蔵王山(熊野岳)
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2006年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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写真
感想
ここのところまったく青空が顔を出さない山形県でしたが、コマクサが待ってくれていると信じ、朝早く息子を連れ出しました。リナワールドあたりから予期せぬ太陽が顔を出し始め、ライザからははっきりし主峰が姿を見せるようになりました。
夏山盛期とはいえ、まだ明けぬ梅雨で観光客?と思いましたが、早い時間にもかかわらず大型バスで運ばれてくる人たちでレストハウスは大賑わいでした。また、「蔵王広域振興協議会(山形市・上山市・白石市・七ヶ宿町)」の「蔵王連峰夏山登山」もあり、こちらも多くの参加者で賑わっていました。
息子を1歳になる前から毎年欠かさず蔵王に参拝させていて今年でもう9回になります。年々足が速くなる息子と老化著しい父とではその差は開く一方で、来年はもっと厳しくなるハズです。
正確には蔵王には神社が二つあります。「刈田岳」山頂(宮城県)にある「刈田嶺神社」と最高峰の「熊野岳」山頂(山形県)に鎮座する「蔵王山(熊野)神社」で、まずは刈田岳に詣でました。ここはレストハウス裏にあるので一般観光客も大勢集まり、「お釜」の展望台として集合写真を撮るのに絶好のポイントでもあります。
参拝後「馬の背」を通って熊野岳に向かいました。父同様にコマクサ目当てのハイカーを息子はどんどん追い抜いていきます。知らない間にガスが取れて梅雨明けを思わせる青空が広がってきました。
「蔵王山神社」に詣で、ゆっくりとコマクサを楽しみました。今回は夏休みの課題として、息子にコマクサについて学習させるつもりでいたからです。この花は山形市内の多くの小学校の校章にもなっているように「蔵王」だけでなく山形県を代表する花でもあります。
帰りは「避難小屋の中に入りたい」というので、避難小屋を通り断崖絶壁の「ノバの耳」まで足を伸ばしました。実はその直下にも山頂周辺にひけをとらない群生地があるからで、もう終盤でしたが足の踏み場がないほど咲いていました。
今日は期待しなかった青空の下で夏山を存分に楽しむことができました。山形市の最高気温は31℃だったそうですが、稜線上は20℃の別天地。風に揺れる可憐なコマクサに父子ともども癒された一日でした。
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