した。キャンプ適地というもっぱらの情報だが、自分の張った場所以外に適地は見当たらなかった。もし先客がいたら、振子辻前後に泊まるべきだったと後悔しただろう。
ここにはなんとバンビがいました。
4日目 御座瑤泙乃淌弌4篳への取り付きは、ここに限らずだがGPS無しではルートが分からない。御座瑤瞭饅蠅魏爾襪函△△箸鰐簑蠅覆添谷山へ。その先は、心地よいなだらかな道がしばらく続く。
大台辻もキャンプ適地とされており、数張り張れる平地だが、ガラス瓶の破片が多く、山仕事の基地のために整地したような場所で、荒れた雰囲気を感じた。通行止めのロープをくぐって、日出ヶ岳を目指す。この道は、道標によると「筏場大台ケ原歩道 環境省 奈良県」となっており、石積みが続き,一定勾配に作られている。大台ケ原開拓路として作られた道らしい。佇まいが良いいので、古をしのんで歩きましょうという意図で県が「歩道」を設置したと推測した。しばらく行くと、倒木、崩落のため、へつりや少し巻く箇所が出できた。人工的な道は手入れをしないと、イヤな場所だらけとなる。これでは「歩道」としては通行止めが妥当であろうが、登山者からすれば、放っておいてくれと思うのも当たり前で、本来は「歩道」を廃止すればいいと思うが,行政の事情もあるのだろう。
後で調べると、三津河落山を経て川上辻へ向かうルートのほうが楽しいのではないかと思った。ログは川上辻までです。
最後、日出ヶ岳や正木ヶ原のシロヤシオが見事に咲き誇っていた。聞くと、去年は開花が少なく、花の多い年でも曇や雨空では白い花が映えないとのことだが、今年は当たり年のうえ、今日は青空で、絶好の花見になった。15時30分、バスで大和上市へ向かった。
明神平から大台ケ原へは2泊3日が普通なようだが、初日アクセスに時間がかかるのと、もう体力がないので、3泊でもあやしいくらいだ。
2021/6/7月曜、近鉄榛原駅から,奈良交通,東吉野村コミュニティバス(100円)を乗り継いで、大又下車。11時15分、登山開始。林道で、地元の人が盛んに鈴を鳴らして作業をしていた。こちらを認めて、熊が捕獲されたが山へ放たれた、明神平から高見山の間に数頭はいるとのこと。自分も早速熊鈴を装着した。
明神平を越えて千石山南面のテント場まで、道は快適だ。テント場は、まず目に入るのは、登山道左手の小沢で暗い木立の中に一人用一張り程度の平地である。沢の向こうが明るく開け、シダの草地の緩斜面が広がっており、柔らかい土が露出した階段状の平地があったので,そこを今夜のテン場とした。樹林地より解放感がある。雨が多いと、ぬかるんでいるだろうが今日は問題ない。
翌朝、今回のテン場のすぐ下、ちょうど鞍部になるところが疎林の緩斜面だった。こちらが本来のテント適地と言われているところだろう。グループならこっちだ。
池小屋山まで快適な登山道だ。山頂手前の池に並んでテント適地がある。池小屋から右折れだが、たちまち踏み跡が希薄になってしまい、迷った。迷い踏み跡だらけで、GPSで本来の縦走路に戻った。以降、大台辻まで踏み跡を探しながらとなったが、人の手の入らない道も悪くない。
地池越泊の予定だったが、道のロストでバテてしまい、霧の平で水を汲んでおいて,馬の鞍峰手前の険しさもあって、ようやく馬の鞍峰を越えて少し下った右側適地にテントを張った。
3日目は、当初引水サコ泊の予定のところ、きのう予定より遅れたので振子辻前後のテン場を考えていたが、振子辻を過ぎたところのテント場は斜面は緩くてよいのだが、暗い感じなので、結局引水サコまで行ったが、もうヘトヘト。
引水サコは、手前のピークから右折れして標高で数十メートル下ると左側が開けた鞍部となり、登山道と平行に沢が見えてくる。見るからに心地よい落ち葉フカフカの斜面だが、自分が寝るには急な傾斜だ。登山道を進み上流へ向かうと、ようやくましなテン場を発見した。キャンプ適地というもっぱらの情報だが、自分の張った場所以外に適地は見当たらなかった。もし先客がいたら、振子辻前後に泊まるべきだったと後悔しただろう。
ここにはなんとバンビがいました。
4日目 御座瑤泙乃淌弌4篳への取り付きは、ここに限らずだがGPS無しではルートが分からない。御座瑤瞭饅蠅魏爾襪函△△箸鰐簑蠅覆添谷山へ。その先は、心地よいなだらかな道がしばらく続く。
大台辻もキャンプ適地とされており、数張り張れる平地だが、ガラス瓶の破片が多く、山仕事の基地のために整地したような場所で、荒れた雰囲気を感じた。通行止めのロープをくぐって、日出ヶ岳を目指す。この道は、道標によると「筏場大台ケ原歩道 環境省 奈良県」となっており、石積みが続き,一定勾配に作られている。大台ケ原開拓路として作られた道らしい。佇まいが良いいので、古をしのんで歩きましょうという意図で県が「歩道」を設置したと推測した。しばらく行くと、倒木、崩落のため、へつりや少し巻く箇所が出できた。人工的な道は手入れをしないと、イヤな場所だらけとなる。これでは「歩道」としては通行止めが妥当であろうが、登山者からすれば、放っておいてくれと思うのも当たり前で、本来は「歩道」を廃止すればいいと思うが,行政の事情もあるのだろう。
後で調べると、三津河落山を経て川上辻へ向かうルートのほうが楽しいのではないかと思った。ログは川上辻までです。
最後、日出ヶ岳や正木ヶ原のシロヤシオが見事に咲き誇っていた。聞くと、去年は開花が少なく、花の多い年でも曇や雨空では白い花が映えないとのことだが、今年は当たり年のうえ、今日は青空で、絶好の花見になった。15時30分、バスで大和上市へ向かった。
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰路 大台ケ原から近鉄大和上市駅までバス |
コース状況/ 危険箇所等 |
大又バス停及び登山口への林道終点駐車場から更に少し進んだところに登山届ポストあり。 |
その他周辺情報 | 大台ケ原バス停周辺は、トイレ、売店兼食堂,宿泊施設あり |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
テント
テントマット
シェラフ
|
---|
感想
大又から明神平までは人気の登山道。池小屋山までは、人は少ないが快適な道。池木屋山から大台辻までが核心部ですね。かすかな踏み跡を追うが、間違い跡も多くすぐロストする、自然そのものの道。尾根芯通しの道で、手入れされておらず、険しい箇所もあるものの、立ち木、根っこ、岩につかまれる安心感がある。ところが、大台辻からは、異質な道になる。川上辻まで頻繁に倒木と崩壊地が出てくる。「歩道」は人工的な道で、手入れしなければ、落ち着かない道になってしまう。さらにその先は、自然とは真逆な舗装道路だ。
全体に標識は少なく、目印テープも途切れがち。5万分の1図では無理だろう。2.5万1でも、樹林で見通せないところで、進路を見つけるのはかなり達人と思う。結局、始終地図アプリに頼った。
若い頃ならつまらないと感じた道だろうが、体力ギリギリの年齢となった今、地味ながら印象深いと感じられる山行となった。
また、ハードと云われるコースですが、食料を十分もって、ゆっくりと日数をかけて歩けばいいのです。
皆さんのヤマレコ山行記録がなければ、計画すらできませんでした。ありがとうございました。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:787人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する