記録ID: 3333785
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無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳
農鳥小屋(大唐松尾根↑池山尾根↓)
2021年07月10日(土) ~
2021年07月11日(日)


体力度
10
2~3泊以上が適当
- GPS
- 23:19
- 距離
- 40.5km
- 登り
- 3,468m
- 下り
- 3,496m
コースタイム
1日目
- 山行
- 14:02
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 14:30
距離 14.6km
登り 2,590m
下り 610m
2日目
- 山行
- 7:45
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 8:01
距離 25.9km
登り 909m
下り 2,893m
天候 | 10日 曇り時々小雨 主稜線は強風(西風) 夜に雨 11日 主稜線は曇り 下界は晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大唐松尾根…バリルートで特に大唐松山からは南ア屈指の激藪 ※細かく説明できるけど、変わり者(^^♪しか興味持たないと思うので割愛(笑) ⇒<後日追記> アルプスである程度ハイマツ漕ぎやバリルートを経験されている方が対象。 ○大唐松山までは一般的?なバリルート(大唐松山山頂直前には急登と少々の藪があるが、これで厳しいと感じたら、それ以上は進まないことをお勧めする) ○大唐松山(標高2561m)を通過すると、しばらくは標高を変えず、小規模なアップダウンが続く。ここが曲者で、ちょうどこの標高(2500~2700m)が、ハイマツやシャクナゲ等が背丈以上になり、もっとも藪の密度が濃い(南アで東側の尾根の場合。南アでも尾根の伸びる方角や場所によっては50m~100m標高の誤差あり)。そのために、同等の藪の濃さはほかの尾根にもあるが、相対的にこの尾根が、南ア屈指の長距離の藪漕ぎになってしまう。 ○似たような長い尾根で例えば池山吊尾根があるが、2800m付近(八本歯のコル~ボーコンの頭)も高低差があまり変わらない稜線になる。しかし、この尾根の標高は大唐松より少し高い位置にあり、ハイマツが膝下くらいになってしまうので、仮に登山道がなくても大唐松ほどは藪漕ぎは苦労はしないのだろう。 ○おおむね尾根の北側の傾斜が緩いので(あくまで南側との比較ということで急斜面に変わりはない)、激藪を避けてハイマツとの境をトラバースしながら進む選択肢もあると思う。ただ、急斜面でもあるので稜線復帰が不安になるのでなかなか思い切って初見ではトラバースできなかった。 ○2600m前後は特に屈指の激藪ゾーンで、細尾根。藪が深くて足元の稜線が見づらいので、滑落注意。このあたりは特に、慎重に歩いたほうが良いと思う。 ○2633mピーク付近は、一部ハイマツが薄い部分があり、休憩ポイントとしては良。その前後は藪深し。 ○一方で、2600m付近の激藪を回避するために、北側を大きくトラバースすると苦も無く行けるところがありそうな気がする(未確認)。 ○2633ピークを越えた小さなコルから標高数十メートル部分は一旦藪が消えて歩きやすい。ここから再び急登に変わる。 ○標高2700~2800m付近の急登は、体力を使うが安全な藪か、楽で速い崩壊地脇を選ぶか。崩壊地側は特に慎重に。崩壊地側に安易に突っ込むと登攀道具がないと厳しい進退窮まるところに追い込まれる可能性あり。足元のザレガレは信用しない方がいいと思う。 ○2800m以上は、徐々にハイマツが低くなり、ザレ場も多くなってくる。この辺りになれば、危険度はほぼなくなり、純粋に体力だけの勝負。 池山吊尾根…北岳への旧ルートで歩きやすい。八本歯のコルあたりのロープ場が核心。 |
その他周辺情報 | 奈良田温泉 |
写真
弘法尾根だったらここに降ってきた。その後、ロードで釣り師に聞いたら、通常の1.5倍ほどの水量で、渡渉が厳しかったと言っていた。まあ、深沢さんのアドバイスに従って良かったかな。
感想
恒例となりつつある農鳥小屋泊。もう何回も行っているので、今回は行ったことのないルートでということで、大唐松尾根経由で農鳥小屋へ行って、翌日、弘法尾根を下る予定で行った。結果、雨が降って、一番の心配事だった荒川の渡渉が不透明になり、代わりに池山尾根で下山した。
今回のメインは農鳥小屋泊。宿泊が我々3名(1名大唐松から、2名笹山から縦走)だけだったので、深沢さんと楽しくいろんなお話ができた。BMさんもテン泊で来てたし、身内ばかりの一夜だった(^^♪当たり前だけど、ご主人、さすがこのあたりの尾根・沢は知り尽くしている。大唐松尾根や翌日行く予定だった弘法尾根の見所なども教えてもらった。残念ながら、弘法尾根は持ち越しとなったが、またどこかで行こう(^^♪
