西穂高〜奥穂高〜前穂高岳【ジャンダルム初登頂】
- GPS
- 57:18
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 2,269m
- 下り
- 2,245m
コースタイム
【2日目】西穂山荘5:23-6:16独標-7:20西穂高岳-9:48天狗のコル-11:25ジャンダルム11:58-13:36奥穂高岳-14:07穂高岳山荘
【3日目】穂高岳山荘6:23-7:11奥穂高岳-9:18紀美子平-10:01前穂高岳-11:30紀美子平-14:22岳沢小屋-16:53河童橋-17:00バスセンター
天候 | 1日目:晴れ後ガス 2日目:晴れ後ガス 3日目:ガス後晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
帰り:上高地バスセンターよりバスで沢渡大橋まで1,200円/人。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所:西穂高〜奥穂高間は多数あり。ペイントの目印は全体的に少な目。鎖はこれが無いと登り下りできない箇所にのみ設置されていた。 ※当初バリエーションルートと書いていましたが、その後ネットで調べたら一般ルートでした。 |
写真
感想
『ジャンダルム』
登山者の口から、また雑誌などで幾度となく耳や目にする言葉。
いつしかここを登らないと「一人前の登山者になれない」と考えるようになっていた。
北アルプスを歩く以上はここを避けて通る訳にはいかないので、今年の一大目標とした。
北アルプスを歩く時は寝不足になる事が多いので、初日は山小屋でしっかり睡眠確保し、疲れる前に目標達成と考え初日は上高地側から入り西穂山荘までとし、2日目に西穂高〜北穂高縦走するルートとした。
今週は夏休み、時間はあるので是非とも好天を捉えたい。
水曜日からやっと天気が回復しその後はずっと好天予報につき、火曜日深夜出かけた。
初日西穂山荘には12時前に到着。同部屋には西穂〜奥穂高初挑戦の方が私含め3名。
二人とも朝食を摂らず早立ちされていた。
呑気に朝食を食べていたのは私一人で何とも恥ずかしい限り。
※西穂山荘では夕食後に「山のお天気教室」が開かれていて、折角なので受講。
講師は、山小屋の方で気象予報士の資格をお持ちだそうな。
講義は短時間で実践的な話しで面白くためになった(^^)
翌朝、5:23に西穂山荘を出発。
独標、西穂高岳と進むがここまででも結構大変。
西穂高から先はいよいよ難路。
途中、中年のおばさんに抜かれるが、メチャ速‼
ルートが判り辛いですね、との私のなげかけに『ここは日本最高難所』と誇らし気な答えが返ってきた。
ジャンダルムでは、若い女性単独登山者と少し会話。
登山4年目との事でしたが、身軽でこの人も速い‼
ジャンダルムからの下りを終え、奥穂高へ向けて歩いているといつの間にか前を歩いていた。マジックでも見ているようだった。
※穂高岳山荘に一泊して翌日は今度は奥穂高→西穂高と下るそうな。何ともタフというか。。。
その後、馬の背では5人程のパーティーに会う。
ロープを使っていて時間がかかりそうも、ルートを見ておきたかったので、先に登ってもらう事に。
時間も経つ内に、後ろに登山者2名詰めてきた。
最後尾の人がもう少しという所でスタート。
後続の方がピッタリ後ろを着いてくる。お陰で怖さを感じる暇もなかった。
パーティーの最後尾の方に「プレッシャーがかかった」と一言。
するとここに避けろと空いているスペースを指され、座る時に袖口を鷲掴みにされた。
危険な場所にいる事を実感。
暫くしてもパーティーが動き出さない。アレっ⁈
この先は急坂なのかと思い先頭の方に聞くと、ここから先は平坦で安全地帯との事。
先に行ってもいい?と尋ねると「どうぞ」との返答が。。。
奥穂高では時間も遅くなっていたので写真を一枚だけとった。
穂高岳山荘でトイレ後に先を目指すも時間的にも体力的にも無理。
北穂高小屋は諦め、穂高岳山荘に一泊。
翌朝、頭が痛く槍ヶ岳も諦め上高地へ下山する事に。
※今回計画した半分も歩いてなく、自分を過信した計画で何とも恥ずかしい。なお、大キレットは次回以降の持ち越しに。
奥穂高岳ではガスで展望無かったが、前穂高岳では青空が広がった。
「これぞ、北アルプス‼」という絶景を目のあたり。山座同定が楽しい(^^)
今回歩いた西穂高〜奥穂高は今まで歩いてきた所とはレベルが違った。
ジャンダルムにも登ったが、これで一人前という事はなく、まだまだ半人前といった感じ。
また、サクサク歩く女性登山者を見て、体の絞り込みの必要を感じた。
不運にも同日滑落された方がいらっしゃったようです。ご無事を祈りたい。
祝!!ジャンダルム登頂、おめでとうございます
3日間、山行きお疲れ様でした。
写真#46,47を始め、青空と雲と山々がとても美しく素晴らしいですね
計画変更もあったようですが、日本最高難所もクリアし、ジャンダルムだったり馬の背だったり恐ろしい岩場もすんなり歩かれるなど、とっても充実した山行ですね
真似はできないけど、穂高の山々を見てみたくなっちゃいました
西穂山荘での「山のお天気教室」私も聞いてみたいです
ゆっくり休んで下さいね
大キレットの次回レコを楽しみにしております
neko-tamaさんもいよいよ高山デビューされましたね
日光白根山はいい山ですよね
西穂山荘、綺麗な山小屋でした
韓国人や西洋人もいたりして海外の人にも人気のようです。
穂高は首都圏からだとちょっと距離がありますが、公共交通機関が整備されているので、neko-tamaさんに向いていると思います。
また、若い女性の登山者も結構いらっしゃるので、楽しい山のお話しができるかも⁈
きっと素敵な山歩きになると思います。
neko-tamaさんの北アルプスデビュー、楽しみにしています
スゴイですね!
