53/100: 至仏山(2021-05-04)
- GPS
- 02:55
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 673m
- 下り
- 667m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
最初の山を登っても喜べないのが私の山行である。
次の山があるからだ。こればかりはスタイルなので仕方ない。
燧ヶ岳を出て至仏山の登山口である鳩待峠へ向かう。
直線距離では尾瀬を歩けば登れる山だが車で行くとなるとそう簡単にはいかない。
ここ周辺は国立公園になるので道がほとんど通じていない。
檜枝岐村を再び通過し日光市街を走り、いろは坂、日光白根山ロープウェイを回り込んだ。
その距離200km。家から行けてしまう距離だ。
日光市街からいろは坂に入る十字路でふと思った。
先日の皇海山は十字路左から来たし、日光白根山に行くときはここまで来た有料道路を通ったのだ。
山を通じて道が繋がるのは面白い。繋がった瞬間、道の見え方が変わるのだ。
その上、登る山は毎回違うのに何度も同じ道を通るというのも面白い。やりすぎは飽きてくるが。
鳩待峠は普通車で2500円ほど駐車代を取られる。BCメインで来る人も多く駐車場は
13時過ぎ到着で9割埋まっていたものの道中はヘアピンカーブの連続なので対向車に気をつけたい。
また下の駐車場からハイエースかキャラバンが登山客を送迎しているがすれ違いもスピードをあまり落とさないので
注意されたい。
さて、至仏山を目指すが往復でも8kmほどである。
小至仏山経由で行くと尾根伝いに回り込む形になるので少し登ると至仏山を見ながら進むことができる。
冬季限定ルートでショートカットも可能なためアイゼンさえ噛めば歩きやすいのだが、すでに南中高度を過ぎているので思った以上に進まない。
しかしその右手には遥か向こうに燧ヶ岳が見えてくる。さっきまであの頂にいたと思うと自惚れてしまうのが私である。
とはいえ目線を至仏山に移すと新雪にも蟻のように小さな登山者が見えるのも事実。
ここからあそこに向かうとなると気力を保つのも大変である。
やはり最初の難関は小至仏山だろう。
私の場合、アイゼンを履くとバックルによって靴が圧迫されるのでかかと付近で靴ずれが起きてしまい、
この日もその痛みが酷かった。
その痛みを伴ったたまま小至仏山直下の急登を登るのは容易ではない。
小至仏山から至仏山を目指すと降りてまた登る。
山というのはこういう場所であっただろうか、谷川岳に始まり当至仏山、燧ヶ岳、妙高山、雨飾山と双耳峰と呼ばれる山が多い気がする。登っている順番によるものか、地形的なものか。
詳細は不明だがこのアップダウンが山の特徴を醸し出しているものも事実である。
至仏山の登りを追えると山頂に着く。ところがこれは偽ピークだ。
そこから更に10mほど降り上りをすると本当のピークである。
標札は墓石のように質素ででかい。だが、そこから見える尾瀬と燧ヶ岳は美しい。
登ってきて良かったと思える瞬間である。
また振り向くと左側には日光白根山。正面には武尊山。右手には谷川岳等が望める。
日本百名山に囲まれた日本百名山なのである。これには圧巻という言葉が相応しい。
帰りは沼田ICに向かうまでの道のりが眠くて仕方なかったが白沢村から見える雪山が素晴らしく復活した。
さて、二度と行かないと思っていた檜枝岐村は今回再び来ることになった。
さすがに三度目はなかろうかと思いきや平ヶ岳と越後駒ヶ岳への道のりで三度通ることになる。
今は御池から先は冬季通行止なので次回は6月下旬。
眠気対策をばっちりして望みたい。
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