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Yamareco

記録ID: 3331716
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
中国山地西部

天上山〜小天上山 湯来町側周回コース 煤井谷〜山頂〜大草林道

2021年07月10日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:49
距離
17.3km
登り
1,268m
下り
1,284m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:36
休憩
0:14
合計
7:50
10:22
134
スタート地点
12:36
12:48
6
12:54
12:55
4
12:59
31
13:30
6
13:36
14
13:50
13:51
261
18:12
ゴール地点
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2021年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
天上山林道の煤井谷お宮脇に車を駐車してスタート
コース状況/
危険箇所等
煤井谷沿いに渡渉を繰り返しながら沢の右岸と左岸を歩く。水量が多いと渡渉が難しい。途中くされかけた丸太が渡してあり、苔むしていて危険。丸太の下に降りて丁寧に渡渉する。尾根に上がり700mを越えたあたりから顔に迫る笹藪。杭やテープはところどころにあるが、慣れと勘と読図が出来ないとまず道を外す。山頂から小天上山へ行く途中に林道へ降りる道が過去にあったようだが、完全に消失している。藪があるわけではないので、樹木伝いに行けなくはなさそうだが、林道手前で崖になって詰むと思う。大草林道への道は特に藪もなく快適だが、過去の道の残骸とテープを丁寧に辿らないと、すぐにコースを外れる。最後の690mピークから一旦東に降りて南に向かう尾根に乗るところはコースが消滅していて一苦労する。素直にやや西側の谷に降りて尾根に登るのが正解だろう。最後の447.6mの三角点から西南に降りると、雨裂の所で道が消滅しており、谷沿いを歩きながら谷に降りて行く必要があるが、急傾斜なのと崩れやすい地形なので、慎重に行く必要がある。
登山口の標識
2021年07月10日 10:23撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
1
7/10 10:23
登山口の標識
お宮の左手に登山口がある。
2021年07月10日 10:23撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
7/10 10:23
お宮の左手に登山口がある。
最初の内は道はそんなに悪くない。
2021年07月10日 10:25撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
7/10 10:25
最初の内は道はそんなに悪くない。
沢が涼しく、癒されるが、水量が多く渡渉が難しい。
2021年07月10日 10:26撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
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7/10 10:26
沢が涼しく、癒されるが、水量が多く渡渉が難しい。
あちこちに昔の炭焼き釜の跡がある。
2021年07月10日 10:41撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
7/10 10:41
あちこちに昔の炭焼き釜の跡がある。
2021年07月10日 10:46撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
7/10 10:46
腐れかけて苔でぬめり感Maxな丸太橋。下に降りて渡渉した。
2021年07月10日 10:57撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
7/10 10:57
腐れかけて苔でぬめり感Maxな丸太橋。下に降りて渡渉した。
トリアシショウマ
2021年07月10日 11:10撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
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7/10 11:10
トリアシショウマ
葉がデカいのでオオイワカガミかな。
2021年07月10日 11:16撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
7/10 11:16
葉がデカいのでオオイワカガミかな。
さすがに花は終わっている。
2021年07月10日 11:16撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
7/10 11:16
さすがに花は終わっている。
2021年07月10日 11:17撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
7/10 11:17
2021年07月10日 11:21撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
7/10 11:21
2021年07月10日 11:21撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
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一応分岐らしい。判読はできないが右手に行くと810mピークへ向かうのだろう。
2021年07月10日 11:43撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
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7/10 11:43
一応分岐らしい。判読はできないが右手に行くと810mピークへ向かうのだろう。
分岐右手方向。こっちにこいと言わんばかりにテープが張ってあるが、天上山に行くなら反対方向だ。
2021年07月10日 11:43撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
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7/10 11:43
分岐右手方向。こっちにこいと言わんばかりにテープが張ってあるが、天上山に行くなら反対方向だ。
正解はこっちの藪チックルート。うん、紛らわしい。
2021年07月10日 11:43撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
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7/10 11:43
正解はこっちの藪チックルート。うん、紛らわしい。
平成13年に林道を作ったときに標識も作ったのだろう。標識だけはしっかり残っている。
2021年07月10日 11:58撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
7/10 11:58
平成13年に林道を作ったときに標識も作ったのだろう。標識だけはしっかり残っている。
さりげなく親切な書き込みがある。この先の天上山への登山口は、知らないと通り過ぎてしまうくらいしょっちゅう藪の中に隠れている。
2021年07月10日 11:59撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
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7/10 11:59
さりげなく親切な書き込みがある。この先の天上山への登山口は、知らないと通り過ぎてしまうくらいしょっちゅう藪の中に隠れている。
早く熟しておくれ。
2021年07月10日 11:59撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
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7/10 11:59
早く熟しておくれ。
顔まである藪漕ぎをしながら降るのは難しいだろう。
2021年07月10日 11:59撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
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7/10 11:59
顔まである藪漕ぎをしながら降るのは難しいだろう。
もはや車が通れないほどのジャングルになりつつある。
2021年07月10日 12:00撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
7/10 12:00
もはや車が通れないほどのジャングルになりつつある。
今回は登山口がまだ見えていた。
2021年07月10日 12:01撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
7/10 12:01
今回は登山口がまだ見えていた。
人形のような?
2021年07月10日 12:04撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
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7/10 12:04
人形のような?
今蜩の鳴き声真っ盛りだから、蜩の抜け殻だということにする。
2021年07月10日 12:06撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
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7/10 12:06
今蜩の鳴き声真っ盛りだから、蜩の抜け殻だということにする。
今日はクモの巣を一杯食べた。
2021年07月10日 12:29撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
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7/10 12:29
今日はクモの巣を一杯食べた。
林道から意外に遠い。それもそのはず、標高差250m近くあるのだから。
2021年07月10日 12:33撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
7/10 12:33
林道から意外に遠い。それもそのはず、標高差250m近くあるのだから。
眼鏡も口の中も蜘蛛の巣でいっぱいだ。
2021年07月10日 12:53撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
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7/10 12:53
眼鏡も口の中も蜘蛛の巣でいっぱいだ。
安芸太田町側はしっかり整備されていて歩きやすいんだよね。広島市になってから、湯来町側は放置プレイ。ごみ処理場さえ作って稼働させれば後はどうでもいいんだろうな、と拗ねてみる。
2021年07月10日 12:54撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
7/10 12:54
安芸太田町側はしっかり整備されていて歩きやすいんだよね。広島市になってから、湯来町側は放置プレイ。ごみ処理場さえ作って稼働させれば後はどうでもいいんだろうな、と拗ねてみる。
毎年同じところに同じキノコが生えるのよね。
2021年07月10日 12:54撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
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7/10 12:54
毎年同じところに同じキノコが生えるのよね。
2021年07月10日 12:57撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
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7/10 12:57
小天上山頂なんて書いてるから、山頂に標識か何かあるかと思ったら、何もなかった。少し開けていたが、展望ゼロ。
2021年07月10日 12:58撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
7/10 12:58
小天上山頂なんて書いてるから、山頂に標識か何かあるかと思ったら、何もなかった。少し開けていたが、展望ゼロ。
で、道はこんな感じにあれているので、迷わないように。
2021年07月10日 13:02撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
7/10 13:02
で、道はこんな感じにあれているので、迷わないように。
足下のマムシに気を付けながら歩くと、こんな昆虫が目についたりする。
2021年07月10日 13:32撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
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7/10 13:32
足下のマムシに気を付けながら歩くと、こんな昆虫が目についたりする。
恐らく林道を作ったときに、本来の位置よりずれた場所に下山口を作ったらしい。
2021年07月10日 14:24撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
7/10 14:24
恐らく林道を作ったときに、本来の位置よりずれた場所に下山口を作ったらしい。
マメ科の何かだろう
2021年07月10日 14:33撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
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7/10 14:33
マメ科の何かだろう
一松寺と関係があるのかしら。本願寺が山の囲い込み?
2021年07月10日 15:49撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
7/10 15:49
一松寺と関係があるのかしら。本願寺が山の囲い込み?
最後の三角点。この先のルーティングが辛かった。
2021年07月10日 16:08撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
7/10 16:08
最後の三角点。この先のルーティングが辛かった。
2021年07月10日 16:57撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
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7/10 16:57
2021年07月10日 16:58撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
7/10 16:58
2021年07月10日 16:58撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
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2021年07月10日 16:59撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
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7/10 16:59
ヤマブキ
2021年07月10日 16:59撮影 by  NIKON D500, NIKON CORPORATION
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7/10 16:59
ヤマブキ
撮影機器:

感想

天上山の麓に住む地域住民として、一度湯来町側の周回コースを歩いてみたいとかねてから思っていた。登山道のコンディションの確認を兼ねて。

思ったより歩ける道ではあったが、渡渉が難しいのと、尾根沿いの1.5mを越える笹藪には萎えた。もうあと数年で尾根沿いのルートは完全に藪に飲まれて消失するだろう。

地図上には山頂から小天上へ向かう途中で林道へ降りるルートがあったが、完全に消失していた。無理矢理歩けなくもなさそうだったが、最後の林道手前で崖になって詰むだろうと思い、もと来た道を引き返した。

大草林道の方へは行けるようだったので、地図を見ながら歩いてみると、藪もほとんどなく、基本は尾根沿いのアップダウンのあるかなりいい道だった。昔拵えた木の階段が朽ち果てつつもその名残を残しており、相当気合を入れて整備した道だったんだろうと思った。多分天上山の林道が開通する前はこの道が筒賀村との往来道だったのではと思えた。

尾根沿いを歩いていると突然左手に何かがぶつかり、ザックから何かが落ちたのかと思ったら、巨大なスズメバチだった。まさか襲ってきたのかと一瞬怯んだが、相手は何か急いでいたらしく、離れたところで一回旋回しただけであっという間に谷の向こうへ飛び去って行った。慌てていてぶつかったのだろう。

ちょうどスズメバチとの遭遇に前後する辺りから、前半の笹藪漕ぎで靴の中に池ができ、途中で何回も靴下を絞りながら歩いていて、だんだんとくたびれてきたのか、集中力が途切れていた。クマとマムシだけは気を付けながら歩いていたのだけど、だんだんとどうでもいい気持ちになってきていたので、気を付けろよというメッセージだったのかなぁ、と思った矢先! 目の前の尾根にいきなり一尋はあろうかというヌシクラスの大猪が右手の谷から飛び出してきて目があった。

しまった!登る木も岩もちょうどない、逃げ場のない不味い場所で出くわしてしまった!と思った瞬間、相手も出合頭でびっくりしたのだろう、慌てて左手の谷に向かって飛び降りて行った。なんというか、守られているなぁ、と有難い気持ちになりながら、下山を続ける。

基本的には杭とピンクのテープが時々現れて大体のルートから外れないようになっていたのだが、最後の690mピークを過ぎてからはルートが消失していて、尾根筋に乗るのに苦労した。半分藪というか森に帰りつつある尾根伝いの道は、気を抜くと時々あらぬ方向に誘導されるので、方位の確認をこまめにしないと方向感覚を奪われる。

最後の三角点からは、山の地主が立ち入り禁止のビニールテープを張り巡らしていて、何回か変な方向に誘導されてしまった。最後の尾根の途中から谷沿いへの道は完全に消失していて、谷沿いの山の斜面は急すぎて手がかり足がかりが少なかったので、崩れやすかったが、谷間に直接降りて慎重に降っていった。

林道に出てから車までのアスファルト歩きが長く、途中で家によって休もうかとも思ったけど、気持ちが切れるとしんどくなるので、道々近所の人に出会っては挨拶したり世間話をしながら車まで戻った。

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コメント

最後の三角点からの道は、地理院地図に点線がありますが、ここには道は昔からありません。
広島国体の時に全山くまなく調査した者ですが。
南方向の尾根(この尾根を止めていたのでしょうか?)を下って、小鞍部で右に折れて、水路沿いを左方向に進むと大草林道の上に出ます。行き過ぎると民家の裏手に出てしまいますので下りやすいところを探してください(広島国体の時は階段を作りました)
地権者の方が松茸山ということでなかなか難しいところです。
2022/8/18 14:19
Taniguchi6189さん
貴重な情報をありがとうございます。南東方向の尾根の方は地権者さんに道を止められていたかは覚えていないのですが普通に歩けば歩けそうな道だったことを記憶しています。水路のところはピンクテープがしてあり、入って行けそうな道が残っているように見えました。
2022/8/18 14:33
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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