西穂高岳〜奥穂高岳、ジャンダルムといえば、私たち一般登山者にとっては垂涎の的で、一部のエキスパートだけが登ることを許された山域ですよね!
いわば『聖域』です。
そこを踏破できたことは本当に素晴らしいことです。
その上に大キレットもセットで計画していたとは、またまたビックリです!
次は今回行かなかった大キレットでしょうか?
レコ、期待しています
コメント有難うございます。
一応歩きましたが、時間掛かり過ぎですね
大キレットを歩く時はもっと体を絞りたいと思います。
ところで、Alzhikerさんも今後歩かれると思いますので、私なりに感じた事を。
ここは、鎖が少ないです。
鎖を使わない岩場の登り下りの練習をしておくと良いと思います。
・両神山(八丁尾根)、登り鎖未使用
・二子山(上級者コース)
・乾徳山(×箇所の岩下り)
の経験が役に立ちました。
鎖場は、乾徳山の頂上直下の鎖場の方がちょっと難しいかもしれません。
(理由は、鎖場上部に右足を確保する所が無く、腕の力が必要)
あと、ここはとにかく岩場が長いので体力も必要です。
疲れてバランスを崩すと滑落のリスクが高いです。
体力的には両神山(八丁尾根)を登りを鎖を使わず、下りの重要箇所で2、3回鎖を使う感じで、これの1.5〜2倍くらいでしょうか?
最後に、高度感の違いがあると思います。
これは慣れが必要かと思います。
Alzhikerさんは、乾徳山を鎖を使わず登り降りされているので技術的には問題無いように思います。
いつの日か、Alzhikerさんが歩かれる日を楽しみにしています
わぁー!
と 感動したのにPCフリーズでコメ遅くなってしまいました!
ジャンダルム!
大キレット!
話を聞いたのと入笠山山頂から
「あれ」
と言われて見たことがあるだけで、射程圏外です!
でも
shadow1100さんの、Alzhikerさんへの登った山の経験の回答はこれから行かれる方達へとても参考になると思います。
shadow1100さんはおやさしいからガツンとはお書きになれませんが、言外に、ここを押さえてない人は行かないほうがいいですよ メッセージ。
呑みこむ人は呑みこむでしょう。
乾徳山の頂上直下の鎖場〜、巻いたわたしは問題外です〜
shadow1100さんはあまり人がいないお山がお好きではないですか?
わたしも静かなお山が好きです。
入笠山、いいですね ‼
以前から行こう行こうと思っていますが、なかなか行きそびれています
そうですね、基本、静かな山歩きが好きです
一人で歩いていると、より山に溶け込める感じがいいですよね
ただ、賑やかな山もいいなぁ〜、って思う事もあります。
雲取山がこの典型で、山頂に一人いても淋しいだけですが、パーティーや家族連れの会話を聞いていると何とも楽しいです(限度はありますが)
話しは変わりますが、これからは奥武蔵や奥多摩を歩く時は一般登山道以外も色々歩いてみたいなぁ〜、って思っています(許される範囲で)
また、前々からの宿題のビバークの練習も。
10年程前に買ったツェルトは未使用のままいつもザックの底に眠ったままなので。。。
こうやって色々考えると楽しいですね
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