台高 吉野川水系 中奥川 戸倉谷
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
- GPS
- 06:07
- 距離
- 3.0km
- 登り
- 495m
- 下り
- 497m
コースタイム
- 山行
- 4:20
- 休憩
- 1:48
- 合計
- 6:08
天候 | 曇り一時小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
〈入渓〉堰堤の下流から明瞭な踏み跡沿いに中奥川に入る。ななめ向かいに戸倉谷の出合あり。 〈危険箇所〉〆能蕕20m滝の高巻き2p右岸草付きを左上後、右にトラバース。 ⊆,15m滝の左岸リッジ、わずかに30mで足らず、40m以上のロープが必要。 30m滝の高巻きは左岸ルンゼ右脇をフリー、上部岩塊基部を更に右から回り込んでから70mナメ滝ルンゼを越え、ロープを張りトラバース気味に尾根を越えてから本流にクライムダウン。 カムの出番が多かった。 〈下山ルート〉吊り橋が上部にかかったところを過ぎるとすぐ左岸に25m滝がでてきて(滝行したところ)戸倉谷本流へと続くが、突き当たり正面の壁にあるルンゼ(容易)を登ると吊り橋にでる。吊り橋を渡ると25m滝上にでて遡行を続けることができるが、ここでゴルジュ終了となるので予定通り遡行を打ち切り、吊り橋を渡らずに尾根を目指す。明瞭な杣道?を進むが、そのままたどるとその先はネットの記録では行けないと書いていたので、適当なところで稜線を目指し急登を登る。稜線にでてしばらく進むとモノレールのレールが出てくるので、後はレールを手すり代わりに急坂をひたすら下ると中奥川にでてくる。吊り橋を渡るとすぐに駐車地に戻れた。レールを最後まで頼って下ったので、手袋は錆でまっ茶茶に。 〈ヒル〉唐辛子さんのスパッツの中についていたが被害はなかった。 |
その他周辺情報 | 温泉はホテル杉の湯を利用。LINEアカウントの開設記念キャンペーンしてて、お友だち登録すると、その場ですぐ使える日帰り入浴1名無料クーポンがもらえ、ただで入れてしまった、ラッキー! |
写真
装備
個人装備 |
沢靴
沢スパッツ
膝サポーター
沢靴下
グローブ
登山靴
靴下
雨具
沢ザック
防水バッグ
昼ご飯
行動食
非常食
飲料(500ml×2)
テルモス500ml(お湯)地形図
遡行図
コンパス
笛
ココヘリ
ナイフ
計画書
ヘッドランプ
予備電池
スマホ
筆記用具
トイレセット
ファーストエイドキット
常備薬
ヒマラヤピンクソルト
保険証
運転免許証
腕時計
タオル
ツェルト
エマージェンシーシート
簡易ハーネス
ヘルメット
確保器
環付きカラビナ3
カラビナ
スリング(240cm×1
120cm×2
60cm×3)
ロープスリング
セルフビレイランヤード
アッセンダー
お助けロープ10m×6mm
ゴルジュハンマー
帽子
防虫スプレー
日焼け止め
レジャーシート
コンパクトカメラ
自撮り棒
|
---|---|
共同装備 |
ロープ30m
50m
カム
ナッツ
ハンマー
ハーケン
|
備考 | 入渓地点で遡行開始時の気温16℃、終了時18℃ 服装上:ドライナミックメッシュタンクトップ(ミレー)、フラッドラッシュジップネック(ファイントラック)、フレンチ袖シャツ、バーサライトジャケット(モンベル) 服装下:スキンメッシュタイツ(ファイントラック)+フラッドラッシュタイツ(ファイントラック)+ハーフパンツ 初っぱなからシャワークライムが多く、ロープを出しているところは待ってる間寒かったが、雨具(バーサライトジャケット)着用後は大丈夫だった。 ゴルジュハンマーを持参したが、結局使わなくても今回は高巻きでそれほど苦労すること無く歩けたが、ゴルジュハンマーを使って泥壁を登った唐辛子さんは有効だったと言っていた。 ずっと曇りだったため、水分は500mlペットボトルを少し飲んだだけだった。 |
感想
今シーズン6度目の沢登り。
3月末から開始してなかなかのハイペース。
本当は土日1泊で別の沢へ行く予定であったが、台風が発生するなど天候の関係で中止となり、今回も直前まで天気予報とにらめっこ。完全中止の可能性も高かったが、なんとかもちそうということで、日帰りの沢となった。
結局昼頃に小雨が短い時間降っただけで、曇りではあったが、最後までもって良かった。
前日の夜出発。私+山さん+釣吉さん+N先輩を乗せた車は、いつも通り道を間違い、闘将の怒りを買い説教を受けつつも、いつものオークワで食料を調達し、道の駅杉の湯で仮眠。
翌日6時前に起床、7時に出発し車で30分ほど移動して駐車地の林道脇に到着。
装備を調え8時にスタートし、予定通りで順調、順調。
入渓場所もわかりやすく、中奥川から戸倉谷に入るとすぐに滝がでてきた。先頭を行くN先輩がへつった後にさっそく滝の左岸側へ移動するのにドボン。下調べ通り最初から濡れまくりだった。
