乳頭温泉〜乳頭山〜笊森山〜秋田駒ヶ岳
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- GPS
- 08:46
- 距離
- 21.9km
- 登り
- 1,648m
- 下り
- 1,104m
コースタイム
- 山行
- 6:40
- 休憩
- 2:05
- 合計
- 8:45
天候 | 曇り時々晴れ 風強い |
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過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※帰り:14:40秋田駒ヶ岳八合目登山口発〜15:05アルパこまくさ16:09〜16:25乳頭温泉着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
道はしっかりしており、迷うことはありませんが、笊森山〜焼森山は、仮払いされておらず、足元が見えない箇所が続きます 特に湯森山から焼森の間は、道が大きくえぐれて、周りが薮で生い茂っている中を通り抜ける感じで、おまけに藪の中は、すごい量の虫が😱黒虫ではないので刺されることはありませんが、とにかく大変 |
その他周辺情報 | アルパこまくさ:550円 車回収のため、乳頭温泉に向かうバス時間の間に入浴 ゴム臭系 藻のようなものが浮いているが、温泉の中で生きられる原始的な生物とのこと 噴火とともに地上に出てきたらしい🤡 |
写真
装備
個人装備 |
スパークリングウォーター500mm
VARM500mm
水500mm
トレイルミックス
バーナー
ボンベ
スタンドコジー
インスタントラーメン
おにぎり
バームクーヘン
ドリップ用コーヒー
チタンカップ(600mm+350mm)
キャップ
半袖シャツ
レッグアーム
雨具(上のみ)
半パンツ
タイツ
靴(スパイク付地下足袋)
靴下(軍足)
ザック(サロモン12L)
グローブ
タオル
ストック
時計
iPhone
モバイルバッテリー
ヘッドランプ
予備眼鏡
GoPro_HERO9
ドローン(DJI_mini2)
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感想
↑GoPro版
↑ドローン版
梅雨真っ只中ではありますが,高山植物も盛りの時期です。本当は雄国沼をのんびり周回しながらニッコウキスゲに囲まれる予定でしたが,あいにくの雨予報。
じゃあ,北だ。北に行くぞ!と目を向けると秋田駒ヶ岳が天気の持ちがよさそうなので,トライしてきました。
とは言え,前日夜に急遽決めた計画。コース取りを検討しましたが,なかなか適度に回れるコースが見いだせず,しばし熟慮した結果,乳頭山もセットに周回することに。ただ,これだと,マイカー制限のある登山口までバスで移動する必要があり,おまけに下山後も車の回収のため,またバスを使う必要があり,とにかくバスの時刻表を見ながら,計画しなければならない。急の計画にしては,考慮すべき事項が多いなぁと思いながら,結局11時頃就寝。翌日2時起きで,寝不足のまま,ゆらり乳頭温泉へ
盛岡は,相変わらずの曇り空でしたが,岩手県境を超えると晴れ間が。これは期待できるぞ!意外と早く,5時半に現地到着。登山口までのバス発車まで30分以上ある。晴れている空も,予報では下り坂。早めに動いた方がいいなと言うことで,取りあえず当初の予定とは逆回りに登りはじめることに。
帰りは・・・まぁ何とかなるさ。大釜温泉脇の登山口からスタート。急な登りもなく,稜線に到着。稜線はちょうどガスの中に入っていて,幻想的な雰囲気でしたが,熊に遭うこともなく,田代平へ。途中,道が仮払いされていないため,衣服に朝露が当たり,びしょびしょに。田代平に着くと風が強く,濡れた身体がとても冷える。朝に,仮払いされていない道を通る時は,カッパが必須だなと思いながら,田代平小屋へ。中には前泊したという若者二人。岩手側から登ってきたとのこと。賑わう秋田駒を避け,田代平を選ぶあたりにセンスを感じる。
小屋を出て,乳頭山へ。山頂からは,岩手山や森吉山はもとより,遠く岩木山やうっすらと鳥海山も望むことができました。にしても,岩手山でかい。近いだけにより大きく見える。
乳頭山を後にし,笊森山へ。実は笊森山の方が高い。登ってみて分かりました。秋田駒ヶ岳がどんと目の前に待ち構えています。道はその秋田駒と相対しながら,まっすぐ向かっていく感じ。悪くないです。ふと左を見ると,かっこいい山容が雲を突き抜け,覗いています。どこの山だろう!?と調べてみると,真昼岳。なるほど,やっぱりかっこいい山。さらに左を見ると焼石連峰や遠く栗駒山まで見えます。
山々を望みながら,気持ちよく進んでいましたが,時折仮払いされていない道のため,足下が見えず慎重にならざる終えません。地下足袋だけに岩などにぶつけたら,半端なく痛いのです。湯森山を越えると,道の様子はさらに過酷に。道がえぐれて周囲の藪が頭に覆い被さるように迫っています。さらに藪の中は孵化したばかりの小さな虫が飛び交ってる始末。足下見えることは見えるけど,これはこれで大変だなと思いながら,急な登りも加わり,自棄になって登っていました。藪を超えると,今度は火山特有のザレ場。力が逃げて踏ん張りが効かない。これはこれで疲れるな。
急坂を登ってようやく秋田駒ヶ岳本体,まずは焼森到着。うまく晴れ間が広がって盛岡の市内がよく見えます。秋田と名前が付いていますが,盛岡からも近い山です。続いて横岳へ。
ここから一旦下ってムーミン谷へ。チングルマがたくさん咲いていました。ワタスゲは終わっていたけど,今が盛りの乳頭山と何が違うのだろう!?
再び登り返し,本体中心部の阿弥陀池を望みながら,男岳へ。見事に田沢湖が眼下に広がっています。あまりに見事で水たまりに見える。あまり現実的に見えない感じ。続いて,男女岳へ。見逃していましたが,ここから八甲田山も見ることができました。
帰りは,バスの乗り継ぎ時間が1時間ほど空いたので,乗り継ぎ場所にある温泉でひとっ風呂。時間を無駄にすることなく,無事車を回収できました。
結局,22km,標高差2,000m。バス時間も限られているので,9時間ほどで歩き抜く体力が必要ですが,多くの山々とさまざまな山の表情を感じることができる充実した縦走路です。今度は,紅葉の時期に歩いてみたいと思いました。
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