記録ID: 3357012
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沢登り
芦別・夕張
芦別・γルンゼ〜南峰南陵
2021年07月18日(日) [日帰り]
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- GPS
- --:--
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 1,213m
- 下り
- 1,211m
コースタイム
いつもどおり入山地で車中C0。平野カーがとまっていて思わずニッコリ。
駐車場(5:15)ユーフレ小屋(7:00)γルンゼ出合(8:00)Co1200二股(11:00)南峰(13:40)車(17:15)
小屋まで歩く。ドウドウとアホみたいな水量をもって流れる本谷。ゴルジュは当然巻いた。左岸fix使って巻いて降りる。降りたところもまだゴルジュで雪渓が詰まっている。やばい匂いがプンプン。側壁の太めのブッシュ目掛けて高捲き,斜め懸垂でゴルジュ出口の雪渓の切れ目に降り立つ。普通におっかない。
・γルンゼ
出合でF1。触るやつ全部がモロモロ。崩れる前に勢いで登ってしまう。F2は流心は水圧強そうなので右岸のチョロチョロを登った。スラブ一面に砂利が乗っていていやらしい。F3も普通に悪い。こんなクライミングしちゃいけないと思いながら,ツッコミ気味。F3を越えると大雪渓。何とF8まで埋まっているではないか。これは再履修か...。F8が雪渓の切れ目になっている。ちょうど二股の中間に雪渓がつながっており,そこから斜面に降りる。滝上までスラブ+グズグズ泥トラバース10mで悪い。声出ちゃう。しばらく行くと核心F9。さすがにザイル出して登る。抜け口最後の体一個分が悪い。時期が早いからかシャワークライムだった。ウッヒョー。その後はお楽しみ滝がいくつか。1カ所雪渓のいやらしい捲きがあった。うんざり。
Co1200二股で休憩ついでに南峰の登攀ルートを調べていると南峰南陵の記録が出てきた。時間あるし,F9用に(使わなかったが)持ってきたクライミングシューズがあるではないか。最悪北峰との間のルンゼに懸垂で逃げれるだろうということで取り付くことにした。
・南峰南陵
結構顕著で美しい。はじめ10mは岩だがその後しばらく純粋なブッシュクライミング。100mくらい登ったところでドーンと岩パートになった。左寄りをザイル出して30m程登る。Ⅲ+。岩が脆すぎて半分くらいの岩は体重をかけられない。上下ブッシュで終了点。残置いくつか見えた。これを超えると傾斜の緩い藪漕ぎ100mくらい。再びクラック5mの岩パートが現れる。ノーザイルで行ったらスタンス欠けて足ブラになった。唸る。ザイル出して仕切り直す。これもⅢ+くらい。その後岩稜を歩いて50m程薄い藪をこぐと南峰ピーク。本谷へ向け,安堵の籠もった奇声をあげる。満足感に浸りながらホゲる。
北峰とのコルまでブッシュを掴んで降り,懸垂3回で天国テンバまで。洞穴登った人たちとお話しした。暑かったしさすがに疲れてヘロヘロ下山。
駐車場(5:15)ユーフレ小屋(7:00)γルンゼ出合(8:00)Co1200二股(11:00)南峰(13:40)車(17:15)
小屋まで歩く。ドウドウとアホみたいな水量をもって流れる本谷。ゴルジュは当然巻いた。左岸fix使って巻いて降りる。降りたところもまだゴルジュで雪渓が詰まっている。やばい匂いがプンプン。側壁の太めのブッシュ目掛けて高捲き,斜め懸垂でゴルジュ出口の雪渓の切れ目に降り立つ。普通におっかない。
・γルンゼ
出合でF1。触るやつ全部がモロモロ。崩れる前に勢いで登ってしまう。F2は流心は水圧強そうなので右岸のチョロチョロを登った。スラブ一面に砂利が乗っていていやらしい。F3も普通に悪い。こんなクライミングしちゃいけないと思いながら,ツッコミ気味。F3を越えると大雪渓。何とF8まで埋まっているではないか。これは再履修か...。F8が雪渓の切れ目になっている。ちょうど二股の中間に雪渓がつながっており,そこから斜面に降りる。滝上までスラブ+グズグズ泥トラバース10mで悪い。声出ちゃう。しばらく行くと核心F9。さすがにザイル出して登る。抜け口最後の体一個分が悪い。時期が早いからかシャワークライムだった。ウッヒョー。その後はお楽しみ滝がいくつか。1カ所雪渓のいやらしい捲きがあった。うんざり。
Co1200二股で休憩ついでに南峰の登攀ルートを調べていると南峰南陵の記録が出てきた。時間あるし,F9用に(使わなかったが)持ってきたクライミングシューズがあるではないか。最悪北峰との間のルンゼに懸垂で逃げれるだろうということで取り付くことにした。
・南峰南陵
結構顕著で美しい。はじめ10mは岩だがその後しばらく純粋なブッシュクライミング。100mくらい登ったところでドーンと岩パートになった。左寄りをザイル出して30m程登る。Ⅲ+。岩が脆すぎて半分くらいの岩は体重をかけられない。上下ブッシュで終了点。残置いくつか見えた。これを超えると傾斜の緩い藪漕ぎ100mくらい。再びクラック5mの岩パートが現れる。ノーザイルで行ったらスタンス欠けて足ブラになった。唸る。ザイル出して仕切り直す。これもⅢ+くらい。その後岩稜を歩いて50m程薄い藪をこぐと南峰ピーク。本谷へ向け,安堵の籠もった奇声をあげる。満足感に浸りながらホゲる。
北峰とのコルまでブッシュを掴んで降り,懸垂3回で天国テンバまで。洞穴登った人たちとお話しした。暑かったしさすがに疲れてヘロヘロ下山。
天候 | 晴,真夏日 |
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過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | セコマカツ丼・ガラナの定番セット640円也 |
写真
装備
個人装備 |
8mm*48m
トライカム
キャメX4
グリグリ+
|
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感想
南峰南陵はそれを目的として行くほどではないが,沢からの継続だと手足に伝わる乾いた岩の感触が嬉しい。
沢を歩いてアプローチし,そこに壁があったら難しくなくともクライミングを交えてピークに立つ。登山という表現行為として,この形は非常に美しいと思う。いい絵を書き上げた気分。
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