伯耆大山トレッキング(日本海in/大山寺入口out)
- GPS
- 08:53
- 距離
- 22.2km
- 登り
- 1,715m
- 下り
- 947m
コースタイム
- 山行
- 7:43
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 8:54
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大山口駅界隈から大山寺入口までの約14kmは、舗装路をひたすら一直線。真っ暗だが、車とすれ違う時以外、ほとんどヘッドライトを点けずに黙々と3時間以上歩行。 夏山登山口〜大山(弥山)間は、ダイセンキャラボクに覆われた山頂台地まで急傾斜の階段(石段や木段)続き。 復路の行者堂分岐〜堰堤間は、夏山コースと同様、急傾斜の階段続き。堰堤で一旦ゴーロ地帯に出るが、樹林帯に入ると左手に沢音を聞きながら、大山寺まで眺望のない下りトレイル。ここはそこまで急傾斜ではない。 |
写真
感想
(山陰Day2)
2018年、百名山74座目として訪れた伯耆大山。その時は5合目以降ずっと曇りで、大山北壁も剣ヶ峯も、なんも見えない悪天登山でした。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1614739.html
今回は急遽4連休の前日に、行き先を晴れ予報の山陰地方に定めてリベンジに挑むことに。当初は4連休初日、東京から夜行バスで早朝米子入りし、そのまま大山へ向かおうと考えてましたが、バスの中で再考し、「どうせなら、思い出に残るSea to Summitをしよう!」と考え直し、敢えて深夜スタートするためDay2へ予定変更を決行。
前日、米子→三瓶山→米子と長距離ドライブをし、大山口駅付近まで戻ったのが21時半過ぎ。たいした下調べもせず、大山口駅に駐車し、2時間程度仮眠。ほぼ0時に、そのまま大山へ背を向ける形で日本海へ向かいます。
日本海にいざ着くと・・・、でっかい風車がスタート地点の目印にはなるものの、草木が生い茂る堤防が壁となり、肝心の日本海が見えないし、当然タッチもできません。やむを得ず、海抜0mの田んぼタッチが登山開始の号砲となりました。しかも、大山口駅から日本海まで無駄に遠回りしてしまい、当初は0時ピッタリに海タッチスタートの予定が、0時40分に田んぼタッチスタートとなりました(笑)。
当初計画では、10分/km程度の速歩きを予定してましたが、大山寺入口の標高がおよそ750m。この傾斜を考慮できておらず、かつ深夜といえどロードも暑く(22℃)、全然スピードが上がりません(涙)。当初2時間半と見込んだ大山寺入口まで、3時間半かかりました。スタートの遅れ40分、ロードの遅れ1時間、この時点で山頂でのご来光は絶望的となりました。(計画時点では、深夜0時に海タッチし、朝5時に山頂でご来光を見ようとしていた・・・)
朝4時過ぎ、大山寺入口の自販機で、普段は絶対に買わない桃ジュースを買って一気飲みし、冷たい麦茶を買い増し、mont-bell方面へ進みます。ここからは前回の記憶・経験もあり、余裕で登れるはず・・・でした。
が、15kmのロード(海抜0m〜750m)の蓄積疲労、もっと言うと前日の三瓶山周回登山&長距離ドライブ&睡眠2時間という過酷な追い込みにより、全然ペースが上がりません。大山は急傾斜の階段ばかりという特性もあり、合目標識ごとに小休止を取り、色々なハイカーに追い抜かれていきます。普段は中々ない状況でしたね。
6合目避難小屋まで前回は55分、今回は85分、いかに今回がしんどい山行かわかります。でも、前回はなんの眺望もなかった6合目避難小屋で大山北壁がクッキリと見えるなど、眺望リベンジは確実に果たせる充実感ある山行が続きます!
その後も、休み休み8合目過ぎのダイセンキャラボクに覆われた山頂台地までハイクアップしていきます。山頂台地まで前回80分、今回は120分かかりました。山頂台地目前では、下界に影大山が映し出され、案外今日のハイライト的な光景だったかもしれません。
山頂台地まで登ると、あとは緩傾斜の木道歩きだけ。前回はガスってたのと、落葉した10月だったこともあり、あまりお花が記憶に残りませんでしたが、今回はイヨフウロやクガイソウ、シモツケなどが群落し、目を楽しませてくれます。海抜0mからのロングハイクの疲れを吹き飛ばす・・・までの力はないものの、十分に活力をもらいました。
そう言えば、6号目避難小屋も山頂避難小屋も、昨2020年に改築オープンしたばかりのようで、とっても清潔でキレイでしたねー。往路の山頂避難小屋は通過しましたが。
避難小屋から1,2分で、標高1,709mの大山(弥山)へ到着です。夏山登山口から前回は1時間半、今回は2時間20分要しました。でも、3年ぶりの眺望リベンジを感慨深いSea to Summitで果たしたことは、自身の登山史上に残る思い出登山となりました。百名山2周目、眺望リベンジの山旅も大台の20/37まで来ました。前回は見ることさえ叶わなかった最高峰・剣ヶ峯(1,729m)も眼前にそびえてます。いつか、三ノ沢(文殊堂)から剣ヶ峯へ直登するルートで、最高峰へも登ってみたいですね。
下山は5合目のちょい上までは往路と同じ道を辿り、そこから右折して、堰堤経由で行者登山口へ向かいます。位置的に、大山北壁が常時見えるのかと思いきや、ほぼ樹林帯歩きで、北壁は見えません。ごくたまーに、樹間から北壁が一部見える程度。でも、堰堤まで出ると、ドーンと大山が誇る北壁が眼前にパノラミックに広がります。大山の北壁と南壁は、アルプスに引けを取らない、絶景ですねー。
再び樹林帯に入ると、左手側が沢となり、これまで一度も聞こえなかった沢音がずっと聞こえます。登りはヘロヘロでしたが、下りは案外いいペースで下れた気がします。大山寺を淡々と通過し、およそ8時間弱で、日本海〜大山(弥山)〜大山寺入口と歩を進めることができました。Sea to Summitができる高峰は、日本全国、そう多くはありません。次の候補は、富士山(富士登山ルート3776)、白馬岳、鳥海山とかでしょうかね!?。
山陰Day3(蒜山)へ続く!
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3383749.html
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