幌尻岳〜遥かなる名峰


- GPS
- 12:34
- 距離
- 18.4km
- 登り
- 1,455m
- 下り
- 1,443m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
最大の関心事だった糠平川は最近の好天により膝丈ほどの水位。雪解け水で冷たいですが、快適な沢歩きでした。 往復15kmの林道歩きが、特に帰りは堪えました。 |
写真
感想
日本百名山の最後に相応しいと前々から思っていた幌尻。実際には山荘の予約が難しく本当に最後となってしまったが、偶々本日の山荘予約が取れ、万難廃して臨んだ。
前日羽田朝一の便で新千歳へ。レンタカー借りて10:00、さすがにとよぬか山荘には早すぎるため、樽前山を七合目からピストンし、苫小牧のホーマックでガスカートリッジを購入してとよぬか山荘に15:30着。
ここは旧豊糠小中学校跡地。日高の山々を望みながら、旧校庭への階段に腰掛け、ビールと酎ハイで寛ぐ。その後山荘の談話室に移り、明日登る皆さんと歓談する。私と同じく100個目の若い方もいるし95個目の方もいる。ここはいずれもベテランばかりだ。同じような山歴の方と語り合い酒が進むにつれ、いよいよ明日かとテンションが上がっていき、自分の酒が尽き、今日下山された方からも酒をいただいてしまった。
翌14日、3:00発の満員のバスで第一ゲート着。4:00過ぎに7.5kmの林道からスタート。興奮して飲みすぎた。残りまくりである。しかも、ザックに入れたつもりの一眼レフがない、車に置き忘れたようだ。いざこの場所で何という失態。でもデジカメも入れてきたのでよしとする。
林道を順調に消化し北電取水施設着。今回は沢足袋買うのをケチってビプラムソールのランニングシューズを林道と渡渉用にしたので、ここで靴下だけネオブレーンに替える。しばらく右岸の登山道を行きいよいよ渡渉の開始。デジカメ取り出し渡渉の様子を撮ろうとすると電池切れ???。充電したはずだ。何というダブル失態。よりによって幌尻で。あとはスマホしかなくなった。
渡渉はさすがに雪解け水で冷たいが、最近の好天で水量は膝下で好条件だ。しかし、最初浅瀬を渡ろうと大きい石に乗るとツルツルと滑る。やはり靴が失敗だったかと思ったが、大きい石の下の川底を踏むようにすると滑らないことがわかってきて安堵。
渡渉開始から健脚そうな男女パーティと相前後しながら進み7:00過ぎに幌尻山荘に到着。山荘で宿泊受付し、二階の奥にスペースを確保、泊り荷物を置く。ここが一杯になると少し狭苦しい感じかな。
ここから山頂まで1000m。急登の連続のあと尾根筋に変わり、まず戸蔦別岳が顔を出す。急峻で形いい。さらに進み這松の稜線に出ると、カールの奥に幌尻が見えた。とうとう来たな。途端にほっとして力が抜けた。ここはゆっくり楽しんで近づこう。休憩してエネ補給したり、雪渓端の花を撮ったりしてゆっくり進む。花が多い。本州では見ない種類も沢山。返す返すもカメラ不備が痛い。(結局スマホで撮った花はピンボケだらけであった)
とうとう着いた。先ほどの男女パーティが拍手してくれた。写真も撮りましょうと言ってくれ、握手まで求められた。自分のことのように喜んでいただいて、沸々と喜びがこみ上げてきた。このパーティも98個目と80数個だという(後日ヤマレコユーザーのsatoyamaさんとsanpoさんで、八ヶ岳全山日帰りをしたという超人だとわかった)。また昨夜の100個目の方も先に到着。あとから着いた昨夜歓談したお二人も「こんな機会は初めてなので撮らせて」と各々。
この後のプランは、戸蔦別岳周回だったが、達成感一杯で気力が湧かず、ここで日帰りへの変更を決定。山荘まで駆け下り、宿泊キャンセル、小屋前に干していたスニーカーとネオプレーン靴下に履き替え再度渡渉へ。冷たい水が気持ちよく順調に取水施設まできたが、林道が難儀でへろへろになった。来るとき荷は13kgだったので(酒・つまみ・食糧が多い)、最初から日帰り計画であれば軽快だったかもしれない。しかし、必ず登ってくるが命題だったので仕方がない。ベストの方法だったことにしよう。ふらふらしながら漸く17時の最終バスに間に合った。
じゃんけんぽんで平取牛ハンバーグを食し、びらとり温泉で入浴し、二ペソツ山めざし、道の駅しほろに向かった。
naga4687さん、おはようございます。
懐かしく拝見しました。
一眼を忘れたと仰っていましたが、デジカメも電池切れでしたか
でも、山頂写真スマホでも、naga4687さんが、かっこよく写っているので、よかったです
百名山に相応しい山ですね、幌尻は
天気にも、水量にも、花にも恵まれ、御互い最高の山旅でしたね
幌尻岳、心に深く残る山になりそうです
コメントありがとうございます。
幌尻でのsatoyamaさんレコへの初コメントがきっかけとなって、今月から記録を投稿し始めました。すると、やはり幌尻岳はどうしても残しておきたくなりましてアップした次第です。
撮っていただいた頂上写真以外は陳腐な物ばかりで、ダブルカメラ失態事件が残念でなりません。
ただ、今となっても、幌尻の感動は失せません。本当に最後にして良かったなぁーと。他の山では百名山の話はしませんが、たまたま同時に登ってたsatoyamaさん達に気軽に「私100個目なんです」と言える雰囲気がありましたね。
satoyamaさんもあと少しですよね?最後を何処にするか、今のうちから想定しといた方がいいですよ。
なお、今記録目的で最近の主要な山行をアップしています。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する