六甲山(布引〜トゥエンティクロス〜石楠花山〜シェール槍〜天狗塚・長峰山)
- GPS
- 06:54
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,129m
- 下り
- 936m
コースタイム
- 山行
- 6:05
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 6:51
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
神戸市バス 六甲ケーブル下バス停乗車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●全体的に案内表示が適切で、よく整備されており、安心して歩くことができます。ただし、季節的に下草が生い茂っていて足下が見づらい箇所が何カ所かありました。石楠花山周辺の天狗岩へのルートが特にひどかったです。 ●トゥエンティクロスに向かう途中、黒岩尾根入り口を過ぎた辺りで、「この先で崖崩れがあり、登山道が崩落しています、大変キケンです」とありましたが、通行禁止ではありませんでしたので、そのまま進んでみました。確かに、崖が崩れていましたが、それほど長い区間でもなく、キケンだともあまり感じませんでした。念のために、注意喚起をしているのでしょう。 ●長峰山からの下りは、数年前の大雨により最近まで通行できなかったようです。今も、その時の名残が残っており、若干通りにくいところもありますが、注意して通行すれば大丈夫でした。 |
その他周辺情報 | 今回のルートでは、市ヶ原の桜茶屋を過ぎると、神戸市立自然の家まで自動販売機がありません。石楠花山周辺や穂高湖にはありませんでした。トイレも神戸市立自然の家の手前の杣谷峠までありませんでした。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
靴下
グローブ
日よけ帽子
靴
サブザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
|
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感想
久しぶりに六甲山へ。前々回は再度公園から菊水山と鍋蓋山を経て鈴蘭台へ。前回は芦屋から最高峰を経て有馬へ。今回は、その間辺りをうろうろしてみました。
当初の計画では、石楠花山からシェール槍へ向かう途中で、新穂高を経由する予定でした。余裕を持って、水分を2.5リットル持ってスタートしたのに、あまりの暑さで、石楠花山を過ぎた辺りで、あとわずかに。六甲山だとどこかに自動販売機あるだろうと高をくくってました。
これはまずいと、新穂高を取りやめてシェール槍に直接向かうことに。いざとなれば、自動販売機が確実にある摩耶山方面に向かうつもりでしたが、穂高湖で神戸市立自然の家に自動販売機がありとの情報を得て、そこを経由して予定していた長峰山へいくことができました。
若干の計画変更はあったものの、ほぼ計画通りにすすむことができ、天狗岩、シェール槍、天狗塚からの想像以上の眺めの良さに満足のいく山行きとなりました。
自宅から駅へ向かう途中。住宅街に生息するミンミンゼミの声は、
シャワーというより「いましかない」という切実な叫びの波となっ
て押し寄せていた。
それが布引では、やはり降り注ぐ声として生田川の滝や堰堤と合わ
さり、力みなぎる夏のオーケストラだ。
布引貯水池や大きな堰堤は、これまでハーブ園へ行くロープウェイ
から見下ろすばかりであったが、自分の足で見て回ったのは初めて。
遠くからは凌霄花(ノウゼンカズラ)のように見えていた花が、実は
大好きな鬼百合(オニユリ)だったと知る。気になっていた「猿のか
ずら橋」で猿を見かけることはなかったが、絡まった蔦の風情は、
まさに猿が渡るのにうってつけ。黄蓮谷では蛇やトカゲに目尻が下
がった。
これだけでも盛りだくさんの感があるが、実はここからが山場岩場
の大展開。
トゥエンティクロスと名付けられた渡渉のバリエーションを堪能し
た後、石楠花山へ向かう道は笹に覆われていた。足元が見えないど
ころか、草が相当の背丈まで成長している箇所もある。そんなとき
はむしろ身を屈め、帽子のつばをゴーグルのようにして突き進む。
(私の帽子のつばはスモーククリア素材)
そのようにして見る草の下の世界は普通の山道と違い、まるで海の
底のごとく一つの世界をなしていた。
シェール槍と天狗塚は、岩の天辺からの眺望。それぞれよじ登るこ
と自体も愉快だが、岩の上にたどり着いて開ける360度は勿体な
いぐらいの光景で、喉の渇きも忘れて歓声が上がる。
下山のはじめは草の生い茂った道だが、色美しい(黒いけど!)カラ
スアゲハに先導され、海の見える高台の町へ。虫の声はヒグラシ。
オーケストラみたいな一日が終わっていく。
トゥエンティクロス 懐かしい名称です
でも様子はがらりと変わっていますね
当時ダムはなく渡渉は石伝いでした
数年前、お誘いを受けて何回か歩くことがありましたがあまりの変わりように驚きました
初めて歩いてから70年も経っています 変わっていて当然ですよね
布引、摩耶などについ反応してしまいます💦
ご容赦のほどを
私たちの山行記録に目をとめてくださいまして、ありがとうございます。
いくつかある堰堤の一つに「二十渉砂防堰堤」がありましたが、
「二十渉」というのがまさに、ことごとく石伝いだったことを
匂わせていますね。
住宅街や商店街なら、十年経つか経たないかで「ここも昔は……」と
言われますが、山河の場合はもう少し長いサイクルの中で、気候天候の
影響を受けて変わっていくのでしょうね。
そうした変化を語れるように、私たちも毎回の山行きを
細く長く続けていきたいと思います。
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