大唐松、shin0609さんでこの山行時間ですか。
私は間違いなく途中ビバーグ、水担がないとならないので及び腰です。
振り返っての富士山最高ですね。
ガレ淵のハイマツは救世主?去年穂高の畳岩やった時にボロボロの斜面登る際にガレ淵に生えていたハイマツに助けられました。
クライミングではハイマツは信頼できる支点となる頼もしい存在なんですが縦走だと本当に鬱陶しいですよね(笑)
弘法小屋止めた方が良いとのオヤジさんのアドバイス流石です。
山小屋から降りてる時期に砂防工事の業者なんかともくっちゃべってるでしょうから白峰南嶺東面の情報にはかなり精通してるんじゃないですかね。
弘法小屋尾根、5月に荒川本谷の下見した時にあるべき橋が流されてしまってるうえ、水流が激しく北沢堰堤までたどり着けませんでした。
縦走路から見える尾根筋に雪が無くなった頃じゃないと渡渉もかなり厳しいようです。
9月くらいに荒川本谷登って農鳥小屋泊まりに行きたいなぁと思ってます。
今回は眠気&雨&最後は疲れちゃいました(^◇^;)先に着いた山友へのライン経由で農鳥の親父さんに進捗情報入れてたんですが、農鳥の山頂から電話した時「2,700mから農鳥岳まで2時間以上もかかっちゃった?」って突っ込まれましたよ(^◇^;)怒られるとも思ったんですけど優しいですよね。
まあ実際はもう少しまともなラインを選択できてたらとも思いますけど、まあそれも藪漕ぎの楽しさですかね(^ ^)たしかにハイマツはホント有難い存在でもあり厄介な存在でもありますね(^ ^)
また、「弘法尾根を降ること事前に聞いてたら、発電所にも聞いてたけどなぁ。」って優しい言葉もいただきました。知識と情報ソースも複数あってやはり頼りになりますね。「ファンが多いですよ。前に深沢さんにアドバイス貰って弘法尾根降った方(tomhigさん)が親父さんに会いに今度は登ってくるって言ってましたよ」って言ったら嬉しそうな顔をされてましたよ(^ ^)
大唐松の支尾根とかで猟、荒川のさまざまな沢とかで釣りとか、話しについていけない部分も多かったのですが貴重な時間でした(^ ^)
濡れた大唐松尾根突破、とても大変だったのではないでしょうか、お疲れ様でした。
見覚えのある、でも多分もう行かないであろう(笑)景色の今の姿が見れて嬉しかったです。
素晴らしい記事をありがとうございました!
今回はkaiさんqwgさんyamayoさんのログをインストールして、sunatomoさんのルートをスクショして行ってきました(^ ^)毎度ありがとうございます😊sunatomoさんのペースは参考になりませんがね(^◇^;)「ここはやっぱり皆さん突っ込んでるなぁ。行くしかないかぁ」と呟きながら(^◇^;)皆さんとの経験値や技術の違いを感じながら歩いてましたよ(^◇^;)ホント手応えありました(^◇^;)
僕の行ってみたいところ探すと、皆さんのレコが現れるんですよね(^ ^)また、ログなどをお借りすると思いますのでよろしくお願いします🤲
特に最語尾ね。
ソロだとキツいですよね。
小屋泊とは言え、日帰りより装備が多くなるし。
弘法尾根は私も歩いた事ないので行ってみたいです。
ホントは複数名で行くつもりだったんですが都合がつかなくてソロになりました(^◇^;)確かにいつもの日帰りよりは重たかったかなぁ(^◇^;) 確かに藪漕ぎも後ろが楽ですよね笑笑藪漕ぎ嫌いじゃ無いんですけど流石に終盤はウンザリ。複数でワイワイの方が良いなぁと。
あっ🤭BMさん、qwgさんと近いのでジョイントして山行きたいなぁって言ってましたよ(^ ^) ちなみに今週末晴れれば、悪沢北尾根&蝙蝠ガンカク尾根にBMさんと行く予定です(^ ^)
しんさん、こんにちは
3000m級の単独バリルート、ご苦労様です。
アルプスのバリは低山のそれとはスケールや難易度等が全く次元が違うので、単独て行くのは相当な技術と体力、そして気力も必要なのですが、難なく行ってしまうところがさすがです。なかなか真似できません。
ボーコン沢の頭、やっぱり幕営したくなりますか😄まあ、国立公園内なので幕営NGですが、実ははるか昔、GWの雪山登山で幕営したことがあります。目の前にバットレス見ながらのんびりできて最高でした👍
農鳥小屋イベントがなければ、shigetoshiさんが行かれた偃松尾大黒尾根を行こうかなぁとも考えてました(^ ^)先々週の中アで、多少藪漕ぎの感覚を掴んでいった感じですかね(^ ^)
とにかく藪から逃げて滑落の心配があるところは極力行かないようにしたので、薮真っ向勝負が多かったかもです。かなり慎重に行ったのもあります(^ ^)週末はBMさん、誘ってバリ行ってきます。やっぱり安心感違いますよね。
あっ🤭あそこは国立公園内でしたか(^◇^;)じゃあ、池山小屋でまったりですかね(^ ^)結構、跡がありましたけど、冬の名残りかなぁ(^◇^;)
こんなルートもあるんですね🎵😂
南は数度しか行ってないので生きてるうちに又行きたいなあ🎵😂(笑)(笑)⤴️⤴️
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