シャワーを浴びながら直登する5mの滝ではお助けひもを出してもらったが、それをビレイループにつけるのに水流が強く少し手間取ったこともあり、登り自体はホールドやスタンスもよく見ればしっかりあるので難しくはなかったが、激しい水流を浴びたことで、登った後は頭が冷えてクラクラし平衡感覚がおかしくなる感じで、ここが一番きつかった。
その後すぐに出てきた20m滝の高巻きはロープをだしてもらう。山さんが左側から草付きをリードで登り、その後闘将がトラバースしてロープを張ってくれた。そのすぐ後の15m滝も右側のリッジを闘将がリードで登りロープを張ってくれた。このリッジだったら立木もたくさんありホールドも豊富で私でもリードできそうだが、上部は立木も無くなり落ちたらアウトの状態と思うと、やっぱり怖い。ロープの流れを考えながら支点もどこに取ったらいいのか、、そのあたりがまだまだわからないから、ルート工作は難しい。
そしてこの後チョックストーンがでてきた。ここは事前研究で右側からなんとか登れるとあったので、私がチャレンジした。難しかったが、万が一足が滑って落ちないように、唐辛子さんに不安なところを2カ所下から手で足をサポートしてもらったおかげで、なんとか勇気をだして乗り越すことができた!後から登ってくるメンバーにお助けひもを出して引っ張ったが、闘将はさすが難なくスムーズに登ってきた。
次に出てきた3段20mの溝状の滝は傾斜がありこんなところフリーで登れるのか思ったけど、ここはフェルトでしっかり止まり、気持ちよく水線を登れた。
次の30m滝は吉岡本で左岸を高巻きと書いていたのでその通り行う。闘将と山さんの経験と勘が発揮され、ほぼ迷うことなくドンピシャで気持ちよく滝頭に出ることができた。しかし滝の中段まで左岸から登り、そこから滝裏をシャワーを浴びながらトラバースして右岸に出て、ルンゼを巻い登っている滝の記録がいくつかあり、最後までどこの滝かわからなかったが、帰宅後再度ググってみるとこの滝だったみたい。
そしてこの高巻きから沢に復帰すると、この沢のハイライトでもあるV字滝が出てきた。写真で見ていた通りとても美しいV。ここでランチ&休憩となった。
集合写真を撮って、休憩後は左側の滝を山さんが先頭で進む。最後まで直登しようと頑張ったが、最後が悪く、吉岡本に書いてある通り途中から草付きを登ることで、全員フリーで抜けることができた。
そのすぐ上の10m滝も左岸を高巻き。ここの巻きも闘将がほぼ迷うことなく先頭を進み、スムーズに滝頭に出ることができた。
そしてここからすぐに吊り橋のある25mの滝がでてきた!ここは私が楽しみしていた滝行ができるところ。さっそく一番に滝を浴びに迷うことなく突っ込んだ。
気持ちいいー!
意外にそんなに冷たくなかった。
そしてそして恒例行事、滝行をして煩悩を取り払ってもらうために「山さーん」と叫ぶも、釣吉さんの後ろに隠れて出てこない。しばらくしたら諦めて覚悟を決めて出てきた。そしてだれもそこまでしろとは一言も言ってないのに、自ら上半身裸になり、滝に打たれに行く山さん。そして男性陣全員がいやいや巻き込まれ、男4人で身を清めることになった。
まだ、6月なのにみんな乗りがいいねー、おもいっきり笑わせてもろたよ。
短い沢だけど500mのゴルジュの廊下に次々滝が出てくる、見所が凝縮された素晴らしい沢だった。
下山ルートも研究していたが、渡らなくていい吊り橋を渡ってしまう。ここはすぐに闘将が間違いに気づき、もう一度吊り橋を戻ったところで登山靴に履き替えた。
まだまだ地形図から読図するのはむずかしーー。でもおもしろい。
ここからは私が先頭で尾根を目指して歩き、モノレールにちゃんとたどり着けた。
あとはレール沿いに一気に急坂を下って行くだけ。レールの手すりがなければしんどい下山だったと思うが、稜線から中奥川まで1時間かからず行けた。
計画より早いペースで雨に降られることなく、怪我無く戻ってこれた。
リーダーを始めとするメンバーみんなに感謝です。
そして難しい沢になるほどチームプレイで動かなければならないのが沢登り。
前回の沢の後の反省会でいろいろ言われたことを、少しでも実践できればと思いながらも、なかなかできなかったけど、前回はへっぴり腰で進むのに時間がかかった怖くて苦手な高巻きが、今回は足の置き方を変えてみた効果もあったのか、前回よりスムーズになり嬉しかった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
最初だれかと思ったけど、なるほどね。
まさに二級上って感じ。N先輩と闘将はヤマレコアカウントありますよ。
そう、だれもがわかるネーミング
アカウント、リョーカイ